膜翅目(ハチ目)ってどんなグループ?
このグループの虫には、どんな魅力があるの?
こんな疑問にお答えします。
膜翅目(ハチ目)は昆虫の分類グループで、ハチやアリなどが含まれます。
このグループの虫には、群れの中で役割分担をする「社会性」を持つ昆虫が含まれるのも特徴的です。
社会性を持つ昆虫は珍しく、とっても面白い習性なんですよ!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な虫に出会ってきました。
そんな虫好きの僕が、膜翅目(ハチ目)の昆虫たちの魅力を紹介します。
膜翅目(ハチ目)の特徴
ハチやアリなど社会性を持つ昆虫がいる
膜翅目(ハチ目)は、昆虫を分類するグループの1つ。(※膜翅目=まくしもく)
このグループは日本では4,500種ほどが含まれるグループで、ハチやアリなどの昆虫が含まれます。
共通した特徴としては、はねが膜状になっていること。
このグループの虫には、群れの中で役割分担をする「社会性」を持つ昆虫が含まれるのも特徴的です。
さらに産卵管を変化させて、様々な用途にしている種がいるのも面白い。
長〜く変化したものもあれば、毒針にして武器として使うものもいるのです。
ハチは怖い昆虫ではない
一般的にはハチは刺す虫という認識で、恐れられる虫です。
しかし彼らには、そもそも毒針を持たないものもいます。
例えば、オスのハチは産卵管がないので仕組み的に毒針を持ちません。
それに、スズメバチなどは確かに強力な毒針を持ちますが、彼らが自ら積極的に攻撃してくることはありません。
世界最大級のスズメバチであるオオスズメバチ
なぜなら彼らが攻撃するのは、自分の身を守るため、または巣を守るためだからです。(狩りをする時にも使いますが、人間はターゲットにはなりません)
そのため、僕ら人間側が正しい知識と、適切な距離感を持てば、彼らはむやみに恐れる虫ではないです。
むしろ彼らのことをちゃんと理解すれば、多様なハチたちの観察はとても楽しいものになるのです。
スズメバチの攻撃性については、以下の記事でも紹介しています↓
ハチ目に属する昆虫たち
スズメバチのようなスマートでかっこいい姿のものから、ミツバチのような可愛らしい姿のものまでいます。
また姿だけでなく、「寄生」「社会性」といった、生態的な観点から見ても面白い特徴を持つ虫たちが多いです。
■ スズメバチ科
■ アリ科
■ ヒメバチ科
■ ルリチュウレンジ
■ トラマルハナバチ
■ ナミルリモンハナバチ
■ クマバチ
■ ニホンミツバチとセイヨウミツバチ
ハチ目に関連する用語・グループ
■ 花に集まるハチ
■ 寄生バチ
おわりに:膜翅目(ハチ目)以外の魅力的な虫たちも楽しもう!
僕たちの身の回りには、他にも魅力的な虫たちがたくさん暮らしています。
以下の記事で色々な昆虫たちの魅力を紹介していますので、ぜひご覧ください!
※アプリ「見つけた!昆虫図鑑」では、
・虫の検索
・個別の虫ごとに関連する当ブログの記事を見る
などができますので、こちらもぜひご活用ください。
他の虫の紹介、虫ゲーム・アプリ、虫観察、用語解説などに関する記事はこちらから↓