ネイチャーエンジニア いきものブログ

虫・鳥などの動植物の魅力や知識など、自然観察をもっと楽しむための情報を発信します。

虹色に輝く美しい宝石昆虫「タマムシ」の魅力

ヤマトタマムシ

美しく輝く昆虫「タマムシ」。

 

中でも上の写真のヤマトタマムシは、日本の昆虫たちの中でもトップクラスの美しさを持つ虫です。

 

そんな美しいタマムシという虫ですが、実はほかにも魅力的な仲間たちがたくさんいるのです。

 

僕はネイチャーエンジニアの亀田です。

 

年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な虫に出会ってきました。 

 

そんな僕が、今回はタマムシの特徴と種類を紹介します。

 

 

タマムシとは

タマムシは、コウチュウ目タマムシ科というグループに含まれる科。

 

タマムシ科の昆虫たちの中でも特に代表的な種が、これから紹介するヤマトタマムシです。

 

虹色に輝くはねを持つヤマトタマムシ

ヤマトタマムシ

タマムシといえば、このヤマトタマムシ。 

 

虹色に輝くはねを持つ、綺麗な昆虫です。

 

ヤマトタマムシはそのはねの美しさで、昔の日本人も魅了していました。

 

その証拠となる話が2つあります。

 

法隆寺の玉虫厨子(たまむしのずし)

タマムシの羽を装飾に使った伝統工芸品で、今も法隆寺に貯蔵されている「国宝」です。

参考: 玉虫厨子 模造|奈良国立博物館

 

ただ、残念ながら現在はタマムシの装飾はほとんどなくなってしまっているそう。

 

昔の状態は見れないかと探したら、に再現制作されたものがありました。(↓のサイトで小さい画像クリックすると大きく見れます)

 

想像以上に美しいです!

 

タマムシのはねが工芸品に使えるのには理由があります。

 

実はタマムシのはねは、虫自体の色ではなく、光の反射によるもの。

 

光の反射を利用して見せる色を「構造色」と言います。

 

構造色の仕組みのおかげで、タマムシが死んだ後もそのはねは美しい輝きを保ち続けられるのです。

 

構造色については、以下の記事で紹介しています↓

 

幸運を呼ぶ虫「吉丁虫」

タマムシを漢字で書くと「玉虫」ですが、「吉丁虫」という書き方もあります。

 

吉丁とは「良い知らせ」のこと。

 

そう、古くからまさに幸運を呼ぶ虫とされてきたのです。

 

タマムシを見つけると、その発見を他の誰かに伝えたくなるのでしょうか?

 

僕が探索に行く中で、初めて出会った方となぜか「タマムシ」の話をしたことが3回ほどあります。

 

どの方も発見した時の喜びを嬉しそうに教えてくれました。

 

タマムシのおかげで一期一会が生まれたといえます

 

それだけでも考えようによっては、「幸せを運んできてくれた」と言えるのではないでしょうか。

 

タマムシが住む場所と減少の原因 

タマムシは「エノキ」「ケヤキ」「サクラ」などの木の葉を食べます。

 

以下はエノキの木です。

エノキ

 

実はどの木も街中に生えている身近な木たちです。

 

であれば、「街中でも会える虫なの? 」と期待してしまいますよね。

 

ですが残念ながら街中ではほとんど出会えないでしょう。

 

というのは、街には「幼虫のすみか」がないからです。

 

幼虫は枯れ木の中で暮らします。

 

街の中では朽ち木や倒木を放置しておくことはありません。

 

タマムシ自体の個体数は年々減少しているのも、幼虫が住む場所が減少してしまったことが原因でしょう。

 

タマムシ科の種類

チビタマムシ:米つぶサイズのタマムシ

クズノチビタマムシ

クズノチビタマムシ

 

チビと名がつくだけあって、とっても小さいタマムシです。

 

大きさは3mm程度しかない、米つぶサイズの昆虫です。

 

小さくても立派なタマムシであり、金属光沢のあるはねが美しいです。

 

はねに描かれている複雑な白い模様も芸術的。

 

また、名前につく「クズ」は植物のクズのこと。

 

クズは街中にも生息する身近な植物です。

 

街中でも繁殖するクズ

クズ

 

クズノチビタマムシは、このクズの葉を食べるので、この付近を探すと出会えるかもしれません!

 

ナガタマムシ :細長いシブめのタマムシ

ナガタマムシのなかま

ナガタマムシ


細長くてはねの先端が角ばっているタマムシです。

 

このグループ全体的に派手派手しい感じではないのですが、やはりタマムシならではの金属光沢があります。

 

シブい光沢が好きな人にはグッとくるタマムシでしょう。

 

サイズは10-15mm程度で決して大きくはないのですが、見つけた時はタマムシ特有の存在感で嬉しい気持ちになります。

 

ウバタマムシ:ビッグサイズのおばあちゃんタマムシ

ウバタマムシ

ウバタマムシ

25-40mmくらいと、ヤマトタマムシと同じくらいの大きさがあり、存在感があります。

ウバとは姥のことで、おばあさんのことです。

 

体の色とシワがあることが由来になっているようです。

 

他のタマムシと比べてあまりキラキラしていないですが、目がクリクリしているところはヤマトタマムシそっくりですね!

 

都市部では少なくなっているようで、ヤマトタマムシより見つけるのは難しいかもしれません。

 

タマムシに関連する虫たち

同じ分類に属する虫たち

コウチュウ目の虫たち

カブトムシ

 

おわりに

タマムシのような魅力的な虫たちが身近にいるんですね。

 

しかし、身の回りには実は他にも美しい虫たちが暮らしているのです!

 

このような「虫たちに出会える喜びを表現したい!」と開発したアプリが、以下の「むしマスター!2」。

 

■ 虫探し&虫育成ゲーム「むしマスター!2」

むしマスター!2

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スマホでいつでも、虫探しの冒険に出かけませんか?

 

むしマスター!2について詳しくは、以下の記事でも紹介しているので、ぜひご覧ください↓

 

合わせて以下もお読みください↓

「他の虫の紹介」を読みたい!

虫の魅力紹介まとめ【甲虫目、チョウ目など分類ごとに紹介】

「昆虫観察」について知りたい!

昆虫観察の始め方【観察に必要な知識・道具などを紹介】