ネイチャーエンジニア いきものブログ

虫・鳥などの動植物の魅力や知識など、自然観察をもっと楽しむための情報を発信します。

カブトムシは大きなツノを持つ昆虫の王様。ツノのないメスの得意技とは?

カブトムシ

カブトムシだ!

やっぱりカブトムシ、カッコいいなぁ!

こんな疑問にお答えします。


夏に人気の昆虫と言えば、やっぱりカブトムシ


カブトムシは「昆虫の王様」と呼ばれるほど強くて人気の虫です。


カブトムシの最大の特徴はその大きなツノ


メスにはそのツノがありませんが、実はツノのないメスの姿ならではの得意技もあるのです!


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な虫に出会ってきました。


そんな虫好きの僕が、カブトムシの特徴と魅力を紹介します。




 

カブトムシはかっこいいツノを持つ甲虫

「昆虫の王様」と呼ばれるほどの人気

カブトムシは重戦車のような体を持ち、迫力があるカッコいい昆虫です。


カブトムシは大人気で、「昆虫の王様」なんて名前で呼ばれるほど。


カブトムシの迫力を特に際立たせているのが、その大きなツノ


大きなツノがかっこいいカブトムシ

カブトムシ


他のコガネムシの仲間には、このような目立つツノを持つものはあまりいません。


この他の仲間が持たない立派なツノを持つことも、王様と呼ばれるゆえんかもしれません。

必殺技はツノを使った「すくい投げ」

カブトムシが他の虫とケンカする時の必殺技は、すくい投げ


大きなツノを相手の体の下に差し込み、すくい投げで遠くに飛ばしてしまうのです。


ちなみにその強力な技を可能としているのは、強靭な足腰と首の筋肉があってこそ。


カブトムシを手に持つと、ガッツリ掴んでなかなか離せませんが、あの強い足腰がすくい投げの技を支えているのです。

カブトムシのオスとメスの違い

メスにはツノがない

カブトムシの最大の特徴であるツノですが、実はツノがあるのはオスのみ


メスにはツノがありません


ツノがない、カブトムシのメス

カブトムシ メス


ツノのないメスは、子供たちにあんまり人気がありません


僕は小学校で子供に虫のことを伝えていますが、カブトムシのメスの写真を見せても、あまり食い付きが良くありません。


しかし、カブトムシのメスだってとっても魅力的なんです!

メスは地面に潜るのが得意

ツノがないメスには、オスよりも得意な技を持っています。


それは地面に潜ること。


オスは大きなツノを持っている分、土に潜るのがあまり得意ではありません。


しかし逆にメスはツノがないからこそ、素早く土の中に潜ることができるのです。


お腹に卵を抱えるメスにとって、産卵しやすかったり、身を守りやすかったり、利点が多いのでしょう。


だからメスを見つけると、以下のように頭に泥がついてしまっている場面に出会えることもあります。


頭に泥がついたカブトムシのメス

カブトムシ メス


この姿、可愛らしくないですか?


こんな姿をみられるのも、メスならではの魅力なのです。

カブトムシをバラバラにさせた犯人の正体

雑木林などで、樹液場付近にたまにカブトムシのバラバラになった姿が散乱している場面に出くわしたことはないでしょうか?


特に胴体がなく、頭だけが残っている場面に出くわします。


子供の頃の僕は、それを見て「一体ここで何があったんだ」と恐怖を感じていたものでした。


樹液場のボス的存在のカブトムシですが、実は彼らにも天敵がいます。


人間も含めるとそれも天敵と言えるのかもしれませんが、野生動物で彼らの天敵がいるのです。


その正体は、以下の2種類の動物。


ハシブトガラス

ハシブトガラス


タヌキ

ホンドタヌキ


以下のサイトに、カブトムシを食べるものの正体が明かされていました。

その結果、日中にはハシブトガラスがカブトムシを捕食していることがわかりました。


さらに、ハシブトガラスだけでなく、タヌキもカブトムシを食べるために頻繁に樹液を訪れていることがわかりました。


引用: カブトムシを食べたのは誰? - 東京大学大学院農学生命科学研究科


昆虫の王様と呼ばれるカブトムシでも、自然界では天敵だらけなのです。


それでも毎年そのカッコいい姿を僕たちに見させてくれることは、ありがたいことなのですね。




カブトムシを見つけるコツ

カブトムシは、えさ場であるクヌギなどの樹液が出ている場所ではボス的存在です。


カブトムシのシーズンである7〜8月は、特等席で樹液をなめている姿をよく見ます。


樹液をなめるカブトムシ

カブトムシ


カブトムシを見つけるには、このようなカブトムシが好む場所を知るのが大切


カブトムシを見つけるコツは、以下の記事で紹介しています↓


カブトムシは人気の虫なだけに、夢中になって探してしまいがちです。


彼らを探すときは、以下のようなことを守りながら探しましょう。

・落ち葉などをめくったりしたら元に戻す
・木を傷付けない
・えさを仕掛けた場合は必ず回収する


また、以下の記事では昆虫観察の始め方や、観察に役立つ道具を紹介していますので、ぜひご覧ください!


カブトムシに関連する虫たち

コカブトムシ

コカブトムシは、オスであってもツノが目立たないカブトムシ


オスでもツノの目立たないコカブトムシ

コカブトムシ

コカブトムシ


ツノよりも、胸の陥没部分の方が目立ってますね笑


こちらは朽木などに住むため、カブトムシと比べると見る機会が少ないと思いますが、もし見たらその小さなツノを観察してみてください!

カブトムシと同じ分類に属する虫たち

コガネムシ

カブトムシはコウチュウ目コガネムシ科に属する虫。同じ分類の虫たちを以下で紹介しています。


[コウチュウ目]
甲虫目(コウチュウ目)の昆虫まとめ|頑丈なはねを持つ昆虫最大のグループ

[コガネムシ科]
コガネムシ(黄金虫)の種類と魅力|キラキラ輝くメジャー昆虫たち


おわりに:カブトムシをもっと楽しもう!

カブトムシは、かっこよくて、出会えるととっても嬉しい昆虫です。


夏の季節は、ぜひ「昆虫の王様」を観察してみてください!


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■ セセリチョウ

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