顔が特徴的な小鳥!
この鳥は、どんな鳥?
こんな疑問にお答えします。
上の写真の鳥はホオジロという鳥。
顔の白黒模様がとっても特徴的です。
ホオジロはホオジロ科というグループに属する鳥ですが、このグループの多くの種はオスの頭部に特徴があるものが多い。
さらに比較的身近に見られるので観察する機会も多く、親近感のある小鳥たちです。
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。
そんな鳥好きの僕が、ホオジロ科の野鳥の種類と魅力を紹介します。
ホオジロ科の野鳥の特徴と魅力
ホオジロ科は、スズメ目というグループに含まれる科。
僕が思う、ホオジロ科の野鳥の魅力は大きく2つ。
2. 茂みから出てきた瞬間が嬉しい
1. オスは頭部が個性的
ホオジロ類は羽の模様や色味が似ているものが多く、特に野鳥観察を初めたばかりの頃は全体像で見分けるのが難しいです。
あまり野鳥に詳しくなければ一見スズメにも見えるでしょう。
アオジ メス
以下の記事でも、スズメに似た鳥として2種類ほどホオジロ科の鳥が登場しています。
しかし、羽が目立たない代わりに特徴的なポイントがあります。
それは「オスの頭部」。
冬羽やメスの姿はやはり見分けが難しいものが多いのですが、ホオジロ類のオスの頭部は個性的なものが多いのです。
黄色と黒の色味が綺麗なミヤマホオジロ
ホオジロの仲間たちは後ほど紹介しますが、その際は顔や頭に注目してみてください。
2. 茂みから出てきた瞬間が嬉しい
ホオジロ類の仲間は、多くが茂みの中を好みます。
特に冬の時期は、姿の見えない場所で彼らの声だけが聞こえる、という状況も多い。
しかし、そんな彼らが不意に茂みから飛び出してきて、目の前でえさをついばむような仕草をしてくれることがあります。
警戒心が強いのか弱いのか、そんな時はしばらく比較的近い距離で観察させてくれることも多いです。
このように目の前に飛び出してきてくれた瞬間は、とっても嬉しいものです♪
ちなみに、先述した通り冬は茂みに隠れていることが多い彼らですが、夏になると目立つ場所に出てさえずるものも。
ホオジロなんかはその傾向が強くて、夏場は木のてっぺんで鳴いている姿をよく見ます。
木の上にいるホオジロ
彼らが見える場所に出てきてくれたら、驚かさないようにその場に止まって静かに観察させてもらいましょう。
ホオジロ科の野鳥の種類
メスの姿は種をまたいでよく似た姿をしているのですが、オスはユニークな姿(特に頭部)を持つものが多いです。
カシラダカやオオジュリンなどもオスの夏羽は面白い姿に変身するのですが、多くの地域では冬鳥のため、なかなかその姿を見る機会はありません。
ただし、春の渡りの時期は換羽が始まっていることがあるため、夏羽の姿を見るチャンスがあります。
■ アオジ
■ ホオジロ
■ カシラダカ
■ ホオアカ
■ オオジュリン
■ クロジ
■ ミヤマホオジロ
おわりに
ホオジロ科の野鳥は、オスの頭部がユニークな姿をした鳥でした。
そんな彼らは、不意に目の前の茂みが現れてくれることがあります。
特に繁殖期でない時期は鳴かないので、こちらが気配に気付いていない時に彼らが急に目の前に出てくることがあります。
彼らが現れた瞬間は、驚きとともに、とっても嬉しさが込み上げてくるんですね!
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