ネイチャーエンジニア いきものブログ

虫・鳥などの動植物の魅力や知識など、自然観察をもっと楽しむための情報を発信します。

ツグミはオレンジ色の羽を持つ美しい冬鳥【振り返り行動がかわいい】

ツグミ

あ、冬の畑で鳥を見つけたよ!
この鳥ってどんな鳥?

こんな疑問にお答えします。


身近に見られる冬鳥の1種に「ツグミ」がいます。


関東へは毎年11月頃に到来し、毎年彼らに出会えるのが楽しみになる、定番の冬鳥です。


しかも、こちらをチラ見して振り返る、かわいい仕草もするんですよ!


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。


そんな鳥好きの僕が、ツグミの特徴と魅力を紹介します。




 

ツグミはオレンジ色の羽を持つ美しい鳥【振り返り行動がかわいい】

ツグミ

オレンジ色の羽を持つ美しい鳥

ツグミは一見地味目な印象の鳥ですが、よく見ると輝くオレンジ色の羽を持つ美しい鳥です。


美しいオレンジ色の羽を持つツグミ

ツグミ


しかしその姿は個体差が大きく、黒みの強弱が個体によって違ったり、胸の黒い斑点の模様が違ったりします。


以下の写真を比べても、色味に大きな差があって、雰囲気が違いますよね。

ツグミ ツグミ


このように、ツグミは個体ごとに結構個性のある鳥なのです。

振り返り行動がかわいい

ツグミのかわいい行動の1つとして、「振り返り行動」があります。


ツグミは地上での移動は「ホッピング」という、ピョンピョンとはねる方法で移動します。


人が近くに来ると、ツグミはホッピングで少し先に行き、胸を張って後ろをチラ見して振り返るような仕草をするんですね。


↓胸を張って振り返る姿

ツグミ


さらに近付くと、またホッピングして胸を張る仕草を繰り返します。


これがまるで「だるまさんがころんだ」のような行動で、とってもかわいらしいのです。(やり過ぎると飛び去ってしまうのでビックリさせすぎないように注意)

女の子みたいな名前「ツグミ」の由来

ツグミって女の子のような名前ですよね。


「この間ツグミに会ってさ」なんて言うと、デートしたみたいな会話になります笑


このツグミという名前の由来ですが、実は明確な由来は分かっていないようですが、以下の2つが有力なようです。

1. 繁殖期以降さえずらない為、声を「つぐむ」という言葉が由来
2. 関東の方言「つぐむ=しゃがむ」が由来


1について、確かに関東でさえずりは聞けません。


冒頭の話で僕が聞いたツグミの鳴き声は「地鳴き」というもので、「キョキョッ」「フィフィッ」みたいな声を出します。


繁殖期に歌うように鳴く「さえずり」とは違うもので、さえずりは僕も聞いたことはありません。


しかし、他の冬鳥の多くもさえずりを聞くことはできません


なぜ特にツグミに対してここに注目されたのかは不明ですが、有力な説の1つになっています。


2について、ツグミは確かに警戒心が強いのでしゃがむような姿勢を取ることも多いです。


ただ、これも以前紹介したシロハラなども行う仕草で、ツグミならではのものではありません。

※ シロハラは「大型ツグミ」と呼ばれますが、ツグミも大型ツグミの仲間です


1,2 の説は、どちらもツグミの行動が由来


少なくとも言えるのは、ツグミは昔から身近な野鳥だったということでしょう。




ツグミは冬を告げる鳥【観察しやすいのは春】

秋の終わり頃に飛来

ツグミは日本には冬にやってくる冬鳥


カモ類やジョウビタキなど他の冬鳥の飛来は少し早く10月頃からやってきます。


しかしツグミが飛来するのは、11月中旬以降


紅葉も始まって本格的な冬のシーズンになり始めた頃にやってきます。


冬の季節にやってくるツグミ

ツグミ


そう、ツグミは「冬を告げる野鳥」なのです。

身近な場所で見られる

ツグミは畑や草むら、河川敷、公園など身近な開けた場所で見られるため、観察しやすい野鳥です。


ただ、飛来直後は警戒心が強く、藪の中などに隠れがち。


存在は分かっていても、なかなかじっくり観察させてもらえません。


しかし冬の終盤(1月以降)になると警戒心が弱まり、よく人目のつく場所に現れるようになります。


春の渡りと渡り後の繁殖に備えて、積極的にえさを摂るのでしょう。


特に初春(3〜4月頃)になると、公園などでもあちこちに出てくるようになります。

ツグミに関連する鳥たち

同じ分類に属する鳥たち

オオルリ

※リンクから各分類の紹介を見ることができます。

おわりに:ツグミのかわいい行動を観察してみよう!

ツグミの少し進んでは後ろを振り返る仕草はとってもかわいらしいものです。


そんな彼らに冬の田んぼや畑などで出会えると、ついつい嬉しくなってしまいます。


そのような「野鳥たちと出会う嬉しさや喜びを表現したい!」と開発したアプリが、以下の「鳥マスター!」。


■ 野鳥観察ゲーム「鳥マスター!」

鳥探索 撮影結果

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