僕は年間100回以上全国各地で生き物観察をし、出会った生き物の魅力を当ブログやYouTube、アプリなどで発信しています。
みなさん、何かの活動や団体に「寄付」をしたことはありますか?
僕は心ばかりの額ではありますが、応援したいと思った活動には、たまに寄付をしています。
僕は「未来に自然を残したい」と思って活動していますが、そういった研究や仕事をしてきたわけではないので直接保全活動などはできません。
だから、僕ができない活動をしてくれている方々を「応援」する気持ちで行っています。
というわけで今回の記事では、僕が寄付してきた活動の紹介と、寄付に対する思いを紹介します。
また僕は「応援はする側・される側相互に良いことがある」と思っていまして、その理由についても紹介しています。
僕が今まで寄付した活動
僕が寄付する対象は、基本的に「未来に自然を残すこと」につながる活動です。
今まで寄付してきたものをいくつか紹介すると、以下のようなものです。
荒廃した奥地人工林を『低コストで管理できる森林』へ!
プロジェクトを立ち上げた井口さんは「人工林の管理放棄」に問題意識を持たれ、「低コストで管理できる森づくり技術」の開発を目指すプロジェクトを立ち上げられました。
低コストで管理する方法として、"森の持つ再生力(天然更新)"を利用し、光が十分に地面に届くように間伐による調節を行おうというもの。
しかし、天然更新において、どの程度の「間伐強度」が適切かはまだ分かっていないので、その間伐強度の研究を行う、というものです。(詳細は下記リンク先をご覧ください)
こちらの募集はもう終了していますが、日本の高齢化社会による課題を解決できる可能性もある、未来につながるプロジェクトだと思います。
御蔵島のオオミズナギドリを守りたい
御蔵島は、かつて海鳥「オオミズナギドリ」の世界最大の繁殖地でしたが、人間が持ち込んだネコが野生化してしまい、捕食などの被害により御蔵島のオオミズナギドリは絶滅の危機に頻しています。
そこで、野生化したネコの捕獲・譲渡などの活動を行い、島の生き物を守ろうという活動です。
こちらの活動では、人、鳥、ネコそれぞれの立場に配慮がされていて、活動されている方々の島への愛が感じられます。
以下のリンクの下の方から寄付ページに飛ぶことができます。
各地のビジターセンターなどの施設
寄付という形ではないですが、僕は各地のビジターセンターの入館料はケチらないようにしています。
各地のビジターセンターや展示のある施設では、施設の維持のほか、その土地の自然の保全や調査活動を行っていたりするところも多いです。
また、施設自体がその土地の自然を市民に伝える啓蒙活動としての役割を担っており、自然を守るために重要な存在です。
入館料は1つの大事な収入源になっているはずなので、施設での滞在がわずかな時間だとしても、訪れた際は有料でも惜しみなく支払うようにしています。
ちなみに、三宅島の「アカコッコ館」では、鳥のピンバッジが購入できますが、その費用は寄附金として三宅島の野鳥の生息調査などに使われるようです。
アカコッコ館で購入したピンバッジ
僕が寄付をする理由
僕はブログやYouTube、アプリなどで生き物の魅力を発信しています。
■ 鳥の検索や鳥の記録ができるアプリ「見つけた!野鳥図鑑」
正直に言うと、これらの発信をする思惑の1つには、「生き物を好きになったり興味を持ってくれる人が増えることで、各地の自然を大切にしてくれたり守ってくれること」を期待する部分があります。
もし僕が考えることが実現できているのだとすれば、間接的には自然を守ることに貢献できているのかもしれません。
でも冒頭でお伝えした通り、僕は直接保全活動ができているわけではなく、「発信はしているけど、どれだけ自然に貢献できているのか?」という葛藤もあります。
とはいえ、現状僕が得意で最も力を活かせることはWebを使った情報発信であり、「保全活動をしている方ができない方向性でチャレンジしていこう」と思ってやっている活動です。
ならばせめてもと、僕ができる範囲で、保全活動をしている方や団体に「寄付」という形で応援をしているのです。
ただ今後を見据えると、保全活動の考えや行っていることをもっと知って、僕の情報発信に活かしたり、自分の活動に取り入れたいという思いがあります。
もし保全活動の話を聞かせてくれたり、体験させていただけるなどあれば、運営者情報にあるお問い合わせ先やTwitterのDMなどからご連絡いただけると嬉しいです。
応援をした方が良い理由
いつも応援ありがとうございます!
