ネイチャーエンジニア いきものブログ

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ルリタテハの魅力は美しいはねだけではない。青い蝶(チョウ)が持つ面白い意外性

ルリタテハ

綺麗な青い蝶(チョウ)を見つけた!

この蝶はどんな虫?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


青色の紋が入った美しいはねを持つチョウ、ルリタテハ


美しい姿のこの虫を見つけると、嬉しい気持ちになります。


こんな美しいチョウですが、実は面白い意外な特徴がいくつもある虫でもあります。


というわけで今回は、ただ美しいだけでなく、意外な特徴だらけのルリタテハの特徴を紹介します。




 

ルリタテハは青い姿の美しい蝶(チョウ)

ルリタテハ

黒い地に青い紋が入ったはねが美しい

写真の通り、ルリタテハはとっても美しいチョウ。


僕がこのチョウに初めて出会ったのは、沖縄


当時僕はまだ生き物探しを始めたばかりの頃でした。


沖縄で出会った僕は、その綺麗な青色のはねにとても感動。


そして帰ってから調べるまでは、完全に「南国のチョウ」だと思っていました笑

意外にも全国で見られる身近な虫【初春から出会える】

ところがルリタテハは南国のチョウではなく、意外にも全国で普通に見られる種です。


さらに嬉しいことに、比較的活動時期が長く、初春から終秋まで見ることができます


春などはまだ気温が低いので、地面に止まってひなたぼっこしています。


ひなたぼっこをしていると、その美しい青いはねをじっくり観察することができるのがイイんですね。


ちなみにチョウが日向ぼっこする理由は、変温動物だから


体温を温めるために太陽のパワーを借りているのです。


変温動物について詳しくは、以下の記事で紹介しています↓


ルリタテハは意外性だらけのチョウ

ルリタテハ

意外性①:表ばねは意外と地味【枯れ葉に擬態】

はねをひらいた姿のルリタテハは、鮮やかで美しい姿をしていますが、実ははねを閉じた時の姿は超地味


以下の写真を見てみてください。


ルリタテハ 表ばね

ルリタテハ


ルリタテハが森の中で地面ではねを閉じると、なかなか見つけられません。


そう、これは枯れ葉に擬態することで身を守っているのですね。


擬態については以下の記事で解説しています↓


ちなみに、ちょっとした豆知識ですが、チョウのはねの向きは

・はねをひらいた時に見える面 → 裏
・はねを閉じた時に見える面 → 表

と、感覚的な向きと逆。(人によるかもですが)


これを覚えておくと、図鑑などで表/裏の記述があった時に、混乱なく読み進めることができます。

意外性②:成虫は花の蜜ではなく樹液を吸う

こんな美しいルリタテハはさぞ綺麗な花の蜜を吸うのだろう…。


と思いきや、ルリタテハの成虫は樹液をえさとします。


成虫のえさ場のライバルは、アゲハチョウではなく、カブトムシやクワガタなのです。

意外性③:幼虫は棘だらけ

ルリタテハは、幼虫の姿も個性的。


以下のように、たくさんの棘を持っています。


ルリタテハ 幼虫

ルリタテハ 幼虫


成虫の姿からは想像がつかない意外な姿ですよね。


ちなみに、この棘には毒はなく、触っても痛くありません。


幼虫が食べる植物を「食樹・食草」と言いますが、ルリタテハの食草はサルトリイバラ、ホトトギスなどユリ科の植物


これらの植物の葉を探すと、幼虫が見つかることがあります。


しかし、たくさん幼虫がいた場所に翌週行ったりすると、全員が忽然と姿を消したりします


僕はそういう体験を何度かしているのですが、どこかでさなぎになっているのか、何かに食べられてしまったのか、いまだに答えが分かっていません。


とても不思議な虫です。


ちなみに食草・食樹については以下の記事をどうぞ↓


おわりに

今回はルリタテハについて紹介しました。


ルリタテハに限らずですが、生き物には姿以外にもたくさん魅力的で面白い特徴があります


今度ルリタテハを見つけた時は、ぜひその美しい姿だけでなく、色々な面白い特徴を観察して見てくださいね。


まだまだ魅力的な虫たちがたくさん!そんな彼らの記事は以下でまとめています↓


合わせて以下の記事もどうぞ↓

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見つけた虫を識別したい!虫の名前を調べる3つの方法

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では、また。