ネイチャーエンジニア いきものブログ

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"変化する美しさ"を持つアカスジキンカメムシ。「歩く宝石」の特徴と魅力を紹介

アカスジキンカメムシ

綺麗な赤と緑の虫がいる!

あれ?この虫って…カメムシ?それとも甲虫?

こんな疑問にお答えします。


ネイチャーエンジニアの亀田です。


この緑の体に赤い模様の入った美しい虫。


その正体は、アカスジキンカメムシと呼ばれるカメムシの仲間です。


この虫はその美しさから「歩く宝石」と呼ばれることもあるほど。


僕もこの虫を見ると、ついつい見とれて時間を奪われてしまいます笑


ところで、アカスジキンカメムシの魅力はこれだけではありません。


それは言うなれば、"変化する美しさ"。


というわけで今回は、アカスジキンカメムシの特徴と魅力、"変化する美しさ"についても紹介します。




 

「歩く宝石」アカスジキンカメムシの特徴と魅力

アカスジキンカメムシ


「歩く宝石」と呼ばれるほど美しいカメムシ

冒頭で紹介した通り、アカスジキンカメムシは、緑の体に赤いすじ模様の入った、美しいカメムシ。


その美しい姿から、「歩く宝石」とも呼ばれています。


以前、別の記事でも紹介しましたが、カメムシと言えばその「におい」で嫌われることも多い。


しかし、実はこのアカスジキンカメムシ、臭くないカメムシとしても定評があります。


というわけで、僕も実際にこの虫が警戒している時に鼻を近づけてにおいを嗅いでみましたが、「ちょっと青くさい感じ」程度のにおいでした。


くさっ!」となるほどでは全然なかったので、臭くないカメムシという伝説は事実ではないかと思います。


カメムシのにおいの仕組みや、家に発生するカメムシについては以下の記事をどうぞ↓


東日本で最も身近に見られるキンカメムシの仲間

アカスジキンカメムシは、主にミズキの木の汁を吸います。


他にも、ハンノキ、スギ、ヒノキなど比較的身近な植物につきます。


つまり、僕らはこんなに美しいカメムシを身近な場所で見られるということ。


これって、実はとってもラッキーなことなんですね。


なぜなら、アカスジキンカメムシはキンカメムシというグループの仲間ですが、実はキンカメムシはほとんどの種が南に住んでいるんです。


南西諸島でしか見られないものも何種もいますし、四国より南、なんて種も多いんですね。


なので関東でも見られるアカスジキンカメムシは、キンカメムシの中でも比較的変わり種。


キンカメムシを身近な場所で簡単に見られるって、とっても幸運なことなんです。

キンカメムシは甲虫のように見える虫

キンカメムシは、一見カナブンやカブトムシのように、甲虫にも見えますよね。


それは、キンカメムシの仲間は小楯板(しょうじゅんばん)という部分が発達して背中全体を覆っているため。


例えばカナブンでいうと、背中にある▼マークの部分


カナブン

カナブン


ちなみに、よくイメージするカメムシの多くは、以下のような感じ。


チャバネアオカメムシ

チャバネアオカメムシ


一般的なカメムシの多くは小楯板は背中の全部を覆っておらず、覆っていない部分からはねが見えています。


キンカメムシの仲間は、これが全体を覆って甲虫のはね部分に見えるので、甲虫っぽく見えるのですね。

アカスジキンカメムシの"変化する美しさ"

冒頭でお話しした、アカスジキンカメムシの大きな魅力が"変化する美しさ"。


その秘密は変態にあります。


昆虫は

卵 → 幼虫 → 成虫

のように姿を変えながら成長していくのが魅力の1つ。


※ 変態については以下で詳しく解説しています↓


アカスジキンカメムシは、この変態による成長段階ごとに、様々な美しい姿を見せてくれます


今までお伝えしてきた、緑と赤の姿は成虫の姿。


アカスジキンカメムシ 成虫

アカスジキンカメムシ


上の姿もとっても美しい姿ですが、実は幼虫の姿も美しいのです!


ほら!


アカスジキンカメムシ 幼虫

アカスジキンカメムシ 幼虫


こちらもキラキラと光って、宝石のような美しさ


さらに、この幼虫が成長するとまた姿が変わります。


アカスジキンカメムシ 幼虫

アカスジキンカメムシ 幼虫


またガラッと姿が変わり、白黒のシックな色味に


全体的にはシック色味ながらも、体の一部がキラキラと光り、高級感のある感じに。


この写真では分かりづらいですが、触角にも光沢のある美しい青みがあります。


このように、成長段階=観察する時期ごとに、実に様々な美しさを見せてくれるのも、彼らのとっても大きな魅力なのです。


ちなみに、以前ヤマトタマムシの綺麗な虹色の姿を紹介しました。


ヤマトタマムシ

ヤマトタマムシ


彼らのはねは、死んでも輝き続けるため、装飾品としても使われたりします


一方、アカスジキンカメムシの美しい色は、死ぬとその輝きは失われてしまいます


彼らの美しい姿は、生きているからこそ見られるもの。


まさに生命の美しさなのです。

おわりに

今回はアカスジキンカメムシについて紹介しました。


この虫のように、身近な所には意外なほど多くの美しい生き物たちがいます。


そんな彼らの姿を楽しむのはもちろん、時期や成長による変化を観察してみると、さらに大きな魅力を発見できますよ!


ぜひ、彼らを見つけたらよく観察してみてください!


他のカメムシたちは以下の記事で紹介していますので、こちらもどうぞ↓


まだまだ魅力的な虫たちがたくさん!そんな彼らの記事は以下でまとめています↓


合わせて以下の記事もどうぞ↓

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では、また。