ネイチャーエンジニア いきものブログ

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ドクダミの特徴と魅力【十薬とも呼ばれる薬草】

ドクダミ

かわいい花!だけど葉っぱのにおいが強烈だよ!

これって、どんな植物?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


写真の花はドクダミという植物。


ドクダミの葉は独特な青臭いにおいを持ちます。


しかしこの植物はただ臭いだけでなく、様々な薬効を持つ上に、強力な繁殖力を持つすごい植物!


というわけで、今回はドクダミの特徴と魅力を紹介します。




 

ドクダミの魅力

僕が思う、ドクダミの魅力は大きく3つ。

1. 様々な薬効を持つ薬草【十薬】
2. クローンで増殖する繁殖力


1. 様々な薬効を持つ薬草【十薬】

ドクダミは様々な薬効を持つ有用な植物で、民間薬として使われてきました。


例えば、ドクダミの葉から作られる「どくだみ茶」が有名ですよね。


多くの薬効があることから、ドクダミは漢方名では「十薬」と呼ばれています。


その薬効の詳細については、以下のサイトで紹介されています。


このように、ドクダミって人にとって有用なすごい植物なんです!


ちなみにドクダミって変わった名前ですが、名前の由来の説がいくつかあるようです。


1つはその薬効が由来の「毒痛み」説。


毒を矯める・止める」や「毒や傷みに効能がある」ということから、毒痛み=ドクダミとなったとのこと。


もう1つは先ほど消化したサイトにも記載のある「毒溜み」説。

何か毒でも入ってるのではないか?ということからドクダメ(毒溜め)がドクダミへと変化してこの名がついたと言われている。


ここにある通り、ハート型の可愛らしいドクダミの葉には独特の臭みがあります。


独特の臭みを持つトクダミの葉

ドクダミ 葉


特に葉をちぎった時なんかはそのにおいが強く出ます。


僕個人的には絶えられない程のにおいではないのですが、確かに苦いような、青臭いような臭みがします。


ドクダミを見つけたら、ぜひドクダミの葉のにおいを感じてみてください!

2. クローンで増殖する繁殖力

ドクダミは強い繁殖力を持つ雑草としても定評があります。


その強さの秘密の一つは自らクローンを作れること。


普通、植物は受粉して種子を作ることで、子孫を残していきます。


※受粉については以下で詳しく紹介しています。


ところがドクダミは受粉をすることなく、勝手にクローンを作って増殖することができるのです。


それはドクダミが3倍体という性質を持っていることが関係しています。


ちなみに3倍体の植物は他にはセイヨウタンポポヒガンバナなどがあります。


3倍体(倍数体)の細かい仕組みは以下のサイトで解説されていますので、詳しく知りたい方はぜひ見てみてください。


受粉をしなくても自己完結して増やせることで、彼らは受粉が必要な植物と比べて増殖が容易なのです。


ただし自己増殖にはメリットばかりでなく、環境変化に対応しづらいというデメリットもあります。(世代を超えても性質が変化しないため)


しかしこのようなドクダミの3倍体という性質を用いた繁殖力は、注目すべき能力ですね!

ドクダミの花【八重咲きもある】

ドクダミの花というと白い部分が花のように見えますが、実はこの部分はがくという部分で、花ではありません。


花にあたる部分は真ん中の黄色い部分。(集合花


でも先述した通り、ドクダミは自己増殖するため受粉する必要がありません。


実際、ドクダミの葉は虫にかじられていることもないし、花に虫がついているところも見ません。


虫にとって毒がある「アブラナ科」だって克服する虫(モンシロチョウ)がいるのに、ドクダミには全く虫が寄らないのは不思議なものです。


ドクダミが虫を誘引するようなことを全くしていないからなのでしょうか?


植物の世界もとっても不思議ですね。


ちなみにドクダミにはヤエドクダミという、八重咲きの園芸品種があります。


ヤエドクダミ

ヤエドクダミ


公園や人里近くでたまに見ることがあるので、こちらもぜひ探してみてください!

おわりに:ドクダミのにおいを体験してみよう!

今回はドクダミについて紹介しました。


ドクダミは身近に観察できる植物。


初夏の季節に花を咲かせ、その白い姿はとても綺麗です。


もし見かけたら、ドクダミの特徴である「におい」についてもぜひ体験してみてくださいね!


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では、また。


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