チドリ目ってどんなグループ?
このグループの野鳥には、どんな魅力があるの?
こんな疑問にお答えします。
チドリ目は多様な鳥たちが存在するグループ。
シギ・チドリやカモメの仲間、さらには海鳥のウミスズメたちも含まれます。
このグループの鳥たちは、多くの水鳥を含み、海や川などで出会えることが多いです。
さらに多様なだけでなく、ユニークさも際立った面白いグループですよ!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。
そんな鳥好きの僕が、チドリ目の野鳥たちの魅力を紹介します。
チドリ目の特徴
脚の長い美しいシルエットを持つ鳥たち
チドリ目は、鳥を分類するグループの1つ。
このグループにはシギ・チドリやカモメの仲間、さらには海鳥のウミスズメなど多様な鳥たちが含まれます。
多くの水鳥を含み、水辺などで出会えることが多い。
・海岸…海水性のシギ・チドリ、カモメなど
・海の沖合…ウミスズメ
といった感じです。
スラッとした脚を持つバツグンのスタイルのセイタカシギや、にんじんのようなくちばしのミヤコドリ、冬の貴婦人と呼ばれるタゲリなど、個別の種にもユニークなものが多く、面白いグループです。
冬の貴婦人と呼ばれるタゲリ(チドリ科)
チドリ目の野鳥の主な仲間
チドリ科
チドリの仲間の多くは水辺で見られ、淡水性のものと海水性のもので分かれます。
淡水の水辺で見るコチドリ
チドリたちの最大の特徴は、「千鳥足」と呼ばれるその歩き方。
ちょこちょこと高速で脚を動かして歩くその姿は、癒し効果もバツグンです!
シギ科
シギの仲間もチドリと同じく、淡水性のものと海水性のものがいます。
海岸で見られることの多いキョウジョシギ
旅鳥として春と秋に日本を通過するものが多く、この時期はシギに出会えるのが楽しみな季節でもあります。
セイタカシギ科
セイタカシギはスラッと長く伸びた脚が特徴的な鳥です。
スタイル抜群のセイタカシギ
その長い脚のおかげで、他の鳥が入れない深い水辺でも、餌を探して歩き回っている姿を見ることができます。
カモメ科
カモメは海岸や漁港などで見られる、海辺ではおなじみの鳥たち。
身近なカモメのウミネコ
しかし実はカモメといっても、上記のウミネコやアジサシなど種類は様々。
海岸巡りを、より楽しくしてくれる鳥たちです!
ミヤコドリ科
ミヤコドリはにんじんのようなユニークなくちばしが特徴的な鳥。
にんじんのようなくちばしのミヤコドリ
冬の東京湾には、越冬するミヤコドリがたくさんいるんですよ!
ウミスズメ科
ウミスズメの仲間は、海の沖合で生活する鳥たち。
船に乗った時などでないと出会えない、ちょっと寸胴でかわいらしい姿をした鳥たちです。
海の沖にいるウトウ
もし船に乗る機会があれば、ぜひ海上にいるウミスズメの仲間を探してみてください!
おわりに:チドリ目以外にも魅力的な野鳥はたくさんいる!
僕たちの身の回りには、他にも魅力的な野鳥たちがたくさん暮らしています。
以下の記事で色々な野鳥たちの魅力を紹介していますので、ぜひご覧ください!
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などができますので、こちらもぜひご活用ください。
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