道端にかわいいピンクの花が咲いてたよ!
この植物って、どんな植物?
こんな疑問に答えます。
写真の植物は、ハルジオン。
かわいらしいピンクの花をつける、「キク科」の植物です。
ハルジオンは、そのかわいい姿を「街中の道端」でも見せてくれる種。
この植物を知っていると、道端での植物観察がより楽しくなるんですよ!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な動植物に出会ってきました。
そんな生き物好きの僕が、ハルジオンの特徴と魅力を紹介します。
ハルジオンの特徴と魅力
淡いピンクの花がかわいい
ハルジオンは「キク科」というグループに属する植物。
「淡いピンク色のかわいい花」を咲かせます。
淡いピンクのかわいい花をつけるハルジオン
ハルジオンの1つ1つの花びらは、糸のように細い。
色味とその花びらの特徴が相まって、とても”柔らかく優しい雰囲気”のある花です。
また、花の色には変異があって、ピンクの濃さが違ったり、白い色の花もあります。
白花のハルジオン
色味によって雰囲気もまた変わるので、"様々な色味の花"を観察するのも面白いですよ!
春に花を咲かせる【ハルジオンの名前の由来】
ハルジオンが花を咲かせるのは「春」です。
大体4月頃から見られますが、早いものでは3月から咲いているものもあります。
淡いピンクの花は、春の季節にピッタリですよね。
ちなみに、ハルジオンの名前は、この春に咲くという生態が関係しています。
同じくキク科の植物で、秋に花を咲かせる「シオン」というものがおり、「春に咲くシオン=ハルジオン」となったようです。
街の道端でも見られる
ハルジオンは、街中でも見られる身近な植物です。
春に街を歩いていると、普通に道路脇に咲いている姿が見られるのです。
春になると、都市部の街中にも意外と多くの花が咲いていて、結構楽しめるものです。
中でもハルジオンは背が高めで明るい花をつけるので、"道端植物観察の花形"ともいえる植物なのです!
ハルジオンとヒメジョオンの違いと見分けポイント
ハルジオンによく似たキク科の植物に「ヒメジョオン」という種がいます。
ヒメジョオンも都市部の街中で見られ、花もハルジオンとそっくりです。
ハルジオンによく似たヒメジョオン
開花時期は微妙に違いがあって、ハルジオンの方が少し早く咲き出し、ヒメジョオンはその1〜2ヶ月遅れくらいです。
花はよく似ていますが、ヒメジョオンの方が少し花びらが太め。
また、ハルジオンはつぼみが下を向いていますが、ヒメジョオンは上を向いているものが多いです。
ハルジオンのつぼみは下を向く
あと見分けのポイントとしては、ハルジオンの葉は茎を抱くが、ヒメジョオンは茎を抱かないという違いがあります。
ハルジオンの葉は茎を抱く
ヒメジョオンの葉は茎を抱かない
このように比較してみると、総じてハルジオンよりもヒメジョオンの方が”力強い印象”がある植物です。
両種とも似た環境で見られる植物なので、ぜひ比較してみてください!
おわりに:ハルジオンを観察してみよう!
ハルジオンは、春に優しい雰囲気の花を咲かせます。
しかも、街中でも観察できる、嬉しい植物。
ちょっとした道端でも見られるはずなので、ぜひそのかわいらしい花を探して観察してみてください!
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