野草の識別がしたい!
オススメの図鑑ってある?
こんな疑問にお答えします。
野草の識別って難しいですよね。
同じように見えた花が、実は別の種類の植物だったり。
でも、だからこそ野草は多様性があって面白い!
僕も最初の頃全然識別できず、たくさん頭を悩ませました。(今もよく悩ませますが)
でも図鑑を片手に楽しく識別するというのを続けることで、ちょっとずつ植物を見分けられるようになってきました。
ちなみに僕は色々な図鑑を買って読んできました。(自宅には15種類ほどの植物に関する図鑑があります)
その過程で分かったのは「この図鑑があれば何でも見分けられる」なんてものはないですが、お気に入りの図鑑があれば楽しく植物たちのことを覚えたり知ったりできることでした。
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な植物にも出会ってきました。
そんな僕が、今回は野草を識別するための図鑑を紹介します。
※園芸植物や帰化植物というよりも、日本在来の植物や林を散策した時に見つかるような植物を識別するのにオススメの図鑑です。
野草の識別にオススメの図鑑【花のおもしろフィールド図鑑】
僕が"野草の識別"という点でオススメする図鑑が「花のおもしろフィールド図鑑」。
このシリーズは、「春」・「夏」・「秋」と季節ごとに3冊に別れています。
ちなみに夏版には、高山植物の紹介もあります。
「花のおもしろフィールド図鑑」をオススメするポイント
僕が「花のおもしろフィールド図鑑」をオススメするポイントは大きく2つ。
2. 似た植物も識別ポイントを分かりやすく解説
1. 日本の野草に特化した図鑑
オススメするポイントの1つ目は、日本の野草に特化している点です。
例えば、この図鑑では帰化植物(※)はあまり扱われていません。(古くに帰化してメジャーになっているものは紹介されています)
※ 帰化植物=海外の植物が野生化した植物
道を歩いていると、道端に帰化した園芸種の植物が結構いたりするので、
帰化植物があまり掲載されていないなら、あまり情報多くないんじゃないの?
と思うかもしれません。
確かにこの図鑑では、帰化植物に関する情報はあまり得られないかもしれません。
僕の持っている図鑑の中には、帰化植物が多く掲載されている図鑑もあります。
ただそのような図鑑は掲載種数が多い分、情報量は少なくなりがち。
一方、花のおもしろフィールド図鑑のシリーズは、日本の野草に特化しているため、それらの植物に関する情報については豊富です。
1種につき基本1ページ以上が割かれていて、識別点についても他の一般的な図鑑よりも詳しく解説されています。
種類数も、日本の野草に限れば他の図鑑よりも多くの植物が紹介されていると思います。
他の図鑑ではあまり見られない野草も多く掲載
しかもただ情報量が多いだけではなく、見やすさのレベルも高い。
写真・図と文字のバランスが絶妙
実は、情報量と見やすさのバランスが取れている図鑑はあまり多くありません。
文字が多過ぎたりすると読むのに疲れてしまったり、逆に写真だけだと情報量が少なかったりします。
このバランスが適切だと、飽きずに楽しく使い続けることができます。
僕は楽しく学べることが大切だと思っているので、上記のバランスは非常に重視しています。
2. 似た植物も識別ポイントを分かりやすく解説
僕が識別にオススメする図鑑としている理由が、この識別ポイントの解説部分。
以下が、識別に関する説明の図の例です。
分かりやすい図説付きの解説
上記の写真では丁寧な図説を紹介しますが、図鑑全体では図と写真を使い分けてたり組み合わせたりしていて、実に分かりやすい解説になっています。
僕はこの図鑑は観察を始めた初期から使っていますが、植物に詳しくない頃でも比較ポイントが理解できました。
ここまで丁寧に識別点を解説してくれているものは、あまりないと思います。
ちなみに僕は最初タンポポとノゲシの違いも分からなかったほどですが、この図鑑を持って観察をしたことで、色々な植物の区別ができるようになりました。
このように、初心者でも分かる用語で解説してもらうことで、楽しく野草の識別ができるのです!
おわりに:「花のおもしろフィールド図鑑」で楽しく野草を識別しよう!
今回は野草の識別に役立つ「花のおもしろフィールド図鑑」について紹介しました。
身近な野草を楽しく識別できる、こちらのシリーズはとってもオススメです!
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