バードウォッチャーのブログ見ると、なかなか見つからない鳥を撮影してるけど、何であんなに見つけられるんだろう?
自分も経験値が増えれば鳥を見つけられるようになるのかな?
こんな疑問に答えます。
※ カメラ撮影スキルを上達させたい方はこちらの記事をどうぞ↓
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上野鳥観察の探索に出かけ、野鳥観察歴は2年とちょっと。
初級者を抜け出して中級者くらいかと思います。
先日、奥多摩の「奥多摩むかし道」をトレッキングしてきました。
実は2年前のほぼ同時期、野鳥観察初心者の頃に同じルートを歩きました。
ということで、
- 初心者は2年間でどれくらい野鳥撮影技術が上達するのか
- 野鳥撮影技術を向上させるには何が必要か
をこの記事でレポートします。
奥多摩トレッキングのコース - 奥多摩むかし道とは?
奥多摩駅から奥多摩湖を結ぶ旧青梅街道を歩く、約10kmのトレッキングコースです。
歴史的なスポットやポイントが多くあり、歴史好きも楽しめるコースになっています。
特別野鳥観察に適したコースというわけではないですが、奥多摩の大自然をハイキングで堪能しながら、ゆっくり野鳥を探す贅沢さが味わえます。
僕の場合は奥多摩湖まで、野鳥や虫を撮影しながらゆっくりハイキングして4時間ほど掛かりました。
↓途中、こんな吊り橋も楽しめます。
自然的にはスギ林沿いの舗装された道をずっと歩いていく、という感じです。
少しだけ土のある道も歩きますが、そういう道は全体の10〜20%くらいでしょうか。
2年前の奥多摩トレッキングの野鳥撮影の成果
前回挑戦した時の実力はこんな感じです。
■ 野鳥撮影歴
3ヶ月(ほぼ初心者)
■ カメラ
COOLPIX S9900(30倍ズーム、35mm版換算25-750mm)
■ 野鳥撮影の成果
ヒヨドリ
ヤマガラ(当時初見)
ヤブサメ(当時初見)
写真があったのはまさかの3種!笑
当時は鳥の鳴き声も全く識別できず、他の鳥の気配を感じた記憶は全くありません。
少し急な山道を抜けたところで、初見のヤマガラを見て、興奮して撮影していたのを覚えています。
ヤブサメは水飲み場の近くをチョロチョロしていたところを偶然撮影できました。
暗い中で姿が分かる程度に撮影できたのは、当時の腕前からすると奇跡です笑
今回の奥多摩トレッキングの野鳥撮影の成果
前回から2年経った後の野鳥撮影の成果です。
■ 野鳥撮影歴
2年3ヶ月
■ カメラ
COOLPIX P900(30倍ズーム、35mm版換算24-2000mm)
このカメラの性能は別記事で紹介しています。
■ 野鳥撮影の成果
オオルリ(オス、メス、若)
キビタキ
キセキレイ
トビ
ヒヨドリ
ハシボソガラス
ヤブサメ(姿を見たものの、写真撮れず)
メボソムシクイ(声)
センダイムシクイ(声)
ヤマガラ(声)
メジロ(声)
カケス(声)
オオルリやキビタキなどの夏鳥が撮影できました!
ラッキーなことにオオルリ家族に出会うこともできました。
前回はたった3種だったので、今回少なくとも12種確認できたのは大きな進歩ですね!
前回訪れた時は夏鳥たちの気配に気付くことすらできなかったので、2年振りに行くことで奥多摩の生態系を改めて知ることができました。
経験値を積んだ後に過去に行った場所に行くのも、そのスポットの新たな一面と自分の成長を知ることができて楽しいんですよね♪
それでは、この結果の違いは2年前との何が変わったことによって生まれたのか、考察してみます。
2年前より野鳥撮影の成果を上げられた要因は何か
それは、以下のの3つが向上したためです。
- 野鳥を見つけるスキル
- カメラの性能
- 野鳥を撮影するスキル
1. 野鳥を見つけるスキル
野鳥を見つけるのに必要なことは「その鳥のことを知っているかどうか」です。
今回、2年前に気付けなかった野鳥の気配を明らかにたくさん感じたのは、考えると当然の結果でした。
なぜなら、2年前は「オオルリの姿」も「キビタキの鳴き声」も知らなかったのですから。
知っているから、その鳥がいることが分かるのです。
鳥のことを覚えるのであれば、こちらの図鑑がオススメです。
この2年間で積み上げた色んな鳥たちと出会う経験が、野鳥発見スキルを高めてくれたのです。
野鳥の知識を得る方法は、以下の記事をどうぞ↓
2. カメラの性能
カメラの性能の中でも、特に望遠能力です。
2年前に使っていたカメラでは撮影対象にならなかった鳥が撮影対象になりました。
今使っているカメラ COOLPIX P900 は 2000mm 相当、電子ズームまで使うと 8000mm 相当までいけます。
見つけた鳥を撮影対象にできるかどうかが、明らかな結果の違いを産みます。
野鳥撮影するなら、チャンスを逃さない為にカメラの望遠力だけは妥協しないようにすべきです。
詳しくは、以下の記事で解説しています↓
3. 野鳥を撮影するスキル
具体的には、カメラの使い方ですね。
- フレーム内に鳥を収められる
- 暗い場所で撮影できる
- ブレずに撮影できる
これらの技術が2年前と比べて向上しました。
カメラをうまく扱えるようになると、お気に入り写真がたくさん増えますよ!
「本を読みながら自分で黙々と練習できる」方は、以下の本がおすすめです。
野鳥撮影に特化した本で、撮影シーンごとのコツを詳しく教えてくれています。
「本やマニュアルだと難しい用語が出てきて苦手」という方は、写真講座もオススメです!
おわりに
- 2年間で野鳥撮影技術はどの程度上達するのか
- 野鳥撮影に大事な3つのスキル
をお伝えしてきました。
野鳥撮影スキルが向上すると、いろんな野鳥の写真が撮れるようになり、どんどん楽しみ方が広がっていきますよ!
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