とってもきれいな鳥!
他には、どんな魅力的な野鳥がいるの?
上の写真は、オオルリという、青い羽を持つ美しい野鳥。
「こんな美しい青い鳥なんて、山奥にいないと見られないのでは?」
と思ってしまいますが、実は季節によっては身近な公園でも彼らに出会える可能性があるんですよ!
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。
そんな鳥好きの僕が、僕が出会った様々な野鳥たちの魅力を紹介します。
鳥の分類ルールについて
生き物たちには分類のルールがあり、そのルールにもとづき細かく分類されています。
「目」「科」と言った言葉は、分類ルールにおけるグループの単位です。
分類ルールの用語について詳しくは以下をご覧ください↓
※スマホアプリ「見つけた!野鳥図鑑」を使うと鳥の種類ごとに記事が辿れます。
他にも「野鳥検索」「見つけた野鳥の記録」など昆虫観察がより楽しくなるアプリになっていますので、ぜひご利用ください!
色々な野鳥の魅力紹介
スズメ目
スズメ目は、非常に多くの種類の鳥が含まれる、鳥類最大のグループです。
代表的な鳥としては、スズメ、ヒタキ類などのほか、カラスも含まれます。
最も身近な野鳥スズメ
青い鳥・美しい声で二冠を持つオオルリ
頭がベレー帽のようになっているカラス科のオナガ
共通した特徴としては、鳴菅(めいかん)という、鳴き声を出す器官が発達していること。
また小型の鳥たちが多く、いわゆる「小鳥」と呼ばれる鳥たちはほとんどがこのグループに属します。
カモ目
カモ目は、水かきが発達しており、水中生活に適応したグループです。
このグループには、いわゆるカモのほか、ハクチョウやガンも含まれます。
1年中観察できる数少ないカモのカルガモ
白くて優雅な姿のハクチョウ
日本ではカモのほとんどは、冬に北国から渡ってくる冬鳥。
冬での出会いが楽しみな野鳥たちです。
キジ目
このグループには、キジのほか、ヤマドリやライチョウなど、主に地上を歩いたり走ったりする鳥たちが含まれます。
桃太郎にも登場するキジ
このグループの名前にもなっているキジと言えば桃太郎にも登場する、国民的に有名な野鳥。
リアルなキジは、絵で描かれる以上にとても美しい野鳥です。
ハト目
ずんぐり姿のものが多い鳥たちで、ドバトやキジバトは身近な場所でも見られるハトです。
街中でもよく見られるハト、ドバト
しかしその姿に反して「飛翔力」の高いものが多い鳥たち。
しかも意外と色々な種がいて、多様な姿も面白いのです。
ツル目
ツル目は、脚が長く、スラットした美しい姿の鳥たちが多いです。
このグループには、ツルのほか、クイナたちが含まれます。
絵になる姿のツル
かわいらしいイメージのクイナ
同じ目に属しながらも、美しいツル&かわいらしいクイナと、異なる印象を受ける鳥たちです。
ペリカン目
ペリカン目には、サギやペリカン、トキなどの鳥たちが含まれるグループ。
サギは都市部でも見られる、身近な野鳥ですね。
日本最大級のサギであるアオサギ
ユニークなくちばしを持つクロツラヘラサギ
このグループの鳥はみな大型で、たいへん迫力のある鳥たちです。
カツオドリ目
カツオドリ目は、カツオドリやウなどが含まれるグループです。
川などの水辺でよく見られるカワウ
カツオドリは海の沖に出ないとなかなか出会えませんが、ウの仲間は陸からでも観察できる身近な鳥です。
ミズナギドリ目
ミズナギドリ目には、ミズナギドリやアホウドリなど外用性の海鳥たちが含まれるグループです。
航路でよく見られるオオミズナギドリ
船に乗って離島に行く時などに、このグループの仲間たちに出会うことができます。
チドリ目
チドリ目には、千鳥足(ちどりあし)の由来となったチドリたちが属するグループ。
このグループには、シギ・チドリのほか、カモメやウミスズメなどが含まれます。
千鳥足の由来となったチドリ
ネコのような声を出すウミネコ
上記のように、種単位でも多様な鳥たち多く含まれる面白いグループです。
タカ目
タカ目は、代表的な猛禽類たちが属するグループです。
身近なタカのトビ
魚を狩るミサゴ
勇ましく、迫力のある姿を持つ彼らは、やはりかっこ良い!
