ネイチャーエンジニア いきものブログ

虫・鳥などの動植物の魅力や知識など、自然観察をもっと楽しむための情報を発信します。

ヒタキ科の野鳥の特徴と種類【季節を彩る華やかな姿と美しい歌声を持つ鳥たち】

キビタキ

綺麗なヒタキ!

ヒタキって他にどんな鳥がいるの?

こんな疑問にお答えします。


ヒタキ類は、その鮮やかな姿で四季を彩ってくれる野鳥です。


彼らは季節感溢れる野鳥たち。


僕にも彼らそれぞれの種類ごとに季節の思い出があります。


季節が変わるごとに訪れる様々なヒタキたちは、四季をより楽しくしてくれます


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。


そんな鳥好きの僕が、ヒタキ科の野鳥の特徴と魅力を紹介します。




 

ヒタキ科の野鳥の特徴と魅力

キビタキ

ヒタキ科は、スズメ目というグループに含まれる科。


僕が考える、ヒタキ科の野鳥の魅力は大きく2つ。

1. 季節を彩る華やかな鳥たち【野鳥図鑑の表紙にも】
2. 美しい歌声を持つ


1. 季節を彩る華やかな鳥たち【野鳥図鑑の表紙にも】

鳥には季節に応じて遠距離移動をする渡りという行動があります。


この習性があるため、僕たちは季節ごとに様々な野鳥を見ることができるんですね。


そんな渡りをする鳥たちの中でもヒタキ科の鳥たちは、ひときわ華やかな鳥たち


四季それぞれで、ヒタキ科の鳥たちが思い浮かびます。

・春:キビタキ
・夏:オオルリ
・秋:エゾビタキ
・冬:ルリビタキ

と言う感じです。


代表的な夏鳥のオオルリ
オオルリ


また、そんな旬の鳥はやはり映えるようで、野鳥図鑑でもヒタキ科の鳥が表紙を飾ることは多いです。


■ 日本の野鳥650(オオルリ)



■ 日本の野鳥図鑑(ルリビタキ)


このように、ヒタキたちは日本の四季を彩る鳥たちなのです!


ちなみに、日本の代表的な青い鳥3種である瑠璃三鳥(るりさんちょう)は、なんとその全てがヒタキ科の鳥です。

2. 美しい歌声を持つ

ヒタキ科の仲間の魅力は、姿だけではありません。


その鳴き声もとても華やか。


日本三鳴鳥のうち2種はヒタキ科の鳥です。


この2種以外にも、美しいさえずりを奏でるヒタキたちはたくさんいます。


以下で紹介した綺麗な鳴き声の野鳥にも、ヒタキ科の野鳥たちがたくさん含まれていました。


初夏の頃の山や森などのハイキングは、絶景を見ながら彼らの美しい声を聴ける、最高の贅沢です!




ヒタキ科の野鳥の種類

オオルリ

オオルリ

日本三鳴鳥の一種でもあり、瑠璃三鳥(るりさんちょう)の一種でもある。


上記の通り、2冠達成しているすごい鳥です。


木の高い位置にいることが多く、なかなか良い角度で撮影させてくれません。


夏鳥で、山や森などで見られます。

キビタキ

キビタキ

黄色と黒の羽が美しい鳥で、森のナルシストなんて呼び方もあります。


鳴き声も三鳴鳥に負けないくらい美しい。


体の色が目立つので、森の中でも比較的見つけやすいです。


夏鳥で、山や森などで見られます。

ルリビタキ

ルリビタキ オス

瑠璃三鳥の一種。


夏は山で過ごし、冬になると平地に降りてきます。


目線の高さに出てくるので、公園などで突然目の前に現れることも。


思いがけず目の前に現れる青い鳥は、本当に人を幸せにしてくれます。

コルリ

コルリ

瑠璃三鳥の一種。


瑠璃三鳥の中ではおそらく最も出会いづらいです。


なぜなら、標高の高い場所にいる鳥だからです。


スラッと長めの美脚の持ち主。

ジョウビタキ

ジョウビタキ

黒と温かみのあるオレンジ色の冬鳥。


僕が野鳥観察を始めたばかりの頃、このジョウビタキに会いたくてたくさん歩いて探したものです。


人里近くでも見られやすい鳥で、農耕地や公園、人家周辺などでも見られます。

ノビタキ

ノビタキ

白黒のツートーンカラーが綺麗。


関東では標高の高い場所か、渡りの途中で見ることができます。


北海道では平地でも見られます。


僕が北海道に行った時には草原・湿原的な環境でよく見ました。

コマドリ

コマドリ

日本三鳴鳥の一種。


ヒンカララ」という鳴き声は、馬のいななきに例えられます。


コマドリは夏鳥で、山で見ることができます。


その声は印象的で、登山中など遠くにいても「あ、コマドリの声だ!」と分かります。


オレンジ色の姿も美しいのですが、やぶの中にいることが多くて撮影はしづらいです。

サメビタキ類3種

サメビタキ

サメビタキ


コサメビタキ

コサメビタキ


エゾビタキ

エゾビタキ


渡りの時期に見られる、灰色のヒタキたち。


秋の公園などでは、この3種それぞれに出会えることも。


彼ら3種をコンプリートする楽しみもあります。

ツグミ類

ツグミ

ツグミ


クロツグミ

クロツグミ


シロハラ

シロハラ


アカハラ

アカハラ


大型のヒタキ科の鳥たち。


他のヒタキは空中で虫を捉えることが多いですが、ツグミ類は地面をついばんで食事をします。


特にシロハラ、アカハラなどは葉っぱをひっくり返して餌を探しているのをよく見ます。

イソヒヨドリ

イソヒヨドリ

赤と青のツートンカラーの綺麗な鳥。


磯と名のつくだけあって海沿いでよく見ますが、最近は内陸部にも分布を広げています。


また、姿だけでなくさえずりも美しい鳥。


海でヒタキ類を見ることはあまりないので、海のヒタキ類として貴重な野鳥ですね!

ヒタキ科の野鳥に関連する鳥たち

きれいな鳴き声の鳥

コマドリ


同じ分類に属する鳥たち

スズメ目の鳥たち

スズメ


おわりに:ヒタキ科の野鳥たちと一緒に季節を感じよう!

ヒタキ科の野鳥は季節を彩る華やかな野鳥たち


僕は、彼らがこれだけ注目され人気なのは、日本の四季という気候にピッタリな鳥たちだからだと思います。


なぜなら、日本では、季節に応じて背景が大きく変化します。


青々しい夏の緑を背景にしたオオルリを見るのと、葉をほとんど落とした樹木を背景にしたルリビタキを見るのでは、同じ青い鳥でも全然印象が違います。


常に緑のある景色が見られる南国では、このような変化は起きないでしょう。


そんな季節感が演出できるヒタキ科たちが日本で人気になるのは、やはり必然なのだと思います。


あなたも野鳥観察を通じて、ヒタキ科の野鳥たちと四季の変化を感じてみませんか?


以下では、野鳥観察の始め方観察に役立つ知識や道具とともに紹介していますので、ぜひご覧ください!


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