ネイチャーエンジニア いきものブログ

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セミ(蝉)の魅力と種類【多様な鳴き声を持つ夏の風物詩的な昆虫】

アブラゼミ

鳴いているセミを見つけたよ!

セミって他にどんな種類がいるの?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


夏の風物詩の1つと言えば、セミ(蝉)の鳴き声。


夏になると、「ミーンミーン」「ジリジリジリ」と様々なセミの声が聞こえます。


ちなみに「セミの種類いくつ言える?」と聞かれて、5種類以上答えられる方は少ないのではないでしょうか。


しかし、例えばある程度都市部に住んでいたとしても、周囲にはその程度の種類数のセミが暮らしていると思います。


それに、そんな身近なセミたちには、鳴き声や生態にたくさんの面白い魅力があります。


というわけで、今回はセミ(蝉)の特徴と種類について紹介します。




 

セミ(蝉)の特徴と魅力

僕が考える、セミの魅力は大きく3つ。

1. 種類ごとの鳴き声の違い
2. 鳴く時間の違い
3. 幼虫の期間が長い


1. 種類ごとの鳴き声の違い

セミの最大の特徴はなんといっても鳴き声


その特徴的な鳴き声は、セミの種類ごとに異なります


その鳴き声が名前の由来になっているものも多く、人にとってセミの鳴き声の印象がいかに強いかが分かります。


「ミーン、ミンミンミン…」と鳴くミンミンゼミ

ミンミンゼミ


なお、セミはオスしか鳴きません


セミが鳴くのはメスへの求愛行動と言われており、オスが大きな声で鳴くことによって自分の魅力を伝えます。


野鳥も求愛行動を目的にさえずりをしますが、同様に声を使ってメスにアピールするタイプの動物なのですね。


ちなみに、セミはとても大きな声で鳴きますが、それはセミの体の仕組みがあるからこそ可能なことなのです。


以下のサイトにセミの鳴く仕組みの説明が記載されていました。

発音器は腹部にある発振膜鳴筋共鳴室からなります。


鳴く時は鳴筋がちぢみ、発振膜が中へ引っぱられ音が出ます。


続いて鳴筋が元にもどり、発振膜がまた元にもどり弱い音が出て、これを繰り返すことによって連続的に音が出、共鳴室で拡大されてセミの鳴き声になります。


引用: どのようにして鳴くの? - 所沢市立教育センター


実際にセミが鳴いている時の姿を観察すると、大きく声を出す瞬間にお腹がギュッと引っ張られているのが分かります。


ギュッとなっている時がきっと、鳴筋が縮んでいる時なのでしょう。


小さな体から大きな声を出す虫の秘密、素晴らしいですね!


セミが鳴いているのを見つけたら、ぜひお腹の動きにも注目してみてください!

2. 鳴く時間の違い

セミの鳴くという行動を別の観点から観察してみるのもまた、面白いです。


セミが鳴く時間に注目してみると、種類によって活発に鳴く時間が違うことに気付きます。


セミと言うと、夏の猛烈な日差しにも負けず、元気に鳴いているイメージ。


ですが、お昼に鳴くセミばかりではありません


例えば、ヒグラシは夕方に鳴き出すセミです。


名前の由来もこの特徴から来ていて、「夕方=日暮れ時」によく鳴くのがその由来です。


夕方に活発に鳴くヒグラシ

ヒグラシ


他の種類のセミも鳴く時間帯に特徴があって、例えばクマゼミは早朝〜昼前までしかその声を聞けません。


このように、セミは種類ごとの鳴く時間に着目してみても楽しめる虫です!

3. 幼虫の期間が長い

セミは幼虫の期間が長い虫としても知られています。


例えばカブトムシは幼虫の期間は1年。


今年産みつけられたカブトムシは、来年成虫になって出てきます。


しかしアブラゼミ2〜5年(環境によって期間が変わる)と、長い年月をかけて成虫になります。


カブトムシと比べると、大人になるまで遥かに長い期間を要します。


アブラゼミの幼虫

アブラゼミ 幼虫


例えば今年頑張って鳴いているアブラゼミは、5歳のアブラゼミかもしれません。


そうすると、通学中や通勤中に見る、保育園児や幼稚園児たちと同級生くらいということになるんですね。


そう思うと、彼らの命の尊さを感じたり、短い成虫期間(2〜3週間程度)の活動を応援してあげたくなりませんか?


僕は鳴いている彼らの姿を見かけると、そう思います。


彼らが無事子孫を繋げられて、未来にまたその姿を見られたら嬉しいですね。

セミ(蝉)の種類

アブラゼミ

アブラゼミ

街中では最も身近に見られると思われるセミで、家の壁などで鳴いているのも見かけます。


日本ではありふれたセミですが、不透明なはねを持つセミというのは、世界的にはかなり珍しいです。


鳴き声は「ジリジリジリジリ…」。


名前の由来は、鳴き声が油で揚げ物をしている時の音に似ていることから。

ミンミンゼミ

ミンミンゼミ

こちらも鳴き声が印象的で、国民的なセミの1種。


胸の緑色が美しい。


名前の由来となっている鳴き声は「ミーン、ミンミンミン…」。

クマゼミ

クマゼミ

午前中しか鳴かない、大型のセミ。


黒色で渋い色味のセミです。


鳴き声は「シャアシャアシャア…」。

ヒグラシ

ヒグラシ

夕暮れ時によく鳴くセミ。


他のセミは木の高い位置にいることが多いですが、このセミは低い位置にいることが多く、昼間に森を散策しているとよく飛び立ちます。


鳴き声は「カナカナカナ…」とちょっと悲しげ。

ニイニイゼミ

ニイニイゼミ

こちらも鳴き声が名前の由来とのことですが、僕にはニイニイと鳴いているようには聞こえません。


チィー…」と鳴きます。


あと独特なニイニイゼミの特徴としては、なぜか抜け殻が泥だらけなこと。


小さくて泥にまみれたセミの抜け殻があったら、きっとニイニイゼミです。


ニイニイゼミ 抜け殻

ニイニイゼミ 抜け殻


ツクツクボウシ

ツクツクボウシ

こちらもお馴染みの鳴き声のセミ。


名前の通り、「ツクツクホーシ、ツクツクホーシ…」と鳴きます。


声的な存在感はすごくあるのですが、大きさが比較的小さくて、木の上にいると少し見つけづらい気がします。

おわりに:セミの鳴き声を聞きくらべてみよう!

今回はセミについて紹介しました。


セミは鳴き方のほか、鳴く時間帯や鳴く仕組みを観察するのも面白い!


彼らを見かけたら、ぜひこの記事で紹介した点に注目して観察してみてください!


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