ネイチャーエンジニア いきものブログ

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カタバミ(片喰)の特徴と種類【都会に適応したたくましい小さな花】

カタバミ

かわいい花がいる!

この花道端でもよく見るけど、どんな植物なの?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


街中でもよく見ることのできるカタバミ(片喰)


身近で可愛らしい植物ですが、実はこのカタバミはすごい植物。


過酷な環境である都会生活でも生くため、様々な能力や工夫をしているのです。


というわけで、今回はカタバミの魅力と種類を紹介します。




 

カタバミ(片喰)の魅力

僕が思う、カタバミの魅力は大きく3つ。

1. 都会で生活する可愛くもたくましい草花
2. 家紋にもなっているハート型の葉っぱ
3. 身近なシジミチョウ「ヤマトシジミ」の食草


1. 都会で生活する可愛くもたくましい草花

カタバミは街中で見られる小さくて可愛らしい花。


しかし、そんな彼らは実は結構たくましい植物なんです。


というのは、普通、植物にとって都会は生きづらい環境です。


乾燥して土があるところは少ないし、人間が定期的に草刈りをしてしまう。


ところが、姿の小さなカタバミにとっては、むしろ土壌が豊かな場所も過酷な環境でした。


なぜなら、土壌が豊かな場所は背の高い大きなライバル植物も多いため。


そこでカタバミは、むしろ都会という場所に勝機を見出しました。


それは、以下のようなカタバミが有利になる能力・条件が揃っていたからです。

・都会で暮らすのに必要な能力
・繁殖力が高い
・強力なライバルが少ない


■ 都会で暮らすのに必要な能力

可愛らしく見えるカタバミは、実は強い生命力を持ちます。


カタバミは球根を持ち、そこからさらに大根のような強力な根を張ることができます。


また、草刈りをされても復活できる高い再生能力


さらにカタバミは、夜になると葉を閉じて水分の発散を防ぐ能力を持ち、砂漠のような都会の乾燥の問題をも克服しました。


このような能力を持つことで、都会暮らしも可能としているのですね。


■ 繁殖力が高い

カタバミは以下のような柱型の実をつけます。


カタバミの実

カタバミ 実


この実が熟すとパンパンになり、ちょっと触れただけでも「パーン」と音を鳴らしながら種が四方八方に飛び散るのです。


カタバミは、一度根付くと根絶不可能とまで言われるほどの繁殖力を持ちます。


■ 強力なライバルが少ない

都会で人間が行う草刈りは、カタバミにとってはむしろ好都合


草刈りによって、背の高いライバルをやっつけてくれ、周りは背の低い植物だけになる。


また先述したように、仮に刈られたとしても自分はまた復活できる。


常にカタバミにとって生きやすい環境がキープされるのです。


このように、都市生活はむしろカタバミにとって生き残るのに有利な環境になっているのですね。

2. 家紋にもなっているハート型の葉っぱ

カタバミの葉は、かわいらしいハート型


カタバミの葉

カタバミ 葉


このハート型の葉は、様々な家紋のシンボルになっています。


カタバミが家紋にたくさん使われる理由は、先述したようなカタバミの生命力・繁殖力の高さからと言われています。


ちなみにカタバミは漢字で書くと「片喰」。


名前の由来は諸説あるようですが、先述した「夜になると葉を閉じる能力」により、葉が半分なくなった(片方が喰んだ)ように見えることが有力なようです。

3. 身近なシジミチョウ「ヤマトシジミ」の食草

街中でもよく見られるシジミチョウにヤマトシジミがいます。


ヤマトシジミ

ヤマトシジミ


一見地味に見えるチョウですが、オスははねを開くと美しいブルーが見えます。


身近にヤマトシジミが見られる秘密は、実はこのカタバミにあります。


というのも、カタバミはヤマトシジミの食草


つまり、カタバミはヤマトシジミの幼虫の食事を支える植物であり、彼らの都市生活を支えているのですね!

カタバミ(片喰)の種類

カタバミ

カタバミ

カタバミ科の代表的な植物で、最もよく目にするカタバミかと思います。


土のあるところだけではなく、道端のコンクリートの隙間から生えている姿からは、その生命力の高さを感じさせられます。

イモカタバミ

イモカタバミ

ピンクと紫の中間くらいの鮮やかな色の花をつけます。


花の中心はより濃い紫になっています。

ムラサキカタバミ

ムラサキカタバミ

ムラサキの名が付きますが、イモカタバミの方が紫ではないかという。


淡いピンク色の花をつけます。

サンカクカタバミ

サンカクカタバミ

葉の形が綺麗な三角形になっています。


葉の色も変わっていて、真紫です。

オオキバナカタバミ

オオキバナカタバミ

大型のカタバミ。


写真ではその大きさが分かりづらいかもしれませんが、他のカタバミたちと比べて明らかに大きいので実物を見ると分かると思います。


花が開き過ぎて、花びらが外側に巻いていることがあります。

ミヤマカタバミ

ミヤマカタバミ

山地で見られるカタバミ。


日陰に咲きがちで、花も開ききっていないものが多いので、他のカタバミたちと比べて控えめな印象です。


ちなみに上の写真は山で撮ったものですが、控えめすぎて一度スルーしてしまいました笑

おわりに:カタバミの生命力をよく観察してみよう!

今回はカタバミについて紹介しました。


カタバミは街中の身近な場所に咲いていますが、その小さな姿にはたくさんのすごい能力が詰まっています。


彼らのすごい能力の数々、ぜひ一度じっくり観察してみてください!


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では、また。


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