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野鳥観察初心者でも識別できる!オススメの野鳥図鑑・Webサイト

ネイチャーエンジニアの亀田です。

 

「山で見かけたあの鳥の名前は何?」

「サギは姿が似てて見分けがつかないよ!」

 

こんな悩みを持つ野鳥観察初心者の方へ。

 

僕は年間100回以上、全国の様々な場所に野鳥観察に行きます。

そこで出会った鳥たちは初めて見る鳥も多く、野鳥の識別に苦労することもあります。

 

そんな中で苦労して鳥の名前を調べた経験をもとに、鳥の名前を自力で調べる方法を紹介して行きます。

 

■ 目次

 

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野鳥識別において野鳥図鑑は最強のツール

野鳥を調べる上では、「野鳥図鑑」が欠かせません。

 

その理由は、図鑑の網羅性にあります。

 

別の記事で虫の名前の調べ方をご紹介しましたが、野鳥図鑑は虫図鑑と使い方が大きく異なります

 

関連: 見つけた虫を識別したい!虫の名前を調べる3つの方法

 

虫は種類が多すぎて、一般の図鑑では全然種類数をカバーできません

なので身近で見つけた虫でも、図鑑とWebサイトの両方を駆使して識別する必要がありました

 

対して、日本で記録された野鳥は600種〜700種程度です。

 

それはつまり、日本で見られる野鳥は1冊の図鑑のみでも網羅できてしまう種類数だということです。

 

実際、一冊の図鑑で日本の野鳥ほとんど全てを掲載しているものもあります。

 

なので、野鳥の名前を調べる時は、「図鑑」はとても強力な武器となるのです。 

 

でも、虫の図鑑と同じく、作者の得意分野によってそれぞれの図鑑に個性があるのも一緒。

 

その図鑑の得意分野を見極めるのが大事なのです。

 

野鳥観察初心者にオススメの図鑑

それでは、具体的に初心者にオススメの図鑑を紹介していきます。

 

1. ぱっと見わけ観察を楽しむ 野鳥図鑑

初心者が楽しみながら野鳥のことを知るのにオススメの図鑑です。

 

理由は、野鳥の外見的特徴だけでなく、野鳥の習性や生態について豊富に解説してくれているためです。

 

掲載種数が多い、識別に力を入れている図鑑では、外見的特徴がメインになり、その他の特徴は辞書的な説明になります

 

例えば、

 

「留鳥として本州から九州の草原に生息する。頭部に白い紋があり、…」

 

こんな感じです。

 

それに対してこの図鑑のフクロウの説明では、

 

「森の賢者と呼ばれる。ハート形の顔でおなじみのフクロウ類。…」

 

親しみやすい文章で鳥を紹介してくれます

そのほかにも、狩の話など、鳥の魅力を工夫して楽しめる形にしてくれています。

 

また、初心者に識別の難しいグループの見分けポイントの解説を種の説明とは別にページを割いてくれています。 

 

例えば、シラサギ類の見分けポイントや、猛禽類をお腹部分(下から見上げた時に見えるもの)の見分け方です。

 

初心者が鳥に興味を持てるような解説をしてくれている感じが印象的です。

 

ちなみに僕はこの本を読んで、ケリという鳥が「ケリッ」と鳴く事を知り、冬の田んぼを歩き回った記憶があります笑

 

これが無味乾燥な図鑑だったら、この鳥に会いたい!などとは思わないでしょう。

 

楽しい図鑑って、それだけで価値があるんですね!

 

野鳥の魅力を知りたい方はぜひこの図鑑をどうぞ! 

ちなみに、掲載種数は多くないと言っても、身近で見られる鳥はほぼ載っていますよ! 

 

2. 日本の野鳥650

日本の野鳥をコンプリートしたい目標があるならこの一冊!

 

この図鑑のオススメポイントは以下の通り。

  • 日本で記録された野鳥650種が掲載されている
  • 各野鳥の外見的特徴と類似種との識別ポイントが詳しく紹介されている
  • 全ての種でイラストではなく写真が掲載されている
  • 亜種の情報も載っている(!?)

 

亜種の写真が細かく掲載されている図鑑なんて、ほとんどないと思います。

 

僕は全国各地に足を運ぶので、亜種の姿の違いを知ることができるのは大助かりです!

 

野鳥の識別」という目的のためには、持っておくべき図鑑ですね! 

特に全国に探鳥に行くバードウォッチャーにとっては必携の一冊です。 

 

 

3. 日本の野鳥図鑑

「どの場所をどうやって探したら野鳥を見つけられるの?」という方にオススメの一冊です!

 

なぜなら、この本では環境(森、干潟など)別に見られる野鳥を紹介してくれているからです。

 

各野鳥がどういう環境で生活していて、どういう行動を取っているのかイラスト付きで分かりやすく解説してくれています。

 

例えば、サシバという猛禽類の鳥は田園に住む鳥として記載されています。

 

解説を読むと、イラストと共に

 

「多様な生態系が必要」

「田園の上空をよく飛んでいる」

「見張り場によく止まっている」

「区画された田んぼには少ない」

「人工林には少ない」

 

と、サシバ探しのヒントが盛りだくさん!

