ネイチャーエンジニア いきものブログ

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サギ科(鷺)の野鳥の種類と魅力|写真映えする水辺の美しく大型の鳥たち

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アオサギ

公園に行ったら大きなサギがいた!

サギって、他にどんな鳥がいるの?

こんな疑問にお答えします。


サギ(鷺)と言えば、公園の池などでもよく見られる、身近な水辺の鳥。


大きくて迫力のある野鳥ですよね!


しかし一言でサギと言っても、実は色々な種類のサギがいるんですよ!


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。


そんな鳥好きの僕が、サギ科の野鳥の種類と魅力を紹介します。




 

サギ科(鷺)の野鳥の特徴と魅力

サギ科は、ペリカン目というグループに含まれる科。


僕が考える、サギ科の野鳥の主な魅力は以下の3つ。

1. 観察しやすい
2. 大型で迫力がある
3. 写真映えする


1. 観察しやすい

サギ類はあまり素早くは動きません。


むしろじっとしていることが多く、他の鳥よりもじっくり落ち着いて観察できる鳥たちなのです。(種類によって、活発に動くものもいます)


じっとしていることの多いサギたち
アオサギ


例えば、ある場所に立ってじっと水の中をうかがっている姿をよく見かけます。


そう。それは彼らが狩りをしている最中なのですが、そういった狩りの様子をじっくり観察できるのも彼らの魅力ですね!


またサギ類は他の鳥たちと比べて大型の種類が多く、野鳥観察初心者でも発見しやすいのも嬉しいところです。

2. 大型で迫力がある

1.で触れた通り、サギ類は他の鳥たちと比べて大型の種類が多い。


特に大きなアオサギの場合、翼を広げた時の大きさは160~175cmにもなります。


彼らが大きく動くと何かと迫力がありますが、特に彼らが飛翔する姿はインパクトがありますよ!


アオサギの飛翔姿

アオサギ 飛翔

アオサギが翼を広げると大迫力!

3. 写真映えする

サギ類は水辺で生活するものが多く、池や干潟などで狩りをしていることが多いです。


なぜなら彼らは大型のものが多く、ちょっと引いて風景と一緒に撮影してもシルエットが分かります。


なので、水辺の風景を背景に撮影することによって、季節感溢れた写真が撮影できるのです


水辺のダイサギ

ダイサギ

引いてもシルエットがよく見えるのは、大型の野鳥ならでは。


実際、水辺に佇む野鳥の写真などは、シルエットがシャープで美しいツルか大型のサギがモデルになっているものが多いですよね。


野鳥を綺麗に撮影するポイントについては、以下の記事で紹介しています↓




サギ科(鷺)の野鳥の種類

以下で紹介するサギ類の中で、シラサギ(白鷺)と呼ばれるものがいます。


しかし実はシラサギという種はおらず、白いサギ類の総称を意味します。


代表的なシラサギはコサギ・ダイサギ・チュウサギの3種で、アマサギも含まれることも。

コサギ

コサギ

シラサギの一種。


公園など身近な場所で見られます。


シラサギ類同士はよく似た姿をしているのですが、足指が黄色いのはシラサギの中でコサギだけです。



ダイサギ

ダイサギ

シラサギ類で最も大きな種で、80〜90cmもの大きさ。


夏羽になると、写真のように目先がきれいな緑色になります。

チュウサギ

チュウサギ

コサギとダイサギの中間のサイズのシラサギ。


チュウサギは夏鳥として飛来するので、基本的に冬の時期は見られません。


ダイサギとの見分けが難しいのですが、体の大きさのほか口角(口の切れ込み)で長さで見分けます。


先述したダイサギの写真と比べるとくちばしの色が違いますが、ダイサギ・チュウサギのくちばしの色は冬羽=黄色、夏羽=黒と変化します。

アマサギ

アマサギ

シラサギの中でも最も小さい種。


夏羽はオレンジ色になりますが、冬羽は白いです。


世界的には分布拡大中の、今勢いのあるサギです。

アオサギ

アオサギ

日本最大のサギ。


夏羽になると、くちばしと足が赤っぽく鮮やかになって綺麗です。


たまにびっくりするほど大きな魚を飲み込む姿を見ることもあるので、狩りの姿にも注目です。



クロサギ

クロサギ

海に住むサギで、浜辺や岩礁で見られます。


波打ち際で結構果敢に狩りをして、波に飲まれないかヒヤヒヤします。


また、クロサギ(黒鷺)という名前にも関わらず、白い姿のものも!?


その真相は以下の記事で紹介しています↓



ムラサキサギ

ムラサキサギ

南方に住むサギで、日本では南西諸島で繁殖しています。


アオサギに似ていますが、濃い目のカラーリングになっていて、渋めのカッコよさがあります。


南国らしい姿なので、沖縄に行った時などは出会いたい鳥の一種ですね!

ゴイサギ

ゴイサギ

青と白の姿がシックでなんだか高貴な美しさを感じます。


シラサギ類と比べると首の短い、ずんぐりした体型のサギですね。


なお、この種の幼鳥は「ホシゴイ」と呼ばれますが、これは種名ではありません。


ホシゴイ(ゴイサギ幼鳥)

ホシゴイ(ゴイサギ幼鳥)


ササゴイ

ササゴイ

羽が「笹(ササ)」のような模様になっていることが名前の由来。


ゴイサギに似ていますが、上記の模様や、目の虹彩の色が黄色い(ゴイサギは赤い)ところが違います。


昆虫を疑似餌的に使い、釣りのような狩りをするサギです。

ヨシゴイ

ヨシゴイ

日本最小のサギで、36cm程度の大きさ。


ヨシ原で生活し、首を長く伸ばしてヨシに擬態する姿がユニーク。


ヨシの上に止まれるのは、体が小さいからこそなのでしょう。


ダイサギやアオサギのような大きなサイズのサギは、草には止まらず、木に止まっています。

サギ科の野鳥と同じ分類に属する鳥たち

モモイロペリカン

サギ科の野鳥はペリカン目に属する鳥。同じ分類の鳥たちを以下で紹介しています。


[ペリカン目]
ペリカン目の野鳥まとめ|大型で迫力のある水鳥たち


おわりに:サギ科(鷺)の野鳥をじっくりと観察してみよう!

サギは比較的近い距離でじっくり観察できるのが魅力の野鳥です。


サギだけでなく、じっくり観察するとたくさんの魅力がある野鳥たちは、実は身近な場所にたくさん暮らしているんです


以下では、野鳥観察の始め方観察に役立つ知識や道具とともに紹介していますので、ぜひご覧ください!


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キビタキ


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