ネイチャーエンジニア いきものブログ

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ヤマガラはとっても器用な小鳥。かつてはおみくじ芸などで活躍する鳥だった

ヤマガラ

足に木の実を挟んでつついてる器用な鳥がいる!

この鳥ってどんな鳥?

こんな疑問にお答えします。


写真の鳥の名前は、ヤマガラ


足に木の実を挟んでつつくなんて、とっても器用ですよね!


かつては、その器用さを活かして芸をする鳥として、馴染みのある鳥だったようです。


今では鳥獣保護法で野鳥の捕獲・飼育が禁止になったので、ヤマガラが芸をする姿は見られません。


でも、野生の中での彼らの魅力的な行動を観察することは、今もこれからもできますよ!


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。


そんな鳥好きの僕が、ヤマガラの特徴と魅力を紹介します。




 

ヤマガラはオレンジ色のかわいい小鳥

オレンジ色のカラ類

ヤマガラはオレンジ色が印象的な、可愛らしい小鳥です。


オレンジ色の小鳥、ヤマガラ
ヤマガラ


〇〇カラ」という名前の小鳥たちをカラ類と呼びますが、ヤマガラもカラ類の仲間です。


ヤマガラの鳴き声

カラ類の多くは「ツー」や「ピー」といった高い音で鳴きます。


ヤマガラもこんな音を組み合わせた声を出します。


ヤマガラの鳴き声は「ツーツーピー」「ニーニーニー」と、音を伸ばす感じ。


特に「ニーニーニー」は特徴的なので、探索中の判別にも役立つかと思います。

ヤマガラは器用な鳥【木の実をつつく姿が器用すぎる】

ところでこのヤマガラという鳥、とっても器用な鳥なんです。


ヤマガラは雑食性で、昆虫類のほかに植物の実も食べます。


この植物の実を食べる姿に、その器用さが垣間見えるのです。


その姿が、こちら。


木の実をつつくヤマガラ
ヤマガラ


小さな実を両足で固定して、つついて木の実の殻を割るんですよね。


しかもそれをやる場所は細い木の枝の上。


多少風が吹いて枝が揺れてもお構いなしです。


驚くほど器用な行動です。


以下は同じカラ類のシジュウカラ


シジュウカラ
シジュウカラ


ヤマガラと大きさも近いし、生息環境も重なる部分があって同時に見れたりもします。


シジュウカラも木の実を割る行動をします。


しかし、その行動を見る機会は明らかにヤマガラの方が多いです。


僕が今まで撮影した写真を見返してみましたが、やはりヤマガラの方が木の実を割っている行動に遭遇することが多かったです。


探索5回に1回くらい、木の実割りしている写真がありました。


このように、やはりヤマガラは中でもとっても器用な鳥なのだと思います。




ヤマガラはかつて色々な芸で活躍

ヤマガラの芸

鳥獣保護法で野鳥の捕獲・飼育が禁止になる前の時代の日本では、ヤマガラに「」を仕込む文化があったそうです。


おみくじ引き」という芸は、硬貨をお賽銭箱に入れ、社の扉を開けて中のおみくじを取ってくる、というものです。


これだけでも十分に複雑な芸ですが、他にもさらに高度な芸があったようです。


いやー、ヤマガラの器用さには感服しますね。


おみくじ芸はかつて神社などで普通に見られたようで、ヤマガラは日本人にとってとても身近な鳥だったようです。

手乗りヤマガラの問題

ちなみに今でも、人馴れしたヤマガラがいることがあります。


そんな場所で手を差し出してみると、なんとヤマガラが手乗りしてくることがあります。


手乗りヤマガラ
ヤマガラ


普段野鳥に触れる機会などないので、彼らが自ら近付いてくれるのはとっても嬉しいですよね。


こういう場所では普段からヤマガラが「餌付け」されている可能性があります。


実は餌やりは、鳥たちにとって良くない影響を与えてしまうかもしれません。

・その動物の警戒心を薄れさせる
→ 野生動物としての生存能力に影響を与える
・餌やりによって個体数が増える
→ 糞や騒音問題で結果的に厄介者扱いされてしまう

など。


全てのケースで問題があるとは言えないと思いますし、ここで詳しくは触れることはしませんが、結果的に野鳥たちを苦しめてしまう場合もあるということは間違いないと思います。


これは餌やりに限らず観察中に夢中になってやってしまう行動などでも同様です。


僕も観察中においては今まで鳥に迷惑になるような行動を何度もしてしまいましたし、これからもしてしまうかもしれません。


でも自分の行動について「もしかしたら良くないことだったのではないか」と思った時は、反省&改善を繰り返すよう心がけています。


最初から全てのマナーや影響を把握して行動するのは難しいと思うので、みんなが「野鳥のことを思う気持ち」を持って接していくことが大切ではないかと思うのです。

ヤマガラは留鳥または漂鳥

野鳥は季節によって遠距離移動する鳥(=渡り鳥)がいますが、ヤマガラは留鳥または漂鳥


つまり、遠距離移動しない鳥です。


1年中同じ場所か、移動しても付近の山と平地程度の移動範囲で生息しているのです。


ヤマガラの亜種

遠距離移動をせずに地域に根ざす生活をする留鳥は、地域ごとに独自の進化を遂げやすく、ヤマガラも例外ではありません。


例えば、本州にいるヤマガラと離島にいるヤマガラは交わることがないので、それぞれの環境に適応した形態・行動をするように分岐していくのですね。


というわけでヤマガラは日本でも色々な亜種が存在します。


その中でも、見た目上特に違いが大きいのが、以下のオーストンヤマガラという亜種。


伊豆諸島に生息するオーストンヤマガラ
オーストンヤマガラ


体の色が全体的に濃く、本州のヤマガラとはかなり印象が違います。


このように、地域ごとにご当地ヤマガラがいる点も、ヤマガラの面白いところですね!

ヤマガラに関連する鳥たち

カラ類

ヒガラ

ヤマガラが属するカラ類。(上の写真はヒガラ


ちなみにヤマガラはオレンジ色が特徴的なので、白・灰色姿の多いカラ類の中ではかなり目立つ存在です。


その他のカラ類についても以下で紹介していますので、ぜひご覧ください↓


ヤマガラと同じ分類に属する鳥たち

スズメ

ヤマガラはスズメ目シジュウカラ科に属する鳥。同じ分類の鳥たちを以下で紹介しています。


[スズメ目]
スズメ目の野鳥まとめ|美しい声を持つ鳥類最大のグループ

[シジュウカラ科]


おわりに:ヤマガラの器用さを観察してみよう!

ヤマガラはとっても器用な小鳥


その器用さが見られるのが、木の実をつつく姿。


夏は山に移動しているヤマガラも冬は平地に戻ってくるので、ぜひ木の実をつつく姿を観察してみてくださいね!


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■ イカル

イカル


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