ネイチャーエンジニア いきものブログ

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水田の代表的な野鳥「バン」【泳ぐのも飛ぶのも苦手なバン特有の、ユニークな特技とは?】

バン

バンって変わった名前の鳥!
バンってどんな鳥?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


バンはもともと農業大国である日本では、とっても身近な野鳥でした。


バンは水上を泳ぐことも、陸上で普通に歩くこともできます。


ただ、泳ぎも空を飛ぶのも、実はそれほど上手ではありません


器用貧乏な感じの鳥なのですね。


しかし代わりに、バンにはその身体能力を生かした特技もあります。


今回は、そんなバンの特徴や特技について紹介します。




 

バンの特徴と魅力

バン

田んぼで生活するクイナ科の鳥

バンは川や池、田んぼなどの水辺にいるクイナ科の鳥。


黄色のくちばしと赤いラインが目立つ野鳥です。


ちなみに、幼鳥はその特徴的な赤いラインがないです。


また体の色も茶色く、バンらしい黒い体ではありません。


バン 幼鳥

バン 幼鳥


バンは水辺に住むだけあって、よく水上を泳いでいますが、実はバンは泳ぎが得意ではありません


というのも、バンはカモのように脚に水かきがついていないんですね。


なので脚だけでスイスイ泳ぐというわけにはいかず、水上では首を前後に振って、全身を使って進みます


そのため、陸上でえさを探している姿を見る機会もままあります。


ちなみに飛ぶのもそんなに得意ではなさそうで、逃げる時も飛んで逃げるようなのはまれで、歩いたり泳いだりして茂みに隠れます

長所はがっしりした強靭な脚【特技はすいとんの術】

先述したように、バンは水かきによる水中での遊泳能力を捨てました。


泳ぐのも飛ぶのも得意でない、と中途半端な気がしますが、代わりに得意なことがあります。


それは物を掴む能力


バン


上記の写真の通り、バンの脚はがっしりとしていて、とても強そう。


この脚は物を掴むのに適しています。


そう、バンはその強靭な脚を使って不安定な場所でも自分の体を支えることができます


木の枝を歩いたり登ったり、細い足場もギュッと掴んでバランスを取ることができます。


例えば僕は、細〜いロープの上を掴んで歩いている姿も見たことがあります。


また、バンはすいとんの術を使うことも。


水中で水草を掴み、くちばしだけ水面に出して隠れることができるのです。


これは、強靭な足があるからこそできる、バンならではの得意技なのです。

バンの名前の由来

今、バンは水質悪化などにより減少している地域もあるようですが、バンはもともと田んぼでよく見られる鳥でした。


その名前の由来にもそれがよく現れています。


バンという名前は、「水田の番をする」というのが由来。


つまり、水田に行けばいつもいる、というほど身近な鳥だったのでしょう。


僕は年間100回以上、様々な場所に野鳥観察に行っていますが、そのイメージほどにはバンは見つからないです。


かつてはもっとバンが生活していたのでしょうね。

狩猟鳥【モモ肉は歯ごたえがあるらしい】

バンは、現在日本で狩猟鳥とされる28種の鳥のうちの一種です。


僕は食べたことはないですが、モモ肉が歯ごたえがあるとのこと。


普段色々な場所を掴んで鍛えていますから、モモ肉は確かに筋肉で固そうですね。

おわりに

昔はたくさんいたバンも、今は田んぼなどの環境が減り、いつでも見れる鳥というわけではなくなってしまいました。


しかし、今でも身近な野鳥の1種であることは変わりません。


もしバンを見つけたら、ぜひその強靭な脚に注目してみてください。


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では、また。