ネイチャーエンジニア いきものブログ

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高校時代から一緒に過ごした愛犬の死から学んだこと【いつでも会える存在こそ大切に】

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ネイチャーエンジニアの亀田です。


僕はこのブログで野生動物の話ばかりしてますが、実はぺットも飼っています


ただ今の家で飼っているのではなく、実家でですが。(犬が3匹


しかし実は、そのうち1匹の愛犬「やまと」が3ヶ月ほど前に亡くなりました。


愛犬「やまと」

やまと


やまとは僕の高校時代から18年ほど連れ添った、兄弟のような存在の犬。


亡くなった当時は気持ちの整理が付かず、身近な知人でも数人にしかやまとの死を伝えていませんでした。


しかし時間が経って、心と頭の整理ができたので、発信することにしました。


今回お伝えするのは、やまとの死を経て学んだ大切なこと


彼の死から僕が受け取ったメッセージが、他の方のためにもなるかも知れないと思い、今回この記事で紹介します。




 

高校1年の時にやってきた初めての愛犬

やまと

やまとと初めて出会ったのは高校1年の時。


やまとは、地元近くの町の公的施設で里親募集されていた犬でした。(僕は迎えに行っていないので、詳しくは知らない)


迎えに行った母と妹の話によると、


くじで引いた番号順に犬を選べるルール


ウチは確か9番目くらい。


最初に希望していた犬はすでに引き取られてしまった。


そしていざ自分たちの番が来た時。


どの犬を指定するか迷って係りの方に相談したところ、静かで飼いやすいとオススメされた犬がいました。


それが「やまと」でした。


実際やまとが家に来た時は、全然吠えずにじっとしている、おとなしい犬でした。


家でテレビを付けた時、突然テレビに向かって吠えました。


それが初めて聞いたやまとの声


当時、やまとは生後3ヶ月の雑種犬。


施設では屋外で兄弟の犬たちと飼われていたようで、テレビを見るのも初めてだったのですね。

家に帰る理由と家族との会話を与えてくれた

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ウチは虫以外のペットを飼ったのは初めて


もともと屋外で飼われていたやまとは、強烈な動物臭が。


家の中なのに獣のにおいがするし、家の中をチャカチャカと動物が歩く。


最初はかなり違和感があったものでした。


でも、においはしばらくすると落ち着き、数ヶ月で違和感もなくなりましたが、当時はとても印象的なものでした笑


ところで、僕が高校1年の時は思春期真っ盛り

・親と一緒に行動するのが恥ずかしい
・なんとなく家で自分をさらけ出すのは嫌だ

と、家にいる時は無口で家族との接触を嫌っていました。


ところが、やまとが来てくれて、その思春期のピリピリした空気を壊してくれたのでした。

・家族でやまとの散歩に行く
・「今日はやまとが◯◯した」という会話


親バカかもですが、やまとはとっても賢かったんですよ!


新聞紙取って」と言うと、新聞紙が置いてある場所からくわえて持ってくるのが特技でした。


このように、子供が年頃になって会話が少なくなった家族に、やまとは家族に自然な会話をもたらしてくれた存在でした。


また、ウチの両親は僕と妹が小さな頃からずっと共働き


こんなことを言うのは恥ずかしいですが、正直家に帰って誰もいないのは寂しい時もあった。


でも、やまとが来てからは、家に帰ったら必ずやまとが出迎えてくれました


高校生になって特別寂しいと思っていたわけではないですが、やまとのおかげで家に帰る楽しみが増えたことは間違いありません。

愛犬の最期

それから僕は社会人になり、24の頃に上京。


ただ実家には日帰りで帰れる距離で、1〜2ヶ月に一度くらいは実家に帰っていました。


そんなたまにしか帰らない僕のことを、やまとは覚えていてくれていて、帰れば実家に住んでいた頃のように出迎えてくれました


そんなやまとは「実家に帰れば当たり前にいる存在」。


帰った時には多少コミュニケーションはとったものの、それほど頻繁には散歩に連れ行ってあげませんでした。


そして、やまとが17歳になった去年頃から、明らかに彼の体は衰弱

・目はほとんど見えない
・耳はほとんど聞こえない
・えさは普通の量を食べているのにどんどんやせ細っていく
・足腰が弱く、ふらつきながら歩く


今年(2018年)になってからは、そう長くないであることは明らかでした。


そして今年の8月、親からこんな連絡が。


「やまとは、調子がとても悪いです。もうご飯も食べられない様子です」


と。


ちょうど僕はフリーランスで時間に都合が付くので、翌日に実家に行くことを決めました。


ただ、市役所で所用があったので、朝一で用事を済ませてから向かうことに


市役所での用事が終わり、電車に乗って向かっている時。


「やまとが亡くなりました」


実家の最寄駅について、タクシーですぐに向かったものの、そこには何も動かないやまとが


ドラマや漫画では一瞬息を吹き返して反応したりしますが、現実ではそんな奇跡は起こりませんでした


たった1時間前には生きていた。


市役所の用事なんて後にして、早朝から向かっていれば生きているやまとに会えたのに---


久しぶりに、自分の決断に大きな後悔をしました。


やまとの享年は、中型の雑種としては長寿の約17歳手前。


大往生でした。

愛犬の死から学んだこと

やまと

僕がやまとの死から学んだことは、以下。

「いつでも会える存在こそ、普段から大切にすること」


やまとが亡くなった直後は、最後に市役所に立ち寄ったことを後悔した僕ですが、今は一番の失態はそこではなかったと思っています。


一番の失態は、やまとが元気な時に一緒に過ごさなかったこと


散歩が大好きだったやまとですが、最後の1年ほどは満足に散歩もできなくなっていました。


その頃になって、「一緒に散歩をしてあげたい」なんて思ったものですが、そうなってからでは遅いんですよね。


普通に散歩に行ける時間こそを、無駄にしてはいけないんです。


僕が今持っている大切なもの。

・一緒に生活している妻
・今はまだ元気な両親
・実家にいる2匹の愛犬


さらに、僕がこのブログで発信している「日本の野生動物たち」。


昔は当たり前にいた日本の野生動物たちも、人知れずどんどんと減っています。


今普通に見られる生き物たちも、油断していると消えて行ってしまうかもしれない。


だから、僕は彼らの魅力と大切さを知ってもらい、彼らを未来に残せるようにするために発信をしています。


僕は未熟でまだまだ発信力がないので、どうしても事業に割く時間が長くなります。


そのため、両親などには、あまり多くの時間を費やせないかもしれない。


多くの時間は使えないかもしれないけど、その代わりに一緒に過ごせる時はその時間をできるだけ濃く・有意義なものにしたいと思います。

おわりに

恥ずかしながら、かなり自分のことをさらけ出してしまいました。


でも身近な存在すぎて、「いつでもできる」と思っていることが、突然できなくなることもあります。


そんな時に後悔しないよう、今身近にある当たり前のものの大切さを見直すきっかけになれば嬉しいです。


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