ネイチャーエンジニア いきものブログ

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人はなぜ大人になると虫が嫌いになるのか?【虫嫌いになる理由と克服する方法】

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ネイチャーエンジニアの亀田です。

 

普段友人・知人と話していると、しばしば虫の話になるのですが、その時よくこんな質問を投げかけられます。

 

「なんで虫ってこんなに嫌われるんだろう?(or 嫌いなんだろう?)」

「虫嫌いを直す方法って何かありますか?」

 

これらの質問には僕なりの結論があります。

 

というのも、僕も過去に虫が苦手になったことがありますが、それを克服した経験がああるからです。

 

そして今、再び虫のことを大好きになって、

 

人はなぜ大人になると虫が嫌いになるのか?

 

という謎について見えてきました。

 

というわけで、僕自身の体験談も踏まえて、

 

  • 虫嫌いを克服するメリット
  • 虫が苦手になる理由
  • 虫嫌いを克服する方法

 

をお伝えしていきます。

 

 

 

 

虫嫌いを克服するメリット 【家に出た虫への対処ができる】

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まず、虫嫌いを克服すべき理由をお伝えします。

 

虫が苦手な人に話を聞くと、必ずこの悩みが出てきます。

 

家に虫が出てきて嫌!

出てきた虫の対処に困ります…

 

大体、みんなこれで悩んでるんですよね。

 

自分から近づいていないのに、虫から近寄ってきてしまう。

 

虫が苦手な人の一番の悩み事ではないでしょうか。

 

虫嫌いを克服した時の大きなメリットの1つは「家に出た虫の対処ができること

  

虫が苦手な人に虫が出た時の対応を聞くと、その対応方法が悪いことが多いです。

 

カメムシが家に出た時の例

例えば、カメムシは家によく出る虫です。

 

家にカメムシが出たからスリッパで潰したら、すごくクサいにおいを出してスリッパを捨てるハメになった…

 

こんな体験をしたら、余計にカメムシが嫌いになってしまうでしょう…

 

実はカメムシって、普段からクサイわけではありません。

 

危険を感じた時に、お腹部分からクサイガスを放出します。

 

カメムシがクサくなるのは、怖がっている証拠なのです。

 

だから、すごい剣幕でスリッパで叩き潰そうなんてしたら、カメムシは怖くてガスをめっちゃ出します。

 

では、正しい対処法は?

 

カメムシが怖がらないように、穏便に対応しましょう。

 

手順は以下の通り。

1. カメムシが歩いていたら、その進行方向に手を置く(新聞紙とかでもOK)
2. カメムシは手をトコトコと登ってくる
3. 自分が外に移動してカメムシを家の外に置く

 

カメムシを背後から掴もうとしたりするとカメムシは警戒するので、優しく接することがコツ

 

ね、簡単な対処でしょ?

 

こちらがしてほしいことは、カメムシに外に出て行ってほしいだけのはず。

 

なので無理に騒いだり攻撃する必要はなくて、淡々と対処すれば良いのです。

 

このように、「虫嫌だ!」「出てこないでほしい!」と攻撃したり排除しようとするのは逆効果。

 

ちょっと虫の習性や行動を知って冷静に対処することで平穏な日常を過ごせるのです。

 

カメムシについては以下の記事で詳しく紹介しています↓

 

虫嫌いと拒絶するだけでなく、一歩近づいて相手のことを知ってみましょう

 

とは言っても、「どうしても嫌なんだ」という方へ。

 

なぜ虫が苦手なのか、その理由を知ることが必要なのかもしれません。

 

虫が苦手になる理由を、僕が虫を苦手になった話を例にお伝えします。

 

虫が苦手になってしまった話 

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カブトムシが大好きだった少年時代

僕は子供の頃、虫が大好きでした。

 

小学生の頃は、毎日のようにカゴと虫取り網を持って近所の公園や草むらを走り回っていました。

 

ダンゴムシから始まり、ベタですがカブトムシ・クワガタを森に採りに行くのが一番ワクワクする遊びでした。

 

家の近くには森がなかったので、カブトムシは親に車で連れていってもらわないと出会えず、より冒険心をくすぐられたのかもしれません。

 

採ったカブトムシは家で飼育し、毎日眺めて楽しんでいました。

 

社会人になって虫が苦手になった

そんな虫好き少年はITエンジニアとして社会人になり、サラリーマンとなりました。

 

サラリーマンとして過ごした期間は10年ほど。

 

年に1回くらいは夏にキャンプに行って夜にカブトムシ探し、のようなことをしていましたが、普段虫探ししたり触ることは全くありませんでした

 

でも自分の中ではこんな気持ちを持っていました。

 

虫に触れる頻度は減ったものの、虫が好きな気持ちは子供の頃から変わらない

 

ですがある時、あることで自分の虫に対する気持ちは昔のままではないことに気付かされます…

 

夜、仕事から帰宅して自宅のあるマンションに入った時のこと。

 

ブーン!

 

そして、電灯に導かれた何かの虫が自分の肩にアタック。

 

多分、当時アタックしてきたのはこのアオドウガネ

アオドウガネ

 

突然の奇襲に驚いた僕は、「うわ!」と思わず声をあげてしまいました。

 

その後、そこに落ちたコガネムシを見つけました。

 

そして、よく見てみようと思い、手を伸ばそうとしました。

 

ところが、

 

あれ、手が伸びない?

 

この虫は無害(毒ない、噛まない)なことはよく知っていました。

 

でももしかすると、

 

「突然この虫が自分に向かって飛んでくるかもしれない」

「予測不能な動きをするかもしれない」

 

そう思うと、手が伸ばせなかったのです。

 

この時、僕は虫が苦手になってしまったと気付いたのです。

 

虫が好きなはずだった僕は、正直ショックでした…。

 

虫が苦手になる理由

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なぜ、虫を苦手になるのか?

 

僕自身のコガネムシがさわれなくなった話、そして友人たちの話を聞いて、僕が出した答えは2つ。

1. 虫に対する情報不足
2. 所属するグループからの評価の影響

 

1. 虫に対する情報不足

僕がかつてコガネムシを触れなくなってしまったのと同様、友人にも「昔は虫を全然平気で触れたんだけどねー」という人がかなりの割合います。

 

この現象を考えてみたところ、これは対象が虫なだけで、人でも同じであることに気付きました。

 

例えば昔頻繁に遊んでいた友達がいて、3年間一度も連絡をしなかったとします。

 

するといざ連絡する時、昔ほど気軽にはメッセージ送れなくないですか?

 

そしてそれが10年間だったら。

 

「何の仕事をしているのか?」

「結婚しているのか?」

「どこに住んでいるのか?」

 

全く状況が分からない。(今はSNSのプロフィールなどである程度把握できたりしますが)

 

迷惑かも」「メアド変わってないかな」と、気を遣ったり、躊躇してしまいますよね。

 

そう、それは相手の状況や考え方が理解できないという「情報不足」という状況から起きているのです。

 

情報不足になっていると、自分のアクションに対して相手が「どういう反応をするか想像できません」。

 

虫についても、昔はどう反応するのかをよく理解していたのが、虫との関わりが減り、情報不足になって想像ができなくなってしまったのが原因と思われます。

 

2. 所属するグループからの評価の影響

所属するグループからの影響とは、つまり「周りからの評価の影響」。

 

友人の話でこれを象徴する話がありました。

 

友人は北海道出身。

 

北海道にはゴキブリはほとんど生息していません。

 

友人が上京した頃、ゴキブリに対して嫌なイメージはなく、なんと触ることもできたそうです。

 

ですがそれから東京で数年過ごした結果、見るのも嫌になってしまった…、とのこと。

 

これはなぜでしょうか?

 

その理由は、テレビ、学校、その他の至る所でゴキブリの悪いイメージを植えつけられたこと

・不潔
・不衛生
・姿が気持ち悪い

 

それにずっとさらされて、悪いイメージが強くなってしまったのです。

 

逆にいいイメージにされている生き物もいます。

 

例えばエビは、ゴキブリといい勝負のインパクトのある姿だと思いますが、「気持ち悪い」よりも「美味しそう」というイメージが強いですよね。

 

周りからの評価の影響ってとても大きい。

 

例えば、会社の中などで「あの人性格悪いらしいよ」みたいな噂話を聞いたとします。

 

1人から言われたのではそんなに気にならなかったとしても、そんな話を何度か聞くと、警戒したり、色めがねで見てしまうものです。

 

ゴキブリの話に戻ってみると、ゴキブリを良い風に言う人はほとんどおらず、会う人がみんな「アイツ気持ち悪い」と言ってます。

 

そんなの、悪いイメージがつかないわけがありません

 

ただしこの時、理由1の「虫に対する情報不足」が解決されている場合は別です。

 

どれだけその人の悪い噂が流れていても、相手のことをよく知っていれば「あの人一緒に仕事したことあるけど、信頼できる人だったよ」と言えるのと一緒。

 

ゴキブリの本当の姿を知っていれば、「いや、一般的に嫌われてるけどゴキブリだって面白い虫なんだぜ」と自信を持って言えるのです。

 

ちなみに、今の僕が思う虫の魅力は以下で詳しく紹介しています↓

 

虫嫌いを克服する方法

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僕は10年間のサラリーマン生活後にフリーランスとして独立しましたが、今では虫に対する苦手意識は完全になくなりました

 

つまり、虫への嫌悪感・苦手意識を克服するのに一番なのは、「虫のことを知る(=情報不足を解消する)こと」。

 

いきなり本物を触るのとかはハードルが高いので、虫のキャラクターやおもちゃから入ってみるというのもオススメです。

 

僕も、そういったライトな方たちにも入りやすいところから魅力を知って欲しいということで、ゲームや電子書籍を配信しています。

 

■ 虫探し・虫育成ゲーム「むしマスター!2」 

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■ 放置系虫あつめゲーム「虫コレクション」 

虫コレクション

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ちなみに僕は生き物に関する事業をすると決めて、1年間色々な虫を観察し続けていたら2年目には全ての虫に対して抵抗が無くなっていました

 

植え付けらている価値観のことを理解した上で、純粋に虫のことを知ろうという姿勢自体が一番大事かと思います。

 

おわりに

特に身近に自然がなくなっている今の時代は、虫が嫌いな方も多いと思います。

 

でももしかしたら、実はそれは周りの評価の影響を受けているだけで、彼らの本当の魅力を見れていないだけかもしれません。

 

実際の虫を観察する・触るのが早道ですが、まずはゲームやアニメ、キャラクターで抵抗の少ない形から一歩を踏み出すのがやりやすいかもしれません

 

ちなみに余談ですが、こういう話を色んな人としていて、男性よりも女性の方が虫を克服するポテンシャルが高い傾向があります。(個人的な統計)

 

これも考えてみたのですが、今の社会では女性の方が虫に接する機会が多いんですよね。

 

食材に虫がついていたり、洗濯物を取り込む時や掃除をしている時に虫がいたり。

 

逆に不精な一人暮らしのサラリーマン男性なんかは、ほとんど虫に触れる機会がありません。(僕自身もそうでした)

 

女性は意図せず虫に接するために、情報不足が少し解消されているのでしょうね。

 

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では、また。