紫色のきれいな花が咲いてるよ!
この植物はどんな植物なのかな?
こんな疑問にお答えします。
写真の鳥は、キランソウ。
キランソウは日当たりの良い場所でベタッと地面に張り付くようにして生える、春の植物です。
その濃紫色の花弁は、一際鮮やかで美しいんですよね。
またキランソウには「医者殺し」「地獄の釜の蓋」といった、おそろしげな別名を持つ植物でもあるのです!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な動植物に出会ってきました。
そんな生き物好きの僕が、キランソウの特徴と魅力を紹介します。
キランソウは春に花を咲かせるシソ科の植物
キランソウは「シソ科」というグループに属する植物。
日当たりの良い場所でベタッと地面に張り付くようにして生える、春の植物です。
春に見られるキランソウ
シソ科にはキランソウに似た形の花を持つものが多いのですが、その濃紫色の花弁が一際鮮やかで美しいんですよね。
花はあまり大きくはないのですが、その紫色がよく目立ち、足元を意識していると意外とかんたんに見つけられます。
キランソウの花
ちなみに背の低い植物はライバルの少ない早春の時期から花を咲かせるものが多く、キランソウも同様の特徴を持ちます。
春に里山などを歩いていて、地面にキランソウの花を見られると「春が来たなあ」と嬉しい気持ちになるんですよね。
このように、キランソウは春になったら出会いたい植物の一種ですね!
キランソウの別名(医者殺し、地獄の釜の蓋)
キランソウには「医者殺し」「地獄の釜の蓋(じごくのかまのふた)」といった別名があります。
なんともおそろしげな名前ですが、実はこれらはポジティブな意味合いの名前なのです。
というのも、キランソウは昔から薬草として利用されてきた植物で、その効能から上記のような別名がつけられたそうです。
例えば「地獄の釜の蓋」であれば、”地獄に落ちるのを防ぐ(蓋をする)”といった意味のものなのですね。
薬草としても利用されるキランソウ
ただ、人にとってはそんなに有用な植物ですが、フィールドでは葉に虫食いはあまり見られない印象です。
人にとっては有用な植物だとしても、虫にとってはあまり魅力的でないのかも知れないですね。
その植物が食べられるかどうかは、生き物ごとに耐性の有無が異なるので、そういった観点で観察してみるのも面白いと思います!
おわりに:キランソウを観察してみよう!
キランソウは紫色の花を咲かせる、かわいらしい雰囲気の植物です。
公園など身近な場所でも見られやすいので、ぜひ探してじっくりと観察してみてください!
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