ネイチャーエンジニア いきものブログ

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蚊に似た姿の巨大なのにか弱い虫「ガガンボ(大蚊)」の特徴と種類を紹介

キリウジガガンボ

大きな蚊みたいな虫がいた!

この虫って血を吸うの!?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


写真の虫はガガンボという昆虫。


蚊に似た姿をしていますが、蚊とは違うグループの虫たちです。


また、蚊のように人の血を吸う習性は持っていません


このようにガガンボは蚊とは異なる行動をする虫であり、ガガンボならではの魅力がたくさんあります。


というわけで、今回はガガンボ(大蚊)の特徴と種類について紹介します。




 

ガガンボ(大蚊)の特徴と魅力

ガガンボは蚊を大きくしたような姿で、漢字でも見かけ通り「大蚊」と書きます。


姿はカ(蚊)によく似ていて、分類上も近しい存在ですが、カとは別のグループです。


また、ガガンボの総称として「カトンボ」と呼ばれることもあります。


僕が考える、ガガンボ(大蚊)の魅力は大きく2つ。

1. とにかく大きくて迫力がある!
2. 大きいのにか弱い【吸血もしない】


1. とにかく大きくて迫力がある!

ガガンボの特徴は、なんと言ってもその大きさ


以下は日本最大のガガンボであるミカドガガンボ


ミカドガガンボ

ミカドガガンボ

すみません。はっきり全体が見える写真持っておらず…。


体長は4cmほどの大きさがあります。(はねを広げた時は8cmほど)


夏によく見られる蚊であるヒトスジシマカは4〜5mm程度なので、蚊の10倍近い大きさになります。


飛び立つ時は「バババッ」大きな羽音を立てます。


何だ!?」と見ると、巨大な虫影がゆっくりと遠ざかっていく。


そのガガンボ特有の飛翔姿は印象に残るはずです。


またガガンボには、複雑な模様の入った美しいものもいます


ホリカワクシヒゲガガンボ

ホリカワクシヒゲガガンボ


このように、ガガンボにも様々な姿を持つものがいます。


彼らは総じてそれなりに大きさがあり、迫力があってカッコいいものも多いのです!

2. 大きいのにか弱い【吸血もしない】

先述したように、大きな姿を持つガガンボですが、実はか弱い虫です。


脚は長く細く、もろい。


うっかり触れると、そんなつもりではなかったのに脚が取れてしまったりします。


あ〜、ごめん!」ととても申し訳なくかわいそうな気持ちになったことが何回も。


そのため、彼らに触れる際は丁重に扱う必要があります


もう一つ、ガガンボは蚊にそっくりな姿なので、大きな針で吸血するのだろう…と想像してしまいがち。


しかし、彼らは人を刺して吸血することはありません


夏にやぶに入ると、吸血性の蚊たちはウヨウヨとたかってきますが、彼らは人間が近付くとむしろ逃げていきます


大きな姿なのに、か弱かったり控えめな行動が多く、ちょっと可愛らしく見えるのも1つの魅力ですね。

ガガンボ(大蚊)の種類

ミカドガガンボ

ミカドガガンボ

先述した、日本最大のガガンボ


ガガンボの仲間は姿が似ているものが多くて識別が難しいです。


ただこのミカドガガンボは、他のガガンボと比べて明らかに巨大!


彼らが飛翔する姿はとっても迫力があり、羽音も大きいです。

ホリカワクシヒゲガガンボ

ホリカワクシヒゲガガンボ

黒とオレンジの美しい斑紋を持つカッコいいガガンボ。


サイズも15mm程度とそれなりに大きさがあって迫力もあります。


雑木林のような環境で見られます。

キリウジガガンボ

キリウジガガンボ

身近な場所でも見る機会の多いガガンボ。


幼虫はイネの根を食べるので、農家の方から嫌われがちなガガンボです。

キイロホソガガンボの仲間

キイロホソガガンボの仲間

黄色い胸に黒い紋の入ったガガンボの仲間。


この仲間は胸の繊細なデザインが美しい。


ただ近似種が多くいるので、種まで見分けるのは難しいです。

おわりに:大迫力のガガンボたちを観察しよう!

今回はガガンボについて紹介しました。


ガガンボは巨大な蚊のような姿をしていて出会うとちょっとビックリするかもしれません。


しかし記事内で紹介した通り、彼らは大きな体に似合わず意外にか弱い虫たち。


今度出会った時は、ぜひその繊細な姿にも注目して見てくださいね!


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では、また。


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