また僕は日々の活動の中で逆に「応援される立場」になることもあります。
例えば僕(または僕のコンテンツ)への「応援」と感じる行動としては、以下のようなものがあります。
・ブログの「読者」、YouTubeの「チャンネル登録」、SNSの「フォロー」
これらの応援、本当にありがたいです。いつもありがとうございます!
ちなみに僕としては、これらの行為は「自分の活動へのフィードバックや意思表示」と感じています。
・商品の購入 →「活動やサービスに価値を感じてくれた」
・読者登録 →「今後も発信を見たいと思ってくれた」
このように、応援されると「もっと頑張ろう!」という気持ちになれるし、コメントなどでどう感じたかをフィードバックされることはサービスの方向性の指針にもなります。
それに商品の購入をしていただいたお金はサーバー費用やツール費用、交通費などに充てているので、直接的に「サービスの質の向上や、サービスの幅を広げること」につながります。
ちなみにフィードバックには、レビューなどで「ちょっとネガティブなイメージ」のものもありますが、これらもありがたいものです。
特に不具合のご指摘など具体的なものなどは、僕の目やテスト環境だけでは気付けない問題もあるので、これらも結果サービス改善につながっています。
応援するとより良いサービスが受けられる
また発信者としては、応援や肯定的な意思表示をしてくれている人には「より多く情報を提供したい、実際しやすくなる」という面もあります。
例えば僕の場合、リアルな場で人に虫の紹介をしたりすることもありますが、その時以下のように反応が分かれたりします。
2.「気持ち悪い!」という反応をする人
1の人に対しては「実はこの虫にはこんな特徴もあって…」とさらに深い話ができます。
一方、2の反応の人には(それ以降反応が変わるようになるまでは)それ以上の説明を控えるか、当たり障りのない話しかできなくなります。
Web上でも同じようなことはあるかと思っていて、例として「ファンクラブ」や「オンラインサロン」があります。
ちなみにオンラインサロンは最近はクローズドな場で情報発信したり交流ができるコミュニティ的な場所です。
発信者としてはオープンな場とは別に「自分の活動を理解している人のみが集まるクローズドな場で発信したい」という場面もあります。
例えば、普段自分を応援してくれる人に向けて自分の活動の共有をしたり、いつも応援してくれる人優先のスペシャルなイベントなどをしたり、というイメージです。
ちなみに僕もいつか、「応援してくれる人だけが参加できる自然観察会」のようなものができたらな、なんて思っています。
このように、「応援」を意思表示することで、より良いサービスが受けられる可能性が高まると思います。
応援はwin-winの関係を作る
このように「応援や肯定の意思表示」をすることで、
・応援される側 = 活動を頑張る励みになる上、直接的なサービス改善にもなる
という”win-win”の関係が成立します。
というわけで、もし応援したい人や活動があるなら、積極的にした方が吉ではないかと僕は思います!
おわりに
今回は僕の「寄付(応援)」についてお話ししました。
僕は今後も自然保護の活動の応援はしていきたいし、逆に僕の活動を応援してくれている方々には、より良いサービスが提供できるように頑張っていきますので、今後もよろしくお願いします!
文中でも書きましたが、もし保全活動の話を聞かせてくれたり、体験させていただける団体などがあれば、運営者情報にあるお問い合わせ先やTwitterのDMなどからご連絡ください!
僕の活動についても、当ブログで定期的にお伝えしていきたいと思いますので、よろしくお願いします!
生き物の魅力を知ることができるアプリや本も色々と配信していますので、こちらもぜひご覧になってみてください!
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