ネイチャーエンジニア いきものブログ

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桃太郎に登場する日本の国鳥キジ。本物は想像よりも大きく、そして美しい野鳥だった!

桃太郎のお供の鳥はキジらしい。

本物のキジってどんな鳥なの?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


誰もが知る昔話、桃太郎


桃太郎と一緒に鬼退治に行ったお供の動物といえば、犬、猿、キジ


このキジという鳥は、結構身近で野生のもの(野鳥)が見れる鳥。


しかし、意外に本物は見たことのない人もいるはず。


というより僕自身がそうで、野生のキジを見たのは大人になってからでした。


野生のキジを見た時の感想は「桃太郎の話でイメージしていたキジと違った」です笑


というわけで、今回は野生のキジの特徴と魅力を紹介します。





 

日本の国鳥キジ(雉)の特徴と魅力

キジ


桃太郎のお供として登場する鳥

キジは民話やことわざにも多く登場する、日本人に馴染み深い鳥です。


その中でも代表的なのが、冒頭で触れた「桃太郎」。


僕が子供の頃にテレビや絵本の桃太郎で見ただけの頃のキジのイメージはというと、

・ハトぐらいのサイズ
・基本的に空を飛んで移動する
・敵をつついて攻撃する

のようなイメージでした。


そしていざ大人になってから野生のキジを見た時思ったのは、「子供の頃に思っていたキジのイメージと全然違う」でした。


実は見出しの写真でネタバレしてますが、主役のキジの姿はこちら。


キジ(オス)

キジ


この本物を見て、想像と違った点が大きく3つありました。


1. 想像よりも大きい

まず、僕がイメージしていたキジよりもはるかに大きかったこと。


オスのキジは80cmくらい(尾も含む)あります。


僕の中のイメージでは、桃太郎のお供の犬の方が2回りくらい大きかったのです。


しかし、もし桃太郎の犬が柴犬だとしたらその大きさは40cmくらい。


尾の長さを考慮してもキジの方が1回り以上大きい、という現実でした。


2. 飛んでいない

テレビや絵本では、常にフワフワと浮いているイメージがありました。


しかし実際は、ほとんど飛んでおらず、大体歩いています


飛翔姿を見るのは、一気に飛び去って逃げる時くらいなものでした。


3. 想像以上に美しい

実は桃太郎では犬・猿・キジと、大体3番手に呼ばれて若干地味なイメージがありました。


しかしいざ出会ってみると、赤・青・緑の体がとても美しい


この光に反射してキラキラした姿は、以下で紹介した構造色を利用しているからですね↓


ちなみに後で登場しますが、メスはオスと比べて地味な色味


桃太郎に登場するキジはメスの姿の場合もあり、そのイメージが強かったのかもしれません。


このように、地味に思っていたキジの本物の姿は、とっても面白く・美しい野鳥だったのです!

キジは日本の国鳥

実は、キジは日本の国鳥


まさに国民的野鳥であり、桃太郎に登場してきたのも頷けます。


ちなみにキジは下記の掲載されている通り、狩猟鳥にも指定されています。


親子丼などよりもちょっとお高い、キジ丼ってありますよね。


こちらはニワトリの肉ではなく、この記事で紹介しているキジの肉を使ったものです。


国鳥として大事に扱われている鳥のはずなのに、狩猟して食べるとはなんだか不思議。


ちなみに、国鳥を狩猟鳥に指定しているのは日本だけとのことです。

春になると人目の付く場所に現れる

キジは草地とか、農耕地とか、背が高く茂みがあるような環境を好みます。


キジは体が大きいので、背の高い植物による茂みがないと体が隠せないのでしょう。


そんなキジの観察に最適なのは、


春になると人目に付く場所に出てきて、「ケーン、ケーン」と鳴いて存在を主張します。


本当に春の時期は、場所によってはしばらく歩くごとにキジと遭遇するような状態。


春に出会ったキジ

キジ


ちなみに、「ケーン」と鳴きながら羽をバタバタとするのは「母衣打ち(ほろうち)」と言ってメスへのアピール行動。


この姿が見られるのも、春ならではです。

キジは意外と警戒心が強い

先述した通り、キジは春には比較的簡単に見ることができます。


またキジは留鳥で、季節ごとに大きな移動をする「渡り」と言う行動はしない鳥です。


そんなことから、あれだけ大きくて目立つ姿をしているし、別に春じゃなくても見られるのでは?


と思うもの。


しかし、彼らの警戒心は意外と強い


春以外の時期はかなりひっそりと暮らしていて、なかなか姿を見られないのです。


例えばキジに気づかれて警戒されると、猛ダッシュで走って逃げることが多いです。


そのダッシュっぷりと言ったら、笑えるくらい速く、時速30km程度で走れるそう。


ちなみにメスの場合は、

危険を感じるとじっと身を屈める

一定距離内に近付く

突然飛翔して遠くへ

と、警戒の仕方がオスと違うことが多いです。


ちなみにメスの姿は茶色で少し地味。


キジ(メス)

キジ メス


この姿で地面に屈まれると、なかなか見つけずらいのです。

亜種「コウライキジ」

写真はないのですが、「コウライキジ」というキジの亜種がいます。


こちらは海外から移入されたもので、元々中国など大陸に広く分布するキジ。


日本では長崎県の対馬、北海道などで野生化しています。


ちなみに在来のキジは、日本にしか分布していません。


日本のキジとコウライキジを、

・亜種の違い
・別種

とする2つの考え方があり、後者の考え方の場合は日本のキジは日本固有種ということになります。

おわりに

今回はキジについて紹介しました。


キジは日本人に大変馴染みの深い鳥。


しかし僕もそうでしたが、キジに出会ったことのない人も、意外と多いのではないでしょうか。


キジは国鳥の名を冠するのにふさわしい、とっても美しい野鳥です。


見たことのない方は、ぜひ彼らが好む草原や農耕地に足を運んで見てください!


観察には、春がオススメですよ!


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では、また。


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