さらに同じタカ類でも小動物を狩るもの、魚を狩るもの、昆虫などと捕食対象に違いがあるのも面白いです。
フクロウ目
フクロウ目に属する種の多くが夜行性で、ネズミなどを捕食する肉食性の鳥たち。
冬に河川敷や農耕地で見られるコミミズク
可愛らしい姿でありつつも、獲物を狩るための様々な仕組みを身体に備えたハンターです!
ハヤブサ目
ハヤブサ目は、タカと同様に肉食性の猛禽類の鳥たち。
飛翔力の高いハヤブサ
ハヤブサといえば、鳥類界最速級の飛翔力を持つ鳥。
彼らが狩りをしている時の飛翔を見ると、そのスピードにあっと驚きますよ!
キツツキ目
キツツキ目は、木をつついて巣穴を掘ったり、木の中の虫を食べたりする鳥たちです。
日本最小のキツツキであるコゲラ
キツツキが作った巣穴は様々な動物たちに利用されるため、森の大工さんとも呼ばれます。
カッコウ目
カッコウ目には、そのままカッコウ科の鳥たちが属します。
腹部の横線が特徴的なカッコウ
このグループの仲間は、「托卵」という習性と「鳴き声」が特徴的。
姿がよく似た彼らの識別は、鳴き声が大きなヒントになります。
カイツブリ目
カイツブリ目にも、そのままカイツブリ科の鳥たちが属します。
公園の池などで見られるカイツブリ
カイツブリは、カモに似ている可愛らしい水鳥。
カイツブリは、夏と冬でガラッとキャラが変わることもとてもユニークな特徴です。
ブッポウソウ目
ブッポウソウ目には、ブッポウソウやカワセミ、アカショウビンなど人気のある鳥たちが属します。
赤いくちばしが印象的なブッポウソウ
清流の宝石とも言われるカワセミ
複数の指がくっついた構造の足(合趾足)を持つグループで、カラフルな姿を持つものが多いのも特徴的です。
オウム目
オウム目には、オウムやインコが含まれるグループです。
日本在来種ではオウム目の鳥はいませんが、人の手によって移入されたものが野生化してしまった外来種としては身近な場所に住みついていることがあります。
都内にも住みついているワカケホンセイインコ
大きなくちばしが特徴的な鳥で、多くが熱帯・温暖な地域に住むためか、派手な姿のものが多いです。
カテゴリー別の野鳥の紹介
夏鳥
冬鳥
きれいな鳴き声の野鳥
青い鳥
赤い鳥
海外の野鳥の紹介
マレーシア ボルネオ島(キナバル山・コタキナバル周辺)
上記のような大型の鳥「サイチョウ」や、熱帯らしいカラフルな野鳥たちに出会えました。
ニュージーランド(南島)
ニュージーランドの南島に行ったときのお話です。
スチュワート島は鳥の気配が凄まじく、まさしく「鳥の楽園」でした。
台湾(台北、烏来)
台湾に探鳥に行ったときのお話です。
上の写真は台湾の国鳥「ヤマムスメ」ですが、街中でも多くの野鳥たちに出会えました。
野鳥の魅力を鳥の種類ごとに読む方法
本記事では、野鳥の分類ごとに魅力を紹介しました。
今回紹介した記事を辿っていくことで、色々な野鳥の魅力を見ることができます。
ただ、「特定の鳥に関連する記事を読みたい」といった時に、記事を辿っていく必要があって面倒ですよね。
アプリ「見つけた!野鳥図鑑」では、
・野鳥の検索
・個別の鳥ごとに関連する当ブログの記事を見る
などができますので、こちらもぜひご活用ください。
また、野鳥の魅力については今後も随時追記していきます。
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おわりに:色々な野鳥を観察しよう!
野鳥観察は、野鳥の姿を楽しむ以外にも、鳴き声を楽しむ、習性を楽しむなど、様々な楽しみ方があります。
また、野鳥観察を始めると身近な場所にも興味を持つようになります。
そこで面白い生き物たちに出会うのはもちろん、新たな興味を発見したり、その土地の魅力を再発見することにもつながるんです!
僕も野鳥観察を始めてから、20年以上住んでいた地元で初めてキジを発見し、地元の魅力を再発見することができました。
あなたも野鳥観察で、身近な場所をさらに楽しむ体験をしてみてください!
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