ブッポウソウ目ってどんなグループ?
このグループの野鳥には、どんな魅力があるの?
こんな疑問にお答えします。
ブッポウソウ目は、ブッポウソウ、カワセミなどの種が含まれるグループです。
このグループの鳥たちはカラフルな姿を持ち、人気の鳥が多いです。
また、鳥は”種によって足の構造が大きく違う”のも面白いポイント。
このグループの鳥たちは「合趾足(ごうしそく)」という、複数の指がくっついた構造の足を持つ鳥たちなのです!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。
そんな鳥好きの僕が、ブッポウソウ目の野鳥たちの魅力を紹介します。
ブッポウソウ目の特徴
カラフルな鳥が多い
ブッポウソウ目は、鳥を分類するグループの1つ。
このグループにはブッポウソウのほか、カワセミやアカショウビンなどが含まれます。
このブッポウソウ目に含まれる鳥たちはカラフルな姿のものが多く、どの鳥も存在感のある鳥たちばかりです。
ブッポウソウ
カワセミ
カワセミなどは17cm程度の小さな鳥ですが、彼らのいる公園などでは、多くのカメラマンが撮影したりしていますね。
ちなみに日本では迷鳥として以外では見ることができませんが、海外に生息する鳥では「ハチクイ」の仲間などもブッポウソウ目に含まれます。
ハチクイの仲間も、やはりカラフルな美しい鳥たちです。
マレーシアで出会ったルリノドハチクイ
ブッポウソウ目の鳥たちは、そのカラフルな姿に注目です!
合趾足(ごうしそく)を持つ
鳥というと翼や羽に注目しがちですが、”足の構造”も種によって特徴があって面白いです。
というのも、足というのは生態によって様々な適応をしているのですね。
例えば、水中で生活する鳥と陸上で生活する鳥では、足の構造が大きく異なるのです。
ではブッポウソウ目の鳥たちの特徴といえば、「合趾足(ごうしそく)」という構造の足を持つ、というのがあります。
合趾足とは、”複数の指がくっついた構造の足”です。
カワセミの足(第2趾・第3趾がくっついている)
以下に、鳥の足の指について分かりやすく解説してくださっていました↓
この構造の足は、歩行にも適していないし、水中を泳ぐのにも適していません。
ということは、"木の枝などに止まるのに適応した形"だと考えられます。
実際にカワセミの行動を見ていると、「木の枝や岩など、足場に止まる」以外には足を使っている様子は見られません。
キジのように歩いたりはしないし、スズメのようにホッピングもしないのです。
このように、鳥の生態や生活環境によって足の構造は大きく異なります。
ブッポウソウ目の鳥と出会ったら、この足の構造に注目して観察してみてください!
ブッポウソウ目の野鳥の主な仲間
ブッポウソウ科
日本ではブッポウソウ1種のみです。
ブッポウソウ
一見黒っぽくて派手さを感じづらいかもしれません。
しかし日に当たるとエメラルドグリーンの羽が映え、飛翔時には目立つ白斑が見られる、美しい鳥です。
カワセミ科
カワセミのほか、ヤマセミ、アカショウビン、ナンヨウショウビンなど目立つカラーリングの鳥が多いです。
カワセミ
アカショウビン
大きなくちばしを持つのも特徴的で、そのくちばしを使って大胆に獲物を捕らえるという、豪快な一面もあります。
おわりに:ブッポウソウ目以外にも魅力的な野鳥はたくさんいる!
僕たちの身の回りには、他にも魅力的な野鳥たちがたくさん暮らしています。
以下の記事で色々な野鳥たちの魅力を紹介していますので、ぜひご覧ください!
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などができますので、こちらもぜひご活用ください。
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