ネイチャーエンジニア いきものブログ

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カワセミ(翡翠)の特徴と魅力【清流の宝石と呼ばれる青い鳥は優秀なハンター】

カワセミ オス

カワセミ(翡翠)ってすごくきれい!
ところで、カワセミってどんな鳥なの?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


宝石の名前を冠する「カワセミ」。


青とオレンジの美しい色の羽と、足や尾の短い可愛らしい姿が人気の野鳥です。


さて、こんなカワセミですが、実は日本では一時都市部で激減し、幻の鳥と言われたこともありました。


今回は、人気の野鳥・カワセミの特徴や、激減の危機を乗り越えたお話を紹介します。




 

カワセミ(翡翠)の特徴と魅力

カワセミ オス

清流の宝石と呼ばれる青い鳥

カワセミは清流の宝石と言われるほど美しい鳥です。


カワセミの漢字表記はいくつかありますが、その1つに「翡翠」というのがあります。


これは宝石のヒスイ(翡翠)と同じ表記。


実は宝石のヒスイの方が後に名付けられたもので、カワセミの美しさにちなんで名付けられたとのこと。


カワセミはまさに「飛ぶ宝石」なのです。


ちなみに、カワセミの美しい青色の羽は構造色と言って、太陽光を反射して見える色。


なので、カワセミの色は光の具合や見る角度によって印象が変わるのです。

可愛らしい姿でありながら優秀なハンター

カワセミは魚を狩りして食べる、ハンターです。


よく杭の上や木の枝などに止まっていますが、そこから水中の魚に目を向けて獲物を狙っています。


狙いを決めると、空中で羽ばたきながら静止する「ホバリング」をしたのち、一気に急降下して獲物である魚を捕まえます。


僕が見ている限りでは、カワセミは高い確率で狩りに成功しており、カワセミは小さく可愛い姿に似合わず、狩り上手な野鳥です。

オスとメスの見分けポイントはくちばし

オスとメスの見分けポイントはくちばし


オスは全体が真っ黒で、メスはくちばしの下部分がオレンジ色です。


カワセミ メス(くちばしの下部分がオレンジ色)

カワセミ メス


夏の繁殖期を過ぎると、幼鳥も見られます。


カワセミ 幼鳥

カワセミ 幼鳥


幼鳥は羽色がくすんだ色をしており、またくちばしも短めです。

カワセミが都市で激減!過去の危機と乗り越えた今

カワセミ

カワセミは都市で激減し、幻の鳥とも呼ばれた

実はカワセミは、一時期都市部で激減し、「幻の鳥」とも呼ばれたことのあった野鳥です。


その理由は、高度経済成長により、以下のような環境変化があったため。

・川への排水の流れ込みにより水質が悪化し、えさの魚がいなくなった
・護岸工事で土壁や土手がなくなり、巣穴が作れなくなった


上記にあるように、カワセミは土手などを巣穴に利用します。


カワセミって、とっても短い足をしていますよね?


指も横方向ではなく前後に分かれていて、これは木の枝を掴みやすい形になっています。


これだけ短いと地上を歩くのは難しいのですが、代わりに木の枝につかまるのと、狭い巣穴を掘って暮らすには、あの形状の方が便利なのです。


このような環境で生活するカワセミにとって、穴のない護岸された場所などは、非常に生活しにくい場所なのです。

都市部の水質改善により、カワセミの数は回復

近年は川の水質が回復し、魚が泳いでいる川も増えました。


また、護岸に穴を空けた、カワセミ営巣用のブロックが設けられたりして、カワセミも巣を作れるようになりました。


これらの結果、カワセミの数も回復し、都市部でもかなり見られるようになりました


カワセミの美しい姿も相まって、透明度のある清流でしか生きていけないのかと思いがちですが、観察していると意外と汚い川でも大丈夫なことに驚かされます。


またカワセミ自身、都市生活にうまく適応しているようで、かなり人工的な水辺にも意外と生息していたり。


僕は目黒川でカワセミを見たこともあります。


カワセミの飛んでいく先を見ていると、川沿いにあるパイプの中に入っていく姿が見られることも。


こういった場所を巣穴としてうまく利用していたりするのですね。


カワセミって、意外とたくましい鳥なんです。

カワセミはバードウォッチャーのアイドル

都市部でも比較的近くで見られるカワセミは、今やすっかり市民のアイドルになっており、公園などでバードウォッチャーに囲まれている様子をよく見ます。


ところで僕は、野鳥観察目的で海外にも行きますが、マレーシアでもカワセミに出会いました。


そのカワセミには、日本という場所がカワセミ観察において特殊な場所だということを教えてもらった話があります。


マレーシアに行った時にカワセミに出会ったのですが、向こうのカワセミは非常に警戒心が強い


かなり遠い位置にいても、気づかれるとすぐに飛び立ってしまいます。


結局、僕は2日間その場所で何時間も野鳥探しをしたのですが、飛んでいる姿を何回かチラッと見ただけで、写真は撮影できず…


日本のように、比較的近い場所で美しいカワセミをじっくり観察できるのは、とても恵まれた環境なのだと気付かされました。


ちなみにマレーシアで観察した野鳥たちは、以下の記事からどうぞ↓


おわりに

カワセミは鳴き声も特徴的で、飛ぶ時に「キキキキー!」と自転車のブレーキのような声を出します。


こんな声が聞こえたらカワセミがいる可能性が高し!


近くに水場があったら、そっとカワセミが佇んでいないか観察してみましょう。


まさかこんなところに…」という意外な場所でも、空飛ぶ宝石が見つかるかもしませんよ。


まだまだ魅力的な鳥たちがたくさん!そんな彼らの記事は以下でまとめています↓


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では、また。