ネイチャーエンジニア いきものブログ

虫・鳥などの動植物の魅力や知識など、自然観察をもっと楽しむための情報を発信します。


TOP | 自己紹介 | 運営者のアプリ・ゲーム | 運営者の本


マレーシア ボルネオ島 キナバル山・コタキナバル周辺の野鳥

キタカササギサイチョウ

ネイチャーエンジニアの亀田です。

 

先日、マレーシアのボルネオ島のサバ州に行ってきました。

 

僕は年間100回以上野鳥観察をしますが、先日の旅も野鳥をはじめとする生き物観察が主な目的。

 

この旅では、6日間で70種類程の野鳥に出会えました。

 

そこで今回は、この旅で出会った野鳥を紹介します。

 

 

 

■ 目次


ボルネオ島 コタキナバル周辺で出会った野鳥たち

ボルネオ島は日本の約2倍の面積がある熱帯林地域で、生物多様性の高い島です。

 

ボルネオ島のサバ州の自然全般の情報は、以下の記事をどうぞ↓
>> マレーシア ボルネオ島「キナバル山周辺」 自然と生き物を紹介

 

今回の旅では、主に以下の場所で探索しました。

 

  • キナバル山
  • クロッカーレンジ国立公園
  • コタキナバル ウエットランドセンター(マングローブ林)
  • コタキナバルのビーチ、離島

 

それぞれの場所ごとに出会った、主な野鳥たちを紹介します。

 

キナバル山

キナバル山

マレーシア最高峰の山。

 

標高は4000m以上で、富士山以上です。

 

標高1000〜1800mあたりまでの範囲で野鳥観察をしました。

 

ボルネオタンビヘキサン

ボルネオタンビヘキサン

熱帯らしい、鮮やかな緑色が目立つ、ボルネオ固有種の鳥

 

早朝に1度だけ見ることができました。

 

ガイドさんが見れるかもと言ってた鳥の一種で、期待していた鳥の一種だったので嬉しかったです。

 

でもやっぱり観光客が増えてくると気配はなくなってしまいましたね。


アイイロヒタキ

アイイロヒタキ

青い体と、尾の黄色がきれいな小鳥。

 

さえずりも綺麗でした。

 

キナバル山にはヒタキ類もたくさんいて、色々な色の野鳥がいます。


ハジロマユヒタキ

ハジロマユヒタキ

一言で言うと、黄色くないキビタキ

 

でも、キビタキと同様にとってもキュートな鳥でした。

 

ちなみにキビタキはこちら。

キビタキ

声もキビタキのように美声なのかな?

 

鳴いてくれなかったので、確認できずじまいでした。


ボルネオチャガシラガビチョウ

ボルネオチャガシラガビチョウ

ボルネオ固有種の鳥です。

 

日本でよく見るガビチョウよりもちょっとカラフル。

 

赤い頭と黄色いアイリングがかわいいです。

 

行動はやっぱり日本のガビチョウと似ていて、割と大胆に行動します。

 

キナバル山の野鳥は警戒心の強いものも多かったのですが、この鳥は目の前で木の実を食べることもありました。


ボルネオモズヒタキ

ボルネオモズヒタキ

この鳥はヒタキ科でもなくモズ科でもなく、「モズヒタキ科」というグループに属します。

 

姿もちょうど中間な感じで、ヒタキのような体型だけど、目にはモズのような過眼線があります。

 

ちなみにモズはこちら。

モズ

 

動きとしてはモズのように止まってくれる感じではなく、枝を少しずつ飛び移っていくように移動していました。


クロッカーレンジ国立公園

クロッカーレンジ国立公園

クロッカー山脈にある国立公園で、「ケニンガウ」という町にあります。

 

ケニンガウとは現地の言葉で「シナモン」と言う意味だそう。

 

実際、シナモン=「セイロンニッケイ」の木がたくさん生えていました。

 