 

ネットでも頑張って探し集めればこれらの情報を得られるかもしれませんが、コンパクトなサイズにまとめてあるのを読む方がはるかにラクであると思います。

 

なのでその野鳥がどういう場所で暮らしているのか知って野鳥探しの参考にしたい、という方はぜひ入手しましょう!

 

  

Webの特徴と強み

「図鑑がそんなに優れているのなら、図鑑だけで事足りそう。」

「Webで調べる必要はないのでは?」

 

そんな疑問が聞こえてきそうです。

 

しかし図鑑があればWebは不要というわけではありません。

Webサイトは図鑑のサポーター的存在として活用できます。

 

Webの強みは、

世界中の情報が拾える

無料で使える

この2点です。

 

この強みを活かすケースを説明します。

 

初心者のうちは、まず身近な場所で探索をするでしょう。

そこで日本で記録された野鳥すべてが掲載されている図鑑を持っていたとしても、ほとんど身近で見られない野鳥の可能性があります

 

例えば、特定の離島に行かなくては見られない固有種なども含まれているのですね。

そうした場合、身近な鳥について詳しく説明してくれている図鑑の方が合っている可能性があります。

 

でもその図鑑を使うようにすると、図鑑に載っていない鳥に出会う時が出てきます。

 

そういう時こそWebの出番です。

まれに見つかる数種の鳥を調べるのであればまずは無料のWebで調べて見ましょう!

 

野鳥情報が図鑑的に掲載されているWebサイト(後ほど紹介します)もありますし、バードウォッチャーはブログをやっていることも多いので地域的な情報/リアルタイムな情報はブログ情報も有効です。

 

Webで調べる回数が多くなるようだったら、網羅的な図鑑を購入するのが良いかもしれないですね。

 

もう1つ、Webで調べるのが有効なケースがあります。

 

それは中級者以上向けの情報を得たい時です。

 

例えば鳥の鳴き声を調べる場合。

 

鳥の鳴き声を主とした図鑑があるわけですが、

初心者バードウォッチャーの場合は、

 

「たった数種の鳴き声を調べるのに別の図鑑を買うのもな…」

 

と思うわけです。

 

というわけで、断片的な情報を得るのであればまずはWebで調べてみましょう。

 

中級者以上の情報になると、情報が細分化(シギ・チドリの識別やカモの識別など)されていくので、それら全てを購入するのは金銭的に負担になってしまいます。

 

Webで調べていく中で、やはり質の高いまとまった情報がほしい、という時に中級者向けの本の購入をしていくので良いと思います。

 

野鳥の識別にオススメのWebサイト

それでは、具体的にオススメのWebサイトを紹介していきます。

 

1. BIRD FAN

日本野鳥の会が運営するポータルサイトです。 

 

なので、情報の質についてはとても信頼感がありますね。

 

各野鳥を図鑑的に紹介しています。

 

各野鳥の詳細ページでは、たくさんの野鳥の写真を閲覧することができます

これもページ数が限られる図鑑ではできない見せ方ですよね。 

 

データ数は少ないですが、実際にその野鳥が観察された場所を確認でき、全国における分布も確認することができます。

 

www.birdfan.net

 

2. バードリサーチ

Webサイトで鳥の鳴き声を調べるならこのサイト!

 

同じ鳥でも、「さえずり」のほか「地鳴き」「ぐぜり」など様々な鳴き方をしますが、様々な鳴き方に対応しています。

 

ちょっと気になる鳥の声を確認したい、という時にはこのWebサイトが役立つことは間違いなしです。

 

Webサイト: バードリサーチ鳴き声図鑑| バードリサーチ / Bird Research

 

3. カモ類の識別

Webサイトいうかページですが、カモの識別点を一覧化してくれています。

 

掲載種数は多くないのですが、オス・メス、エクリプス(非繁殖期の姿)の識別はそれ用の本を購入しないと確認できないため、非常に助かります。

 

身近なカモの識別を確認する程度の使い方であれば、このページは非常に役立つかと思います。

 

Webサイト: kamo

 

4. 野鳥情報 NAVER まとめ

こちらではバードウォッチャーの方々のブログ情報などをまとめてくださっており、リアルタイムな情報を得られます。

 

このサイトを活用することによって、渡り鳥はもう渡来しているのか、もう繁殖地に帰ってしまったのか、と言った情報を手に入れるのに役立ちます。

しかも地域別の情報になります。

 

更新頻度が高く、新鮮な情報が手に入るのも、Webならではの強みですね!

 

matome.naver.jp

 

おわりに

今回、初心者向けにオススメする図鑑・Webサイトを紹介しました。

 

野鳥の識別について紹介しましたが、野鳥の名前を知ること自体はそんなに大事ではありません。

 

名前を知ったことをきっかけに、その野鳥をもっと調べてより深く知ることが大事なのです。

図鑑などで新たな特徴や習性を知ったら、次回の野鳥観察時にその知識を活かしてみましょう。

 

僕は図鑑で、タゲリが猫のような鳴き声をすると知って、それを聞くために観察に行ったこともあります。(「にゃー」という声、確かに聞けました!)

 

今回紹介した図鑑・Webサイトが、あなたの野鳥観察をより楽しいものにしてくれますように。

 

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www.nature-engineer.com