ネイチャーエンジニア いきものブログ

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冬を彩る小さなカモ「コガモ」の特徴【茶色と緑色が美しい臆病なカモ】

コガモ オス 繁殖羽

川で小さくて茶色と緑の頭のカモを見つけた!
あのカモって何ていうカモ?

こんな疑問に答えます。

 

ネイチャーエンジニアの亀田です。

 

冬はカモの季節。

 

今回の主役は、身近なカモの中でも最も小さいサイズのかわいいカモです。

 

その名も「コガモ」。

 

コガモは、その小さな姿だけでなく、頭の模様もとっても綺麗。

 

今回は、そんなコガモの魅力を紹介します。

 

 

 

 

コガモの特徴

コガモ オス 繁殖羽

日本のカモで最小級のカモ

コガモは日本で身近に見られるカモの中で、最小のカモ

 

カモには水面でえさを食べるタイプと、潜水してえさを食べるタイプの2つに分けられますが、コガモは水面で食べる水面採餌ガモのグループに含まれます。

 

なので、コガモは水に潜ることなく、水面をスイスイと移動するタイプのカモです。

 

また、コガモも他の多くのカモと同様に冬鳥の野鳥。

 

冬の季節になると、ヨシ原などのほか、街中の川などでも見られる身近なカモです。

 

冬鳥について詳しくは、以下の記事で紹介しています↓

 

オスの繁殖羽は緑と茶色の美しい姿

コガモ オス 繁殖羽

上の写真はオスの繁殖羽の姿。

 

カモは繁殖期と非繁殖期で姿が大きく違います。

 

カモの非繁殖期の地味な姿はエクリプスと言いますが、オスのエクリプスはメスの姿にそっくり

 

コガモ ペア

コガモ ペア

 

信じ難いかもしれませんが、上の写真の手前はオスのコガモ。(奥はメス)

 

ちなみに、オスとメスはくちばしで見分けられます。

 

オスのくちばしは真っ黒なのに対して、メスはほとんど黒いものの、基部は黄色です。

 

このように、カモは季節によって全然姿が違うんですね。

 

カモたちが派手な姿になるのは、メスへのアピールのため。

 

しかし野生動物にとっては、目立たない姿の方が天敵に見つからなくてメリットがあるので、必要のないときは上記のような姿になっているのです。

 

エクリプスについては、以下の記事で詳しく紹介しています↓

 

ちなみに、コガモは10〜11月くらいに日本に飛来しますが、飛来したての頃はエクリプスの姿をしています。

 

それが12月以降になって冬の季節になってくると繁殖羽に生え替わっていくんですね。 

 

この衣替えが見られるのも、カモ観察の面白いところです。

 

コガモは臆病で隅に隠れがち

コガモは身近で生息環境も幅広い野鳥ですが、比較的警戒心は強いです。

 

サイズが小型なので、他のカモたちより競争力が弱いのかもしれませんね。

 

実際、ヨシ原などで生活しているコガモは、大抵ヨシの裏などに隠れていて、人の気配がすると飛び去ってしまいます。

 

コガモは街中の川などでも見られますが、こういう場所のコガモは少し様子が違います

 

街中の川などの場合も見通しの良い場所ではなく、何かに囲まれたような狭い場所にいます。

 

でもそういう場合、何かに囲まれてはいるものの割と丸見えな場所であることが多い。

 

しかし面白いのが、こういう場所にいるコガモは、人も多く丸見えな場所なのにも関わらず堂々と行動していて警戒心が弱めに感じることです。

 

もしかしたら、人通りが多い狭い場所にいることで、猛禽などの天敵からの防御になっているのかもしれないですね。

 

おわりに 

コガモは10月〜翌年の4月頃まで見られます。

 

春頃になると、体全体を使ったメスへの求愛行動も見られるようになります。

 

鳴きながら一生懸命体を動かしてアピールする姿はとっても可愛いので、こちらもぜひ観察してみてくださいね! 

 

まだまだ魅力的なカモたちがたくさん!そんな彼らの記事は以下でまとめています↓

 

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では、また。