ボルネオシキチョウ

ボルネオシキチョウ
台湾でもシキチョウに出会いましたが、ボルネオのシキチョウは別亜種で、お腹が黒いです。

 

個体数は多いので、たくさん出会えました。

 

歌声がとても綺麗で、朝からいい気分で目覚めさせてくれました。


リュウキュウツバメ

リュウキュウツバメ

日本で生まれたツバメは、ボルネオにも渡ってきます。

 

ボルネオはツバメの有名な越冬スポットなのです。

 

ちなみにこの種は、関東で見られるツバメとは違う種類。

 

南西諸島に住むリュウキュウツバメです。

 

日本からはるばるボルネオまで飛んでいくことを考えると感慨深いです。


メグロヒヨドリ

メグロヒヨドリ

ヒヨドリの仲間で、関東でもよく見られるヒヨドリというよりは、沖縄で見られる「シロガシラ」に似ていました。

 

鳴き声もシロガシラに似ていた印象です。

 

ちなみに、シロガシラはこちら。

シロガシラ

ヒヨドリ科は英語で「Bulbul」と言います。

 

現地のガイドさんも、この鳥の声がすると「ブルブル」とよく言っていました。


ハイイロオウチュウ

ハイイロオウチュウ

日本でも迷鳥として観察記録がある鳥です。

 

目立つところが好きなようで、よく枝のてっぺんに止まっていたので見つけやすかったです。

 

夕方、日が沈むまでよくさえずっていました。

 

目の周りの白い部分がチャーミングですね。


キンパラ

キンパラ

芝生や草むらで群れている所によく遭遇しました。

 

人の気配を感じるとすぐに草むらに隠れてしまいます。

 

クロッカーレンジ国立公園と、コタキナバル周辺でも見ましたが、やはり前者の個体の方が警戒心が強かったですね。

 

前者は30mくらいの距離があっても隠れてしまうけど、後者は10mくらいまで逃げない。

 

やはり都会の鳥は人馴れしているのですね。


ロクショウヒタキ

ロクショウヒタキ

海のような美しいブルーの鳥です。

 

早朝、オスとメスがつがいで実を食べに来ていました。

 

日の当たり具合によってとても綺麗で、しばらくシャッターを切り続けてしまいました。

 

朝食後、再度観察に行ったのですが、もういなくなってしまっていました。

 

コタキナバル ウエットランドセンター

コタキナバル ウエットランドセンター

コタキナバル市街地唯一の熱帯雨林で、マングローブ林のようになっています。

 

ナンヨウショウビン

ナンヨウショウビン

日本では南西諸島でしか見られない、青い羽がとっても美しい鳥です。

 

カワセミに近い鳥だけど、体はカワセミよりもはるかに大きく20cm以上あります。

 

ウエットランドセンターやビーチでたくさん見られました。

 

声が結構大きくて目立つので、見つけやすかったです。


ミドリカラスモドキ

ミドリカラスモドキ

住宅地に適応していて、コタキナバル市街地にもたくさんいます。

 

橋の下の見えない所などにも巣を作っていました。

 

漆黒の羽と赤い目が特徴的です。

 

東南アジアには広く分布しているようで、以前台湾でも見ました。

 

日本では南西諸島で観察記録があります。


ムラサキサギ

ムラサキサギ

日本では沖縄で見られる鳥です。

 

センター内の案内にもムラサキサギがいると書いてあって、結構数いるのかなーと期待していました。

 

しかし、ウエットセンターには旅行中に2回行ったものの、見たのは1羽だけでした。

 

ダイサギなどはたくさんいたのですが。


キバラタイヨウチョウ

キバラタイヨウチョウ

南国らしい派手な鳥です。

 

真っ黄色な体と、のどの光沢のある青が美しいです。

 

向こうでは木の上でよく小鳥の声が聞こえるのですが、見るたびに違う鳥が見られて全く油断できません。

 

このタイヨウチョウの仲間の鳥もいろんな種類がいました。


チャノドコバシタイヨウチョウ

チャノドコバシタイヨウチョウ

カラフルなタイヨウチョウです。

 

メタリックな体が目立ち、光があたるととっても美しいです。

 

ちょこまかと動いて、長いくちばしを使って花の蜜を吸います。

 

市街地にも普通にいて、比較的遭遇率の高い鳥でした。

 

コタキナバル市街地(ビーチ含む)

コタキナバル タンジュンアルビーチ

街中には日本と同様に、スズメやハトたちが多いです。

 

上の写真は、コタキナバル市街地近くのタンジュンアルビーチ

 

ビーチに行くと、ビーチのちょっとした樹木や林にたくさんの野鳥が住んでいました。

 

キタカササギサイチョウ

キタカササギサイチョウ

白い大きな頭が特徴的なサイチョウです。

 

まさか市街地近くのビーチにこんな大物が住んでいるとは。

 

体が大きいからヤシの実みたいな大きいもの食べるのかと思ったら、以外と小さな実をパクパクと食べていました。


チョウショウバト

チョウショウバト

小型のハト。

 

日本で見るキジバトなどよりも1〜2回り小さいです。

 

このハトもクロッカーレンジ国立公園にいましたが、やはり警戒心は市街地のものの方が低めでした。

 

飛翔する時に見える羽の白い紋が綺麗です。


ミカドバト

ミカドバト

逆に大型のハト。

 

日本で見るキジバトなどよりも2回りくらい大きく、ウミネコくらいの大きさ。

 

丸っこい体型なのもあって、かなり大きく見えます

 

後述するインコに威嚇されたりしていましたが、動じずにじっとしていました。

 

コオオハナインコモドキ

コオオハナインコモドキ

結構やかましく鳴きながらビーチを飛び回ります。

 

性格も荒そうな感じで、他のインコと木の上でバトルしていました。

 

また、ミカドバトに対しても鳴いて威嚇していました。

 

でも、この鳥も実は準絶滅危惧種なのです。


スズメ

スズメ

日本でもお馴染みのスズメと同種。

 

このスズメは世界的には以外と希少で、アジア周辺でしか見られません

 

関連:日本にはスズメが2種類いる!?海外のスズメとの違いも解説

 

やはり生息場所は市街地周辺で、地面をついばんでいました。


ブッポウソウ

ブッポウソウ

日本では特定の場所以外ではなかなか見られない旅鳥。

 

コタキナバルのビーチにいました。

 

ここでは旅鳥でなく、留鳥として生息しているようです。

 

姿は可愛らしいですが、鳴き声は「ギャーギャー」とわめく感じです。


シロハラクイナ

シロハラクイナ

日本では沖縄で見られるクイナです。

 

ビーチ周辺の、下水付近の草むらにいました。

 

台湾で出会ったシロハラクイナも決して綺麗とは言えない水辺にいました。

 

この鳥は、あまりきれいな水でなくても大丈夫みたいですね。


おわりに

ボルネオ島サバ州で出会った野鳥、についてお伝えしました。

 

ボルネオではちょっとした緑がある場所に、たくさんの野鳥が生息していて、次々と様々な種類の野鳥が見られるのが楽しかったです。

 

しかも、1年中こんなに多様な野鳥たちが見られるなんて素晴らしいですね!

 

ボルネオに行く時は、ぜひ野鳥観察をお楽しみください。

 

ボルネオ島コタキナバル周辺の旅行情報についてはこちらをどうぞ↓

>> マレーシア ボルネオ島「コタキナバル」旅行ガイド 気候・交通・治安

 

また、他の国の野鳥記事についてはこちら↓

 

・ニュージーランド

>> 【野鳥旅行記】ニュージーランド:キーウィに会いにスチュワート島へ

 

・台湾

>> 【野鳥旅行記】台湾台北周辺:街中で国鳥ヤマムスメにも出会えた

 

では、また。