ネイチャーエンジニア いきものブログ

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夏の代表的な昆虫!大アゴを持つ「クワガタムシ」の特徴と種類を紹介

ノコギリクワガタ

カッコいいクワガタだ!

他のクワガタも知りたいな!

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


クワガタムシは、かっこいい大アゴを持つ人気の昆虫です。


僕も子供の頃から大好きな昆虫で、やはり彼らに出会うと気分が高まってしまいます。


一口にクワガタと言っても、実は様々な種類のクワガタがいます。


何よりも注目すべきなのは、クワガタムシの代名詞とも言える大アゴ


というわけで、今回はカッコいいクワガタムシについて紹介します。




 

クワガタムシの特徴と魅力

僕が考える、クワガタムシの魅力は大きく2つ。

1. 大きくてカッコいい大アゴ
2. 個体ごとにアゴの形が異なる


1. 大きくてカッコいい大アゴ

クワガタムシの最大の特徴は、なんといってもそのカッコいい大アゴ


クワガタはその大きなアゴで、今までどれだけの数の少年を虜にしてきたのでしょうか。


個人的に、中でも最も美しいアゴだと思っているのが、以下のノコギリクワガタ


ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタ


ノコギリクワガタは、赤みがかかったボディとその湾曲した大きなアゴから、「赤牛」という異名があるほどです。


なお、クワガタのアゴはその形からハサミやキバと呼ばれたりしますが、アゴが正しい呼び名です。


ハサミと呼んでも特に何か問題があるわけでもありませんが、正しく呼んでいるとちょっと通っぽく見られる。…かもしれません笑


※以下はよく比較されるカブトムシですが、こちらの頭についているものはツノです。


カブトムシ

カブトムシ


後ほど紹介しますが、他にもカッコいいアゴを持つクワガタの仲間はたくさんいるんですよ!


2. 個体ごとにアゴの形が異なる

クワガタなので、やっぱり2つ目もアゴに関する特徴。


その特徴というのが、同じ種でも個体によってアゴの形が変化するということ。


例えば先ほど紹介したノコギリクワガタですが、同じ種でも個体によって湾曲のないギザギザのアゴを持つものもいます。


ノコギリクワガタ 小歯型

ノコギリクワガタ 小歯型


先ほど紹介したノコギリクワガタとは、全然違う形のアゴを持っていますよね。


アゴの形は個体のサイズに相関していて、小さな個体は直線的なアゴ、大きな個体は湾曲したり突起が多いアゴを持つことが多いように感じます。


小歯型のアゴを持つ個体は、サイズも小さいものが多いです。


また、ミヤマクワガタのアゴの形態は大きく3つのパターンに分かれますが、こちらは個体のサイズ以外に理由があります。


ミヤマクワガタ フジ型

ミヤマクワガタ


この違いが生まれる理由は、幼虫時代の生育温度が関係しているようです。

また、ミヤマクワガタに見られる、大アゴの形態と脚部腿節の色が異なる「エゾ型」、「フジ型」、「サト型」の3つの「型」が、従来考えられてきたような地理的変異ではなく、幼虫時代の生育温度によって決定される「生態型」であることも飼育実験によって確認した。


引用: 2011年度 研究支援 成果報告 - 新しい動的環境指センサーとしてのクワガタムシやカブトムシの利用可能性の検証


また、今まで紹介してきたクワガタのアゴはオスのもの。


実はクワガタ類のメスのアゴは、オスに比べて小さくて目立ちません


以下はノコギリクワガタのメス。


ノコギリクワガタ メス

ノコギリクワガタ メス


このように、クワガタムシのアゴは色々な条件によって違いがあるんですね。


このようなアゴの違いや変化を観察するのも、クワガタの楽しみ方の1つです!

クワガタムシの種類

ノコギリクワガタ

ノコギリクワガタ

先述した通り、赤牛の異名を持つ、湾曲したダイナミックな形のアゴを持つクワガタ。


以前、以下の記事でもカッコいい虫として紹介させていただきました。


クワガタは涼しい場所を好むものが多く、山地性の種が結構いるのですが、ノコギリクワガタは平地でもみられるクワガタです。


身近にみられる代表的なクワガタですね!

コクワガタ

コクワガタ


虫探しをしていると最もよく出会えるクワガタで、一番馴染み深いクワガタです。


見られる頻度も高く他のクワガタと比べて小さいものが多いので、クワガタの中では小物扱いされがち


しかし、クワガタのサイズってすごく個体差が大きく、コクワガタも例外ではありません。


コクワガタも大型のものだと、すごく存在感のあるものがいるんですよ!


以下の写真は大型のコクワガタ

コクワガタ


いかがでしょう?


普段なかなか注目されないコクワガタも、とってもカッコいいんです!

スジクワガタ

スジクワガタ

はねにたくさんのスジがあるクワガタ。


名前と反して、実はコクワガタよりも小型です。


ちなみにこちらも大きさで姿が変わって、大きくなるとスジが目立たなくなります。


スジの目立たないスジクワガタ

スジクワガタ


ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタ

ミヤマクワガタは、その盛り上がった頭部が特徴的な人気のクワガタ。


山地性のクワガタで、平地ではあまり見られません。


こちらもアゴの形が迫力があって人気のクワガタです。

ヒラタクワガタ

ヒラタクワガタ

コクワガタにも姿が似ていますが、あごの形や体のツヤが違います。


西日本では普通に見られるとのことですが、僕が主に探索している東日本ではあまり多くは見かけません。

ルリクワガタの仲間

コルリクワガタの一種

あまり一般的でないクワガタですが、ルリクワガタ属というグループのクワガタ。


上の写真のものは、コルリクワガタの一種と思います。


美しい青く輝く色が印象的です。


他のクワガタたちとはまた違った魅力がありますね。

おわりに

今回はクワガタムシについて紹介しました。


クワガタは

・サイズの個体差が大きく姿も変異がある
・メスに関しては多くの種の姿が似通っている

ため、意外と見分けが難しい虫です。


以下の図鑑では、主要なクワガタの見分け方が詳しめに掲載されているので、身近なクワガタを識別する際にはオススメです。


なお、クワガタは樹皮の隙間などに隠れていることが多いですが、無理に取り出そうとしてすみかを破壊しないようにしましょう


すみかを壊してしまうと、その場所ではもう二度と見られなくなってしまいます


クワガタの住める環境を残しておくことで、翌年もクワガタとの出会いを楽しむことができますよ


以上、夏の季節をより楽しくさせてくれるクワガタ、ぜひ観察してみてくださいね!


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では、また。


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