ネイチャーエンジニア いきものブログ

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ツマキチョウは春限定のシロチョウ!黄色のワンポイントが特徴的

ツマキチョウ オス

黄色いもようのある白いチョウが飛んでるよ!

このチョウって、どんなチョウ?

こんな疑問に答えます。


写真のチョウは、ツマキチョウ


はねのつま(褄=端っこ)が黄色」ということが名前の由来となっている、シロチョウの仲間です。


身近な場所で暮らすチョウなのですが、出会える季節が限定的なため、見る機会は少ないかもしれません。


外見も他のシロチョウとは違った特徴がたくさんあって、面白いチョウなんですよ!


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な虫に出会ってきました。


そんな虫好きの僕が、ツマキチョウの特徴と魅力を紹介します。




 

ツマキチョウは黄色のワンポイントが特徴的なシロチョウ

ツマキチョウはシロチョウ科のチョウですが、他のシロチョウと比べて特徴的なはねをしています。


僕が思う、特に特徴的だと思うポイントは以下の3つです。

1. はねのつまの色
2. はねのつまの形状
3. 裏ばねのまだら模様


1. はねのつまの色

冒頭でお伝えした通り、ツマキチョウは「はねのつま」が名前の由来になっています。


まずはこの部分の「」が特徴的で、白色のはね全体に対して、はねのつまの黄色はよく目立ちます。


ツマキチョウ オス
ツマキチョウ オス


ちなみに、つまの色はオスとメスで異なります


オスがよく目立つ黄色なのに対して、メスでは白色


ツマキチョウ メス
ツマキチョウ メス


ツマキチョウという名前は、オスの姿の特徴から付けられたのですね。


動物の世界では、ツマキチョウのようにオスの方が鮮やかな姿を持つものが多いです。


人間にはそう見えますが、ツマキチョウ同士ではどう見えているのでしょうか。

2. はねのつまの形状

ツマキチョウのはねのつまは、色だけでなく「形状」も特徴的。


つまの部分は、外側にとがった形をしています。


とがった形のつま
ツマキチョウ オス


他の身近なシロチョウには、このようなとがったはねを持つものはいません。


これもまた、ツマキチョウならではの面白い特徴ですね。

3. 裏ばねのまだら模様

ツマキチョウの裏ばね(はねを閉じた時に見える面)は美しい「まだら模様」です。


しかも、黄色がかった色みをしていて、単色でない感じがまたオシャレですよね。


同じシロチョウ科の仲間のモンシロチョウモンキチョウなどは、比較的シンプルな模様のものが多い。


シンプルなはねのモンシロチョウ

モンシロチョウ


モンシロチョウのような純白も美しいですが、ツマキチョウの複雑でオシャレで良い感じです!




ツマキチョウは春限定で見られる

ツマキチョウは、見られる季節が限定されています。


それは「」。


僕が探索することの多い関東の低地では、4〜5月あたりの短い期間にしか見られないのです。


そのため、身近に生息しているチョウに関わらず、出会えるチャンスがあまり多くない


だから、ツマキチョウを見るととっても嬉しい気分になるのです。


また春といえば、様々な華やかな花が咲き乱れる季節。


ツマキチョウが訪れる植物と合わせて観察するのも面白いです。


ムラサキケマンを吸蜜するツマキチョウ
ツマキチョウ オス


ケマンの他にも、クサイチゴや、アブラナ類、カラスノエンドウなど、様々な花との絵が見られますよ!


ただ、ツマキチョウは他のチョウと比べてあまりゆっくり花に止まってくれないという傾向があります。


花に止まった時は気を集中して観察しましょう!

ツマキチョウと同じ分類に属する虫たち

モンシロチョウ

ツマキチョウはチョウ目シロチョウ科に属する虫。同じ分類の虫たちを以下で紹介しています。


[チョウ目]
鱗翅目(チョウ目)の昆虫まとめ|はねに鱗粉を持つ虫たち

[シロチョウ科]
花との組み合わせで写真映えする蝶たち!シロチョウの種類と魅力


おわりに:ツマキチョウと春を楽しもう!

ツマキチョウは、春を華やかにしてくれるチョウの一種。


身近な場所で出会えるというのも、嬉しい点ですよね。


他のシロチョウとはまた違った特徴を持つツマキチョウ、ぜひ観察してみてください!


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