子供に生き物のことも学んでもらいたい。
楽しく勉強できる方法はあるかしら?
こんな疑問にお答えします。
虫など生き物を学ぶのに最も良いのは、実際に外で観察をして体験することだと思います。
生き物と触れ合ったり、近くで本物を見ることが一番の刺激になるからです。
※昆虫観察の始め方は、以下の記事をどうぞ↓
しかし、
・両親に生き物の知識がない、生き物が苦手
・子供が外で生き物に触れ合うのに消極的(興味を持てていない)
なんてこともありますよね。
外で本物に触れ合うのが一番だとは思いますが、実は家の中で学びを得る方法もたくさんあります。
僕はネイチャーエンジニアの亀田です。
年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な虫に出会ってきました。
そんな虫好きの僕が、実際の昆虫観察以外の虫の楽しみ方を紹介します。
学び方には色々な方法がある
学び方には色々な方法があります。
本記事では、以下の3つの観点から学ぶ方法を紹介します。
2. ゲームで学ぶ方法
3. 育てて学ぶ方法
1. 読む・見るで学ぶ方法
学びのスタンダードとも言える方法です。
学校で教科書を読むのも、この方法ですね。
読んで学ぶ方法にも、何を読むかによって以下の3つに分けてみます。
2. 本・漫画
3. 映像・動画
Web
Webコンテンツの魅力は、日々更新されること。
時間の経過とともに、どんどん情報量が増えたり、質が高まっていきます。
当ブログでも新記事を追加し、過去の記事もアップデートしています。
例えば以下の記事は、虫の魅力や情報を学ぶのにおすすめです↓
虫の名前を調べるのにおすすめのWebサイトも以下で紹介しています↓
本・漫画
本はまとまったボリュームの情報を得るのに有効なツールです。
Webと違って情報の更新はありませんが、専門家が書くことが多いため、信頼性の高い・濃い情報を得やすいです。
本にもジャンルがあって、
・写真やイラスト中心: 視覚で楽しむ
といった楽しみ方があります。
僕は前者のものでは、「昆虫はすごい」という本が、虫の様々なすごい特徴を深く解説してくれていておすすめです。
後者については、以下の記事でおすすめの図鑑を紹介しています↓
また、漫画という手もあります。
漫画はストーリー性があって、スラスラ読み進めることができ、まさしく楽しみながら知識を得ることができます。
例えば以下の記事では、ミツバチが主人公の「サバイビー」という漫画を紹介しています↓
映像・動画
映像・動画では、文字情報に加えて動きを見せることが可能です。
例えば走る時の動き、飛ぶ時の動きなどは、映像で見るのが一番早く・正確に情報が得られます。
一般的に最も身近な映像といえばテレビ番組ですね。
生き物の生態を解説する番組は意外に多くて、勉強になるものもあります。
特にNHKの生物系の番組は、動物の生態をかなり掘り下げているものも多いです。
以下の、香川照之さんの「昆虫すごいぜ!」も虫が主役の人気番組ですね。
2. ゲームで学ぶ方法
ゲームは「体験」を通して学ぶことのできるツールです。
1で紹介した読む・見るで学ぶ方法では、受け取るだけの、一方通行の学び方でした。
しかし、ゲームは学ぶ側がアクションした際に反応を返してくれるという、双方向性のコミュニケーションで学びが得られます。
僕も虫が主役のゲームアプリをいくつか配信しています。
■ むしマスター!3
花畑や雑木林など、様々なスポットでの虫探しを楽しむことができるゲーム。
■ 虫コレクション
虫集め(えさをセットして虫を集める)を体験できる放置系ゲーム。
そのほかの作品は以下で紹介しています↓
3. 育てて学ぶ方法
ここでは、「飼育」「記録」の2つの方法を紹介します。
飼育
育てて学ぶというと、一番代表的なのは飼育。
虫を飼育することで、屋外ではなかなか観察できない姿や行動を見ることができます。
ただ、生き物を育てるのは相当なお金と労力が掛かります。
それに自然環境への負荷も掛かります。
そのため、あまり気軽に手を出すべきものではないでしょう。
基本的に僕は昆虫採集よりも昆虫観察をおすすめしています。
しかし先ほど挙げたような、飼育ならではの学びがあることも確かなので、
・採集は育てられる最低限にする
・環境への負荷は掛け過ぎない
といったことを確認した上で飼育するのが良いかと思います。
おわりに:学ぶことそのものが楽しいこと
最後に、少し学ぶという言葉の意味について考えてみます。
英単語「study」は「勉強する」というは多くの人が知っていると思います。
このstudyの語源はラテン語の「studium」で、「熱意・熱中すること」といった意味。
日本では勉強は辛いものというイメージが強いですが、何かを学ぶことは、実はそれ自体がとっても楽しいものなのです。
つまり、「虫の知識を得ること」「虫について学ぶこと」それ自体が楽しいということ。
本質を知れば、「楽しく学ぶ方法を探す」なんてことは必要ないのかも知れませんね。
というわけで、これからも虫を学ぶことを楽しんでいきましょう!
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