ネイチャーエンジニア いきものブログ

虫・鳥などの動植物の魅力や知識など、自然観察をもっと楽しむための情報を発信します。

シジュウカラは「ツツピー」と鳴くかわいい小鳥【黒いネクタイをしたカラ類】

シジュウカラ

ツツピー、ツツピー、って鳴いてる鳥がいる!

この鳥ってどんな鳥?

こんな疑問にお答えします。


写真の鳥は、シジュウカラ


ツツピー、ツツピー」と鳴く、とってもかわいい小鳥です。


さらにシジュウカラは、胸にあるネクタイのような模様が特徴的。


そんな特徴的なネクタイ模様は、他の似た鳥との見分けポイントにもなっています。


僕はネイチャーエンジニアの亀田です。


年間100回以上全国各地で生き物観察をし、様々な野鳥に出会ってきました。


そんな鳥好きの僕が、シジュウカラの特徴と魅力を紹介します。




 

シジュウカラは「ツツピー」と鳴くかわいい小鳥【黒いネクタイをしたカラ類】

シジュウカラ


都市部では最も身近なカラ類

シジュウカラは、平地の林や山林、湿原など、実に様々な環境に適応した野鳥。


街路樹や人工物に巣を作るなど都市生活にも適応しており、都市部では最も身近に見られるカラ類です。


※ カラ類とは?

「〇〇カラ」という名前の鳥たちのこと。


よく群れでまとまって行動する、にぎやかでかわいい小鳥たちです。


カラ類の仲間たちについては、詳しくは以下で紹介しています。


ちなみにカラ類は「THE小鳥」といったイメージで、小さいものが多い。


シジュウカラはカラ類の中では大型ですが、それでもちょうどスズメ大なのです。

「ツツピー、ツツピー」というかわいい鳴き声を持つ

冬を過ぎて春頃になると、「ツツピー、ツツピー」とかわいらしい鳴き声が聞こえてきます。


この声の正体が、シジュウカラ。


他のカラ類も似た鳴き声を出しますが、

・「ツーツーピー、ツーツーピー」
・「ツツピ、ツツピ、ツツピ」

など微妙に鳴き方が違います。


このシジュウカラの声がよく聞こえるようになると、「春が来たなあ」と思うのですね。


野鳥たちが春頃になってよく鳴くのは、この時期あたりから鳥たちの繁殖期であり、縄張りアピールやメスへの求愛のため


この頃は木の目立つところに出るので、他の時期と比べて野鳥の姿が観察しやすくなります


ちなみに夏鳥たちは美しいさえずりの印象的ですが、多くが5月以降に渡って来ます。


飛来直後の時期はいいのですが、6月頃になると樹木の葉が茂り、野鳥たちの姿を見るのは難しくなります


そんな夏鳥と比べて、シジュウカラは「留鳥」という、渡りをしない鳥。


彼らが鳴き始める3〜4月頃はまだ樹木の葉がなく、じっくり観察することができます


初春の頃はシジュウカラの姿も観察しやすい
シジュウカラ


春〜初春の時期は、彼らが鳴く姿をよく観察させてもらいましょう!

黒いネクタイ模様が特徴的【オスとメスで模様が違う】

シジュウカラの姿における最大の特徴が、胸にある「ネクタイ柄の模様」。


後で紹介しますが、他のカラ類との見分けポイントもこのネクタイ模様になります。


ちなみに、このネクタイ模様はオスとメスで異なります


シジュウカラ オス
シジュウカラ オス


シジュウカラ メス
シジュウカラ メス


オスとメスの違いは分かりましたか?


シジュウカラのオスとメスの違いは、ネクタイの太さ


オスの方がネクタイが太いのです。


街で彼らを見つけたら、そのネクタイ模様に注目して、オスかメスか確認してみてください!




シジュウカラは留鳥【地域ごとに亜種がいる】

先述した通り、シジュウカラは渡りをしない留鳥です。


渡りをしない鳥は、その地域の環境に応じて独自の進化をすることが多いです。


離島のような閉ざされた環境の鳥は、その土地ならではの特徴を持つことが多いんですね。


例えば以下のメジロも留鳥であり、地域によって姿が異なることがある野鳥です。


メジロ
メジロ 桜


シジュウカラもまた留鳥であり、例外ではありません。


例えば、石垣島と西表島にはイシガキシジュウカラという亜種が生息しています。


西表島で観察したイシガキシジュウカラ
イシガキシジュウカラ


イシガキシジュウカラは頰の白い部分が狭いことと、全体的に暗い色味なのが特徴的です。


このように同じ種でも、場所ごとに異なる姿や習性を持つように進化するのですね。


旅行などで現地のシジュウカラに出会ったら、ぜひ普段見かけるシジュウカラと見比べてみてください!


以下では僕が使っている、旅行に行く時に便利なサービスを紹介していますので、こちらもご活用ください!


シジュウカラに関連する鳥たち

シジュウカラに似た鳥(カラ類)

シジュウカラに似ているのは、やはりカラ類


特に似ているのが、以下の「ヒガラ」でしょう。


ヒガラ

ヒガラ


見分けポイントとしては、

・シジュウカラよりも一回り小さい
・ヒガラには頭頂に冠羽があり、寝ぐせっぽくなっている
・シジュウカラの背中には黄色味がある

などの違いがあるのですが、それ以上に決定的な違いがあります。


そう、それはネクタイ模様


ヒガラにも喉までは黒い模様があるのですが、ネクタイ状にはなっていないのです。


ヒガラは山間部に多いので、そこでシジュウカラに似たカラ類を見つけたら、ネクタイ模様をチェックしてみましょう。


その他のカラ類についても以下で紹介していますので、ぜひご覧ください↓


同じ分類に属する鳥たち

スズメ

スズメ目 > シジュウカラ科

※リンクから各分類の紹介を見ることができます。

おわりに:シジュウカラのネクタイ模様を観察してみよう!

シジュウカラは都市部でも見られる身近な小鳥。


公園、街路樹、庭先などでも見られます。(僕の自宅のベランダ前にもたまにやってきます)


ツツピー」という鳴き声も、黒いネクタイ模様も、とってもかわいらしい鳥ですよ!


以下では、野鳥観察の始め方観察に役立つ知識や道具とともに紹介していますので、ぜひご覧ください!


合わせて以下もお読みください↓

「他の野鳥の紹介」を読みたい!

野鳥の魅力紹介まとめ【海外で観察した野鳥も紹介】