ネイチャーエンジニア いきものブログ

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「道しるべ」の別名を持つ美しい昆虫ハンミョウ(斑猫)。その真の姿は獣のようだった!

ハンミョウ

すごい綺麗な虫!

この虫ってどんな虫?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


赤と緑の模様、そして白い斑点を持つ身近な美しい虫。


この虫はハンミョウ(ナミハンミョウ)と呼ばれる昆虫です。


その美しさは、日本に数多くいる昆虫の中でも間違いなくトップクラス


しかし、この美しい昆虫には数々の面白い名前があります。


ハンミョウを漢字で書くと「斑猫」と書き、英語では「Tiger Beetle」と言います。


さらに、「ミチシルベ(ミチオシエ)」という別名もあります。


こんな様々な名前はどいう意味で、何故ついたのか?


というわけで今回は、ハンミョウの特徴と一緒に、これら変わった名前の由来を紹介します。




 

ハンミョウ(斑猫)の特徴と魅力

ハンミョウ


美しい姿を持つ昆虫、ハンミョウ

上の写真の通り、ハンミョウ(ナミハンミョウ)は非常に美しい姿をしています。


僕も彼らを見つけると、思わずカメラを取り出してしまいます。


ちなみにこのハンミョウの美しい色は、構造色という仕組みのもので、光の反射を利用したもの。


美しい昆虫代表のヤマトタマムシなどもこの構造色を利用しています。


ヤマトタマムシ

ヤマトタマムシ


構造色について詳しくは、以下の記事で紹介しています↓


このようにハンミョウは大変美しい昆虫。


しかし、彼らは実はこの美しさからは想像しづらい一面も持ちます。

大アゴを持つハンター【英名は Tiger Beetle】

ハンミョウは、漢字で書くと「斑猫」。


なぜ猫なのか?


それは、ハンミョウの正面から見た姿がヒントになります。


ハンミョウ 正面

ハンミョウ


なんと、あの美しい後ろ姿からは想像のできないような、強烈な大アゴが現れました笑


そう、ハンミョウはこの大アゴを武器に獲物に襲いかかる、生粋のハンターなのです。


その狩りをする姿がさながら猫のようであることが、この名前の由来とのこと。


ちなみに、英名も「Tiger Beetle」と呼ばれ、肉食獣であるトラの名前が付けられています。

「道しるべ」という別名の由来

また、ハンミョウには「ミチシルベ(道しるべ)」「ミチオシエ(道教え)」という別名もあります。


これは、人が近くと少し先に飛んで止まる、ストップ&ゴーを繰り返すため。


実際に彼らに遭遇すると、この別名が示すことを体験することができます。


ハンミョウを見つけて近付いても飛び去ることはなく、ふわっと一瞬飛んで数メートル先に着地。


その場で待つように静止するんですよね。


彼らを追っていると、いつの間にか何十メートルも歩かされていることに気付きます笑


初めて行った場所で彼らを見つけ、追っていたら別の初見の虫に出会ったこともありました。


こんな習性が、道しるべと呼ばれる所以なのです。

ハンミョウの種類

ハンミョウには、ナミハンミョウ以外にも様々な仲間がいます。


ほかのハンミョウもちゃんと「道しるべ」してくれますよ!

トウキョウヒメハンミョウ

トウキョウヒメハンミョウ


名前の通り、東京を中心とした関東の平地でよく見られます。


サイズは10mm前後と小さめ。

マガタマハンミョウ

マガタマハンミョウ


ハンミョウの仲間は模様が似ていて個体差もあるので、もしかしたら識別間違えてるかもしれません。


勾玉(マガタマ)のような背中の模様が特徴的なハンミョウです。

コハンミョウ

コハンミョウ


こちらも、もしかしたら識別間違えてるかもしれません。


上の写真ではちょっと分かりづらいですが、はねの後部にある白い斑点が特徴です。

おわりに

今回はハンミョウについて紹介しました。


背面から見た姿と正面から見た姿に大きなギャップを感じたのではないでしょうか。


山や森を歩く時は、足元の彼らについても意識してみてください!


まだまだ魅力的な虫たちがたくさん!そんな彼らの記事は以下でまとめています↓


合わせて以下の記事もどうぞ↓

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見つけた虫を識別したい!虫の名前を調べる3つの方法

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では、また。


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