ネイチャーエンジニア いきものブログ

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「生き物好き」の男の子との出会い

スジグロシロチョウ 春型

ネイチャーエンジニアの亀田です。


僕は全国各地で生き物観察をし、森の保全活動にも参加しています。


最近、森の保全活動の中でちょっとした嬉しい出会いがありました。


それは僕がイメージする「生き物好き」の男の子との出会い。


僕が当ブログで伝えたいメッセージともつながる話なので、少し紹介したいと思います。




 

ある男の子の虫への向き合い方

嬉しい出会いというのは、森の保全活動を一緒にしている仲間の息子さんとの出会いです。


彼はまだ小学生ですが、虫が大好きな男の子で、出会う度に虫に関する質問をされています。


では、なぜ彼との出会いが嬉しかったかというと、彼の「生き物への向き合い方」が好きだから。


それは僕が運営するブログやアプリを通じて、"読者やユーザーさんに伝えたいと思っている姿勢"だったからです。


その向き合い方を知ったエピソードは、こんな感じです。


==


ある日、彼は大人から「産み付けられたばかりのチョウの卵」の付いた、ちぎられた食草を手渡されました。


それを渡した方は、虫が好きな彼の姿を見て「虫が好きだから、渡したら喜んでチョウを飼育してくれるだろう」という気持ちだったのだと思います。


食草を渡された息子を見て、その子の父親は「卵がつぶれないように持って帰らなくちゃね」と言いました。


しかしそれを聞いた少年は少し考えた後、このように答えました。


…持って帰らない。

このチョウが大きくなった姿は、この場所で見たい。


それを聞いた父親は、「そうか。じゃあ、ここ(会話している場所付近)に置いていくか?」と聞きます。


すると、こう答えます。


ううん、元の場所に戻してあげたい。


その答えを聞いた父親は、息子の希望に応えようとします。


しかし、男の子も父親もそのチョウの食草が分からず、どこに戻してあげれば良いか分かりません


横でそのやりとりを見ていた僕は、そのチョウも食草も知っていたので、男の子と一緒に食草探しをしました。


すると無事食草が生えていた場所が見つかり、産卵された場所付近に卵を戻すことができました


無事に卵を戻すことができ、男の子もにっこり。


ちなみにその翌週、1匹だけでしたが、その食草付近で無事に孵化したと思われる幼虫を、男の子と一緒に観察することができました。




「生き物好き」には色々いる

ざっくり「生き物好き」と自称したり、呼ばれる人がいますよね。


しかしながら、よく見てみると好きな対象・生き物への接し方には結構な違いがあります


例えば、

・ペットや愛護動物としての動物(のみ)に興味がある人
・生き物を採集(ハンティング)するのが好きな人
・写真の被写体として好きな人
・食するのが好きな人

などなど、これらは「対象が生き物」という共通点があるだけで、その楽しみ方は実に多岐に渡ります。


そのため、同じ「生き物好き」と呼ばれる人でも、やっていることや意識が結構違うわけです。


例えば、虫を採集している方(≒虫屋)と僕は、外から見ると、同じ「虫好き」となるでしょう。


しかし以前、僕はいわゆる虫屋の方とお話ししたことがありますが、その方は採集を競技のように捉えていて、価値観としてはかなりの違いがあるのを感じたことがあります。

僕の伝えたいメッセージ

僕の考え方は、虫は「採集対象」や「希少種」である前に「命を持つ生き物」であって、命に対する敬意を持って接するべきだというものです。


そんな僕がブログやアプリを通して読者やユーザーに伝えたいメッセージはというと、「未来に生き物たちを残して、これからもみんなで観察を楽しもう!」というもの。


生き物を消費しない、生き物の命に敬意を払い、地球に共に暮らす仲間として愛する。


こんな考えに共感してもらえる生き物好きが増えてほしいなー、と思っています。


そのためには、

「生き物たちになるべく負荷を与えない観察の仕方をしよう」
「人は生き物とどう向き合い、どう共生をしていくか」

といったことが大事なテーマだったりします。


当ブログのテーマは一歩目として生き物への興味を持ってもらうために今は「生き物紹介」が中心になっています。


ですが今後は、僕の参加している保全活動だったり、人と自然・生き物の共生の話も伝えていけたらと思っています。


そこで話が戻りますが、先ほど紹介した男の子は僕のイメージする「生き物好き」です。


今まで色々な人に出会ってきましたが、大人でも彼のような人はあまり見ませんでした。


どうやって今の考えが根付いたのか、とても興味があります。


というわけで、これから彼からも色々と学ばせてもらい、今後の僕の発信にも活かしていきたいと思います!


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虫&バトル

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