ネイチャーエンジニア いきものブログ

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秋の野鳥観察はシギ・チドリが面白い!東京近郊の観察スポットも紹介

夏もピークを過ぎてもうすぐ秋!

秋はどこに野鳥観察に行くのがおすすめなんだろう?

そんなあなたに向けて、お答えします。

 

僕はネイチャーエンジニアの亀田です。

 

年間100回以上野鳥観察に出かけ、200種類以上の野鳥に出会ってきました。

 

そんな僕が、秋の野鳥観察におすすめするのはシギ・チドリです。

 

今回は、

 

  • 秋の野鳥観察でシギ・チドリをおすすめする理由
  • 観察できるシギ・チドリの紹介
  • 東京近郊のおすすめ観察スポット

 

をご紹介します。

 

 

 

秋の野鳥観察にシギ・チドリがおすすめの理由

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僕が秋の野鳥観察にシギ・チドリをおすすめする理由は2つ。

  1. 秋は希少なタイミングである
  2. 秋ならではの姿が見られる

 

1. 秋は希少なタイミングである

秋は、渡りの季節

 

渡り鳥が北から南へ移動する季節なのです。

 

日本で見られたオオルリなどの夏鳥は、東南アジアなどの南国へ。

 

夏にロシアのシベリアなどで過ごしたカモなどの冬鳥は、日本へ。

 

そして北から南に行く際に、日本を「通過」するのがシギ・チドリたち「旅鳥」なのです

 

渡り鳥についての詳しく知りたい方は以下の記事をどうぞ。

 

シギ・チドリたち「旅鳥」は、1年のうち春と秋の2回しか見られません

 

その2回のタイミングしか日本を通過しないからです。

 

ちなみに、「秋」の渡りと言いますが、実は秋の渡りは8月から始まります

 

具体的な渡りの期間は春は4月、秋は8〜9月

 

自然界的には、8月はもう夏が終わりかけているということですね。

 

僕が秋にシギ・チドリの観察をおすすめするのは、

 

「この貴重な渡りのタイミングを逃すのはもったいない!」

 

という理由からです。

 

2. 秋ならではの姿が見られる

2つ目の理由は、春の渡りとは違った「秋ならでは」の姿が見られる点。

 

秋ならではの点は2つあります。

  1. 今年生まれたばかりの幼鳥が見られる
  2. 冬羽に換羽する様子が見られる

  

1. 今年生まれたばかりの幼鳥が見られる

 

秋の時期は夏の繁殖期を迎えたすぐあと。

 

まだあどけない幼鳥を観察することができるのです。

 

しかも幼鳥は成鳥に比べて警戒心が弱いので、比較的じっくり観察できることもメリットです。

 

2. 冬羽に換羽する様子が見られる

 

春の渡りで見られるシギ・チドリはほとんど夏羽。

 

秋の渡りでは、後半になるにつれて野鳥は夏羽から冬羽へ変化していきます

 

このように、違った姿を見ることができるのも季節変化が感じ取れて楽しいのです。

 

観察できるシギ・チドリの紹介

秋の渡りではどんなシギ・チドリが見られるのか?

 

ここで4種類ほど紹介していきます。

 

コチドリ(幼鳥)

コチドリ 幼鳥

こちらは幼鳥の写真。

 

大人になると目の周りに黄色いアイリングが目立ちますが、幼鳥ではまだありません。

 

アオアシシギ

アオアシシギ

中型のシギ。

 

「アオアシ」シギですが、脚の色は鈍い黄色です。

 

キアシシギ

キアシシギ
名前の通り、脚が黄色です。

 

小型のシギで、忙しく動き回ってえさを探す姿がかわいらしいです。

 

ダイシャクシギ

ダイシャクシギ

大型のシギ。

 

その長いくちばしが特徴です。

 

見つけたら、その長いくちばしでどうやってえさを捕らえるのか、ぜひ観察してみてください。

 

東京近郊のオススメのシギ・チドリ観察スポット

では、シギ・チドリはどういう場所で観察するのか?

 

東京近郊でのおすすめ観察スポットを紹介します。

 

シギ・チドリが立ち寄るのは、貝などのえさがある干潟です。

 

東京付近では、東京湾に多く立ち寄ります。

 

※鳥が立ち寄る干潟は、埋め立てられたりして数が少なくなっていて、大変貴重な環境です。未来に残していきたいですね。

 

具体的なスポットを2つ、ご紹介します。

 

■ 葛西臨海公園

葛西臨海公園


葛西臨海公園には「野鳥園」があり、野鳥観察舎がいくつも配備されています。

 

「上の池」「下の池」という2つの池があり、下の池が干潟的な環境になっていて、シギ・チドリはそちら側でよく見られます。

 

また、葛西臨海公園は海に面しており、「西なぎさ」という浜辺がある場所にも行けます。

 

そちらでもシギ・チドリがよく見られるので、オススメです。

 

そちらでは、先ほど紹介したダイシャクサギなど、大型のシギも観察できる可能性がありますよ!

 

■ 三番瀬海浜公園

三番瀬海浜公園

 

こちらの公園には特別野鳥園的な区画はないですが、良質な干潟が隣接しています。

 

そちらにカニや貝などのえさが豊富にあるため、 シギ・チドリが観察できます。

 

公園は、バーベキューや潮干狩りの有名なスポットでもあるので、多くの人が賑わいます。

 

潮干狩り中は、野鳥たちが人を嫌って遠い場所に行ってしまうので、できれば潮干狩りなどのイベントがやっていない時に観察に行くのがオススメです。

 

シギ・チドリ観察時の注意点 

シギ・チドリを観察するにあたって、注意点が2つあるのでお伝えします。

 

1. 潮見表を必ずチェックすること

シギ・チドリは基本的に干潟で観察できます。

 

なぜなら、干潟に生息する貝やカニを食べに集まるからです。

 

なので基本的には干潟が現れる干潮の時間にやってきます。

 

間違えて満潮の時間に行った場合、シギ・チドリは観察できません。

 

ここを間違えると痛恨のダメージを追います。

 

なので、干潮・満潮の時間を事前に潮見表でチェックした上で観察に出かけましょう

 

>> 潮汐表

 

2. 望遠カメラは必須 

また、浜辺や干潟はフィールドが広いだけに、シギ・チドリは結構遠い場所にいます。

 

シギ・チドリを撮影するなら、望遠に強いカメラがあったほうが超有利です

 

以下に詳しく書いているのでこちらも合わせてどうぞ↓

 

おわりに 

  • 秋は渡り鳥の季節!シギ・チドリを観察しよう!
  • 観察できるシギ・チドリの種類
  • 東京近郊でのおすすめ観察スポット 
  • 観察する時は「潮見表」と「望遠カメラ」を準備しよう!

という話をしました。

 

記事の中でお伝えした通り、8月はもう秋の渡りが始まっています

 

この時期を逃したら、次にシギ・チドリに会えるのは次の春です。

 

ぜひ見に行きましょう!

 

僕もこれからの季節は、シギ・チドリを観察に行く機会が増えると思います!

 

合わせて以下の記事もどうぞ↓

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冬にはどんな野鳥が見られる?【関東地方で観察できる冬鳥を紹介】

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野鳥観察を始めよう!必要な装備と野鳥観察に役立つ知識を紹介

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では、また。