ネイチャーエンジニア いきものブログ

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昆虫採集をする時に押さえておきたい!3つのマナー

昆虫採集の夏

ネイチャーエンジニアの亀田です。 

 

昆虫採集の季節、夏がやってきました! 

 

ウキウキして外に飛び出してしまいたくなりますよね!

でも外に出る前に、昆虫採集のマナーを押さえておきましょう!

 

マナーを守ることで良いことが2つあります。 

他の方との無用なトラブルを避けられる」、「昆虫採集できる環境を守れる」です。 

 

それでは、紹介をしていきます。 

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1. 立入禁止の場所には入らない

立入禁止の場所は、私有地(私有林、田んぼ、居住地など)や特別保護区などです。

 

保護区はその目的上、多様な生き物が生息している可能性が高いです。

私有地も人が立ち入っていないだけに、たくさんの生き物がいることが多いでしょう。

 

「奥の樹にたくさん虫がついてる!少しだけ入って採ってしまおう」

 

気持ちは分かりますが、NGです。

 

今から入ろうとしているところは、所有者の方が頑張って植物を植えていたり、土を管理しているところかもしれません。

そうでなくても、単純に自分の土地にズカズカと入ってこられるのは嫌ですよね。

 

所有者に許可を取っていない限り、ここはグッとこらえて、立ち入り可能なところから観察するのみにしましょう

 

また、立入はできても生き物の採集は禁止している場所もあるので気をつけましょう。

 

2. 必要以上に採集しない

「採集に行ってたくさんの虫を見つけた!全部持って帰りたい!」

 

こちらも、気持ちは分かります。

 

だけど、持って帰るのは育てられる分だけにしましょう。

 

せまいスペースでたくさんの虫を買うと、虫同士の接触が多くなるし、すぐえさの取り合いでケンカになります。

虫かご内が厳しい生存競争の場になってしまうのです。

 

実は僕も子供の頃、見つけただけ持って帰っていましたが、多く持ち帰った時ほどケンカが多くなったり、虫かご内が汚れるのが早くて管理が行き届きませんでした。

 

当時はよく分からず、「虫の数の分だけえさをたくさんあげればいい」と思っていました。

 

大好きな虫たちを死なすことが減っていたかもしれないと思うと、ちゃんとした知識を知っておきたかったなと思います。

 

また、昆虫採集は時折「たくさん捕まえた方がエライ」という、捕まえた数勝負になりがちです。

 

それがエスカレートすると、根こそぎ捕まえることになってしまいます。

 

生き物の遺伝子を残す力は強いので、そう簡単に絶滅することはないですが、オオクワガタのように、コレクターによる制限のない採集が悪影響を及ぼしているケースもあります。(後ほど説明する「生き物の住処の破壊」も関連しています)

 

一時の自慢よりも、また来年、再来年…とこれからも昆虫採集を楽しませてもらえるよう、虫たちにも配慮しましょう。

 

3. 生き物の住処を破壊しない 

クワガタは樹皮に隠れて暮らしています。

樹液を吸っていたクワガタが樹皮の隙間に隠れてしまいました。

 

そんな時、あなたならどうしますか?

 

樹皮をめくるか、はがす

と頭がよぎったとしたら、一度落ち着いて考えてみましょう。

 

もし樹皮をめくってしまうと、その場所はそれ以降虫の住処として機能しなくなってしまいます

 

それはつまり、虫に迷惑を掛けるだけでなく、今後あなた自身がその場所では昆虫採集が楽しめなくなってしまうということです。

 

僕も色々な所を探索する中で、クワガタなどの虫が好みそうな樹がある場所で、幹が傷つけられている所を見たりすると、とても悲しい気分になります。

 

ただでさえ虫が住める場所が少なっている中、貴重な虫が見られる場は今後も残していきたいですよね。

 

幼虫が住む朽木を割ったり、落ち葉や土を掘り返したままにしてしまう行為も、同様に虫の住処を破壊してしまいます。

 

朽木はそっと裏返すだけにするなど、生き物に配慮した行動を心掛けましょう。

 

4. ゴミを出さない 

遊歩道や樹液スポットで見かけるゴミ。

明らかに故意に置いたと思われるゴミを見かけることがあります。

 

また、カブトムシやクワガタ用のトラップの置きっぱなしも見かけます。

 

公共の場にゴミを捨てるのは人にとっても迷惑ですし、そこに住む生き物に対しても影響があります

 

もちろんわざとでなく、うっかり落とし物をしてしまうこともあります。

なので、みんなで協力しあって、ゴミに気付いたら代わりに捨ててあげるくらいの心の余裕があると素敵ですね。

 

おわりに 

以上、守るべきマナーを紹介しました。

 

マナーを守らない人が多いと、変な規制が増えたり、観察できる生き物が減ってしまったりと、生き物が純粋に好きな方達が生き物を観察しづらくなってしまいます。

 

みんなと、そしてあなた自身が昆虫採集を楽しむためにも、ぜひマナーについても押さえておきたいですね!

 

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