野鳥のことをもっと知りたい！
野鳥のことを知るのに便利な図鑑や本はない？
こんな疑問にお答えします。
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。
野鳥観察をするには、「野鳥の名前」や「識別方法」、「習性」など様々なことを知りたくなります。
それらを知るにあたって、図鑑や本は頼れる味方。
というわけで、今回はオススメの野鳥図鑑や本を紹介します！
野鳥のことを知るのに便利な本・図鑑
【身近な野鳥を楽しく知る！】 ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑
この図鑑の最大の魅力は、「野鳥の習性や生態を楽しく知れること」。
掲載している種は「身近な野鳥を中心に300種程度」と少なめではありますが（国内で観察記録のある野鳥は600種程度）、その分鳥ごとの魅力的な特徴がたくさん紹介されています。
多くの図鑑では外見的特徴にとどまりがちですが、この図鑑では野鳥の行動や習性について楽しく学べるように紹介されています。
ちなみに僕はこの図鑑を読んで、ケリという鳥が「ケリッ」と鳴く事を知り、冬の田んぼを歩き回って探すきっかけになりました。
身近な野鳥を外見だけでなく、面白い習性と共に学びたいと言う方は、この図鑑がオススメです。
【全国の野鳥を識別する！】 日本の野鳥650
日本で観察された野鳥がほぼ全種掲載されている図鑑。
野鳥識別目的ならこの本がオススメです。
他にも600種以上掲載されている図鑑はありますが、この図鑑のすごいところは「亜種の情報も載っている」こと。
もちろん全亜種ではありませんが、亜種の情報まで調べられる図鑑は他にほとんどないのではないかと思います。
短所と言えば、識別点の説明が文字情報だけ（図説などなし）なので、初心者には言葉が難しく感じることがあるかもしれません。
野鳥識別にはこの1冊とWebサイトで大体事足りるので、僕は識別用にこの図鑑をメインに使っています。
【野鳥の好む環境を知る！】 日本の野鳥図鑑―CD付き 知りたい鳥がすぐわかる!
この本の特徴は、「野鳥の生息環境に関する情報が豊富」であること。
それぞれの野鳥がどういう環境で生活していて、どういう行動を取っているのかをイラスト付きで分かりやすく解説してくれています。
僕は識別用としてはこの図鑑を使っておらず、その野鳥の生活環境における生態を学ぶために使っています。
例えば、野鳥観察をしていて思いがけない場所で猛禽の「サシバ」を見つけた時、後でこの図鑑でその生態を知って納得＆新発見をした、といった経験があります。
その後バードウォッチングする際の野鳥探しにも役立つでしょう。
名前だけでなく、さらに突っ込んだ習性を知りたい方にオススメの本です。
【漫画で野鳥の習性を知る！】 トリノトリビア
見開きごとに4コマ漫画＆解説が紹介されています。
漫画があることで、とっても楽しくスラスラ野鳥のことを知ることができます。
でも、書いてあることはとっても奥が深い内容ばかり。
僕も野鳥観察に行く度に見ている身近なスズメやカラスのことだって、この本を読んだことで初めて知ったことがたくさんありました。
野鳥のことをよく知らない人でも、とっても楽しく読めて野鳥が好きになれる良書だと思います！
野鳥を検索できるスマホアプリ
スマホで、野鳥を名前や色などから簡単に検索できるアプリ「見つけた！野鳥図鑑」もあります！
検索した野鳥から、紹介記事を読むこともできますので、ぜひ利用して見てください！
以下の記事で詳しくアプリの紹介もしています↓
図鑑や本で野鳥観察はもっと楽しくなる！
図鑑や本を読んで、野鳥の知識が増えたら、野鳥観察がさらに楽しくなります。
例えば換羽により夏と冬で姿が変わると知ったら、「季節に応じた姿の違い」を楽しむことができます。
また、よく似た姿の鳥でも、習性や好む環境が結構違うこともあり、観察対象は姿だけでないことが分かります。
そうやっていくと、観察の幅と奥深さはどんどん広がっていくんですね。
身近なスズメだって、きっと僕らが知らないことだらけです。
まずは身近な鳥に興味を持って、じっくり観察するだけでも、日常は何倍にも楽しくなりますよ